2022年01月29日

毎日が濃厚・・・接触のお話ではありません!


 生きている空間が…空気が濃厚なのです。なんと説明すれば良いのか分かりませんが、今までは、呼吸法を行いながらの中を動かせてしっかりとしたからだの機能を働かせることを目標にしていました。勿論、そのためにもしっかりと芯体操を伝えねばと考えていました。課題が難しいほど、その思いが大きくなり説明が多くなります。そして、どんどんジレンマに陥っていたと思うのです。 

 今は、自分のことに集中できることは、時間がいっぱいあるということに思えます。気持ちが落ち着き、自分のからだの存在に気付きます。自然にたっぷり息を吸って思うことだけに集中できると自然に息を吐いています。つまりは、吸って、吐いてではなく自然に呼吸しているので、とても楽なからだになっているわけです。時間に追われることもなく、たっぷり時間を過ごすことができています。

 忙しいということはずっと昔から忙しかったけれど、恐らくこの大気中に生きるという感覚は忙しくするのではなく、いかに集中して落ち着いて呼吸できるかということかなと今なら分かります。最近の私は、その空間を失くしていたようです。高校生の頃から、体を動かすことが好きで、好きで嬉しくていつも笑顔いっぱいでした。しかし、40代後半の頃に私は試練を与えられ、不思議な体験をして、からだを知ることになりました。

 例えば、伸びやかなからだが突然バランスを崩して、歩けなくなるということは生まれたての赤ちゃんが成長する過程と同じことをやり直すことが人間には備わっているのかもしれないと気付きました。泣いたり、笑ったり、骨や筋肉の繋がりを学びながら出来ることを増やしていく…正しく私は「輪廻転生」で生まれ変わりながら生きているのかもしれないのです。

 脊柱の「生理的弯曲」と言われるように背骨は真っすぐではなく側面から観察すると頚椎と腰椎は前方に弯曲し、胸椎と仙骨・尾骨は後方に弯曲します。これによって人間は、よくも悪くも間違ったからだ使いをしてしまう要因ともなります。赤ちゃんが生まれてから立つまでの過程が、見事に芯体操で辿っている身体づくりであるかもしれません。

書き始めたら書きたいことがいっぱいです。芯体操だよりでも続きを書きたいと思います。お休みを頂いて今、味わっている世界のこともすっかり途中になりましたが、少しずつまとまってくると思います。楽しいお話になりそうです。待っていてくださいね。

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posted by 津田 美智子 at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記