2021年11月28日

 束の間の逢瀬にわくわくする?

 
 逢瀬(おうせ)って言葉は、男女に使われることが多いそうですが、長いコロナ禍の中で、この2年間で、昨年私の母の葬儀にお式だけ参加し、とんぼ返りで殆ど話せなかった長女家族の内、長女と2人の孫から、26日金曜日、突然に「今日行っていい?」との連絡が入りました。メールのやりとりはあるものの、本当に久しぶり!

 来たがってはいたのですが、やはり状況を考えると無理な状態でした。今回はなんと感染者が毎日減少しており、京都も0の日があるほど全国的に減っていたので来たがっていた子供たちを受け入れることにしたのです。しかし、我が家に着いたのは3時間で来られる筈が、工事などで渋滞がひどくなんと、翌日午前1時を過ぎていました。

 土曜日は朝から2レッスンの木幡教室ですが、寝たのは午前2時を過ぎていました。しかし無事に着いたのでほっとしました。月曜日からのスケジュールを考えると、もう日曜日には帰らなくてはならないですが、よくぞ会えたなと有難く思っています。

 最近突然、南アフリカなどで検出された新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が世界保健機構(WHO)から最も警戒レベルが高い「懸念される変異株(VOC)に指定されました。欧州でも初めて感染が確認され、地域を超えてすでに広まっている恐れもあるそうで世界中で緊張感が高まっているようです。

 私達は、急に感染者が減ったことも何が原因か分からずでしたが、やっと対策を取るお店も増えているのとあくまでもマスク、体温、消毒の徹底が行き渡ってきたことや、ワクチン接種も増えたことなどで少し安心できるようになった矢先です。そのタイミングで家族と会えたことは大きな安堵と喜びでした。長女の忙しい中、車で往復する決断がなければ、実現できない状態になったかもしれませんでした。

 長男の日本でワクチンを接種するという判断も1か月以上かけての決断でした。タイの状況も大変な時期でしたが、それぞれの行動力によって実現できた再会だったと今さらながら身に染みます。本当に大変な世界の危機的な状況の中、オリンピック開催実現や、日々の生活に困窮している方々も多いと思いますが、早く世界の平和が訪れないかと祈る毎日です。

 今日、「芯体操だより216号原稿」を印刷会社に送りました。12月に入りましたらみなさまのお手元に届きます。楽しみにお待ちくださいね!


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2021年11月21日

唯一無二の二刀流とは?

  
渡米4年目の「二刀流」大谷翔平選手が、今季の米大リーグ最優秀選手(MVP)に満票で選ばれました。投手でチーム勝ち頭の9勝、打者で46本塁打、26盗塁の好成績を残しました。大リーグ機構の公式歴史家、ジョン・ソーン氏は 「1800年代まで遡れば、二刀流は珍しくなかったが、大谷ほどのパワーとスピード、さらに球速161キロを投げる能力を持った選手は唯一無二だ」 と断言しています。

さらに彼の凄さをソーン氏は、「分業、専門化で進化してきた米国野球のトレンドを打ち破ったことが何より偉大だ。この世のものとは思えない」と絶賛しました。現実離れした二刀流は、代償として体への負担が大きくなる。しかし、大谷選手の欠場は今季162試合のうち4試合だけで、エンゼルスのジョー・マドン監督は「彼は燃え尽きることなく、輝き続ける」と来季以降の活躍も確信していると言います。

 「一投一打にかける集中力や野球への愛情がすさまじい」「どんな時も毎日を楽しみ、笑顔でユニホームに袖を通す」等々、周りの人たちは、大谷選手の人柄を絶賛しています。彼は、電話による日米メディアとの記者会見で、「満票で取れたのはすごくうれしい。イチローさんがMVPを取った時も(テレビで)見ていたし、大リーグに憧れるようになった。そういう選手がまた出てきてくれるのを楽しみにしている」と子供たちにエールを送りました。

 冬季オリンピックのスノーボードで2大会連続の銀メダル、スケートボードで東京オリンピック出場を果たした「二刀流」 平野歩夢選手(22)は半年後の北京オリンピックを目指します。大谷選手のように自由に羽ばたく若者たち。
二刀流は「秋」を」知りません。挑戦の「夏」が終わると、勝負の「冬」へ!
「最近思う。人は色んな負荷が、かかればかかるほど身軽になるんじゃないかって」
 平野歩夢選手のそんな生き方も 然り

「不可能という言葉はない」
私の感じていることを そのまま実現している人がいるんだということ
スポーツ体型について 日頃考えることは しなやかなからだであれば「二刀流」は可能であるだろうということ  型にはめないということ

「芯体操」の目指していることはそんなことなんだなって改めて感じる
若くてもそうだったように 年を重ねても そんな生き方をしてみたいと思う
大谷選手だって 歩夢選手だって きっと心が自由なんだよなぁ
そこにいるから 幸せ しあわせだから笑顔になれる


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posted by 津田 美智子 at 01:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年11月13日

言葉が教えてくれること

 
先日、録画していた「逆転人生」という番組。大きく下降する暗めの矢印がUターンして真っ赤な矢印となり上昇する見事なタイトルの表現に、まずは元気をもらえます。
その日の出演者は、秋田で大人気のヒーロー「超人ネイガー」を生み出した海老名保さん。幼い頃からヒーローになることを夢見ていた海老名さんはプロレスの世界へ。しかし、大けがをして夢破れてしまいます。その後縁あって、地元で開催されるヒーローショーを引き受けるも大コケ・・・。人生のどん底で力になってくれたのは、ふるさとを愛する人たちでした。秋田弁を使ったり、名物のきりたんぽを剣にみたてたり、幾多の失敗を繰り返しながらも東北大震災の被災者の方々に笑顔を生み出したり、コロナ禍の救世主にもなっています。

ヒーローとは? という問いかけに
 「逃げるな 負けるな 屈するな あきらめるな」
 「人のため 世のため 世界のために闘う」
 「自分のことだけじゃなく みんなのために」
こんな言葉が 返ってきました。乗り越えてきた方の精一杯の想いが言葉になりました。

「守破離(しゅはり)」 という言葉が、茶道で言われます。「伝統を守り、見直したうえで、いろんなことに挑戦する」と考えられています。古さの中にある良さを再認識しながら、失敗を恐れず取り組むことで後悔しない生き方も問われているのです。

「一期一会(いちごいちえ)」 これも、茶会の心得として 利休の弟子宗二(1544〜1590)の「山上宗二記」に「一期に一度の会」とあるそうです。
この言葉は私の座右の銘としていることは以前にも申しましたが、20歳の頃、全日空の当時の社長から頂いた訓示がこの格言だったのです。それは、多くのお客様に対して、その日に搭乗された方は1回限りだと思って精一杯心を尽しなさいという教えだったのです。

それ以来、健康体操の道から芯体操に発展した今も、この気持ちが変わることはありません。1回限りの大切な瞬間の出会いが、何と何十年も続いている方もいます。それでも、今日という日を精一杯大切に過ごしたいという思いで生きています。

心に残る言葉との出会いが、私の心の玉手箱に増えていきますように!


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posted by 津田 美智子 at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年11月07日

正しい姿勢


 今朝の朝刊に面白い記事が載っていてふと目を止めました。何故かと言えば、日頃から芯体操のレッスンで、芯のある身体について話すときによく持ち出すことをズバリ書かれていたからです。芯があればからだにまとう布が流線となってとてもきれいだということを仏像に例えて話すのですが、奈良や鎌倉の大仏が浮かぶときは自分で言っておきながら思わず首を振ってしまうのです。

 大仏のからだにまとう布は確かに流線になっているのにそのからだは大きく太ったからだです。私の描いている仏像は、例えば薬師寺に祀られている観音像「聖観音像」などであり、とても美しい姿として有名です。しなやかな召し物をまとい、思わず惹きつけられます。だから、「仏像なのに何故あんなからだなんでしょうね?」ってぼやいてしまうことしばしばだったのです。
 
 「引用してみますと、〈かまくらや御ほとけなれど釈迦牟尼(しゃかむに)は 美男におはす夏木立かな〉。 鎌倉大仏の端正な顔立ちを歌にしたのは、与謝野晶子である ただし、顔はハンサムでも姿勢に緩みがあるといわれてきた。なぜかうつむいて、猫背になっている。一説に鎌倉時代に仏像を猫背にするのがはやったといわれるが、くわしいことはわかっていない。正しい姿勢というものは、仏像の世界にはないのだろう 目上の人にあいさつしたり、机に向かったり・・・。あるいは様々な武道や競技に正しい姿勢というものがある。」

 そして、山梨県の遊園地「富士急ハイランド」で起こった事故のことを書かれていました。利用客が相次いで首などを骨折した件ですが、私もそのニュースには非常にショックを受けていました。遊園地での乗り物がどんどんエスカレートすることに、一抹の懸念を抱いていましたが、第三者委員会が「正しい姿勢を取ること」などの注意喚起に改善の余地があったとする中間報告をまとめたと書かれていたことには日頃、ジェットコースターや逆さ吊りになる遊具に恐怖を感じていた私は、大きなショックを受けました。筆者の「正しい姿勢をとらなければ骨折する」と聞こえてしまうのは当然であります。

 からだについて深く探求すればするほど、やってはいけないことがあることを知ります。私は明らかに車の設計ミスによりからだに無理がかかり大変な体験をしました。しかし、その設計ミスから受けたアクシデントは、世の中に知らすこともできないまま、私の心とからだに深く残っています。からだは重力に負けない芯のあるからだを求めています。姿勢を正すことは最も自然なことなのです。物を作る人はからだを知っていなければなりません。ミスは許されることではないのです。

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posted by 津田 美智子 at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記