2022年05月28日

羽生結弦さんが教育界に

 
 羽生結弦と言えば、今や世界的に名を馳せたフィギュアスケート選手。彼の存在は私にとっては特別の存在であった。2002年芯体操創立パーティー、2007年5周年記念パーティーと健康体操から私の目指す道に夢と希望を持ち精一杯歩み続けていた頃、羽生結弦選手は4歳から始めた、スケートで中2の時に全日本ジュニア選手権大会で初優勝。その後、2010年世界ジュニア選手権でも優勝。

 翌年の2011年3月、東日本大震災に見舞われ、彼の自宅は全壊、ホームリンクも営業停止に。その年の11月に私に出来ることはと仙台の遠見塚小学校のみなさんに芯体操で元気になれるようにと訪れていた。そんなとき彼は練習場所を確保するため夏はショーを転々としその数なんと60公演。数々の困難を乗り越えながら19歳の時にソチ五輪で優勝、平昌五輪では連覇を成し遂げた。今や、世界中のファンが彼の姿に熱狂している。

 そんな”羽生フィーバー”が教育界にも波及していることを知った。羽生結弦が今年春に出版された高校の英語の教科書に登場。なんと14ページにわたって大特集されているそうだ。これまで羽生を起用した教科書は数多く存在したが、その大半は道徳や社会の教材で、羽生の地元・仙台を襲った東日本大震災に関連する内容。しかし、今回は英語の教科書に起用され、羽生選手が登場する「レッスン3」には幼少期や過去の大会の写真が何枚も掲載されている。

 具体的な学びの目的は「羽生選手のスケート人生について理解し、その内容を整理して伝えることができる」「整理した内容を活用して、けがをしたときの羽生選手の気持ちを想像して表現することができる」といったもの。羽生選手の足跡をたどりながら英語も学べる内容となっている。

 いったい、どのような狙いで今回の教材が企画されたのか、出版元の第一学習社は「多くのファンに愛されている人気スポーツ選手であり、生徒にとってもなじみのある人物を扱うことで、より興味・関心をもって英語学習に取り組んでもらうことができると考えた」とのこと。羽生を採用した理由は、輝かしい実績だけでなく「度重なる故障との闘いや、東日本大震災被災と復興支援などさまざまな苦難や努力があり、深みのある題材になると期待した」とのことである。
 同社は過去にも英語の教科書で著名人を取り上げているが「これほどファンの方から反響を頂くのは初めてで驚いている。競技の枠を超えて、教育の分野にまで影響を及ぼしている羽生。その存在の大きさを改めて知りとても嬉しく思った。

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2022年05月21日

芯体操と私 長いおつきあい

 
 芯体操創立から何年とは申しません。ある意味、生まれた時からの年月すべてが、今に至っていると感じるからです。第二次世界大戦後の世は親世代には大変な思いをしたかもしれませんが、私は自由な環境の中で育まれたことに感謝の思いを抱いています。もしも、自分の信じる道を歩んでいなければ、こんなにもたくさんの幸せを感じられなかったかもしれないと、今は思います。

 大きなアクシデントに遭遇したことも、何度も死ぬかと思ったけれど、からだにずっと一緒に寄り添ってきたおかげで、私の幸せな気持ちは裏切られなかったのです。それどころか、大変なからだだったからこそ、乗り越える力を頂けたと思います。夢中になりすぎてダメージを受けることもありましたが、そんな時は休息の時間も必要。だから、みなさまのおかげで、コロナ禍でも1週間に6日間のレッスンも頑張れる。

 からだの運動は実にさまざまな方法で治癒系の働きを活発にします。血液の循環を良くし、心臓のポンプ作用を強化し、動脈の弾力性を高めます。と同時に、呼吸器系のはたらきを円滑にし、酸素と二酸化炭素の交換を促進してからだが代謝産物を排出するのを助ける。代謝産物の排除はまた、呼気の勢いと腸の運動によっても助けられるのです。私は毎日、芯体操を行うことで、このからだの成り立ちをはっきりと感じています。

さらに、脳からのエンドルフィン分泌を促進し、抑うつ状態を改善して、気分を爽快にする。代謝とからだ全体のエネルギー効率を高める。ストレスを緩和し、深いリラクセーションと眠りをもたらす。そして免疫機能そのものを高める。等々、例を上げるには枚挙にいとまがありません。忙しすぎると、からだがブレーキをかけますが、レッスンを終えて気持ちが良い時は、何日も元気に過ごせますから、休息さえ取れれば良いと思います。

 調子が良い時は、からだが風船のようにふわっと気持ちよく浮いているようです。今日もレッスンでお腹を使えてからだを動かすことができれば、肩に力を入れなくても荷物が持てますと言いました。重いものが軽くなるわけではないけれど腹筋力で持つと軽いです。フィギュアスケート羽生結弦さんの4回転は、からだに芯が通り、お腹と胸が引きあうように浮きます。18歳ぐらいの頃も4回転凄かったですが、4回転アクセルにチャレンジした今季には(さらに引き合いが大きくなった)、4回転の美しさはさらに素晴らしくからだはどんどん進化しています。
 芯体操で、ぜひ浮く感覚を養って欲しいと思っています。
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posted by 津田 美智子 at 19:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年05月14日

タイムLOSSせずにタイムFULLで過ごすこと


 今日は、お野菜の宅配日スタジオでのレッスンを終えて、めぐさんとお掃除と雑談(楽しくお話)して明日は日曜日。ゆったりしたひと時を過ごし帰宅。
 ちょうど、隔週でお野菜の定期宅配便が届いています。箱に毎回ほぼ12種類のお野菜が詰められているので、ワクワクしながら品名を確かめるだけで、幸せいっぱいになります。

 お野菜の説明書と共に、「芯体操だより」ならぬ、「坂の途中だより」が、添えられています。そこで働いている若者たちの気持ちがいっぱい詰まった小さな小冊子ですが、いつも微笑ましく楽しい内容で楽しみにしています。今日は「フラワーロス、花はこころをかたちにする」という表題が目に飛び込んできました。「テーブルに飾られた花はあたりの空気をあかるいものにするが日がたつにつれ少しずつ萎えて、ぜんぶの花が茶いろくなり棄てた。フラワーロスということばを見つけたときそんなことばを思い出した」とのことでした。結婚式などで短い役目を終えた花、きらめきを失ったわけではないのに廃棄される花、仕方ないという人もいるがそれを哀しむ人もいる。我が家では、鉢や地植えなどの美しい花を切りお部屋に飾ると地植えのままの方がずっと長持ちしています。

 そんなことからブリザーブドフラワーが登場したのでしょうか。仕入れてそれを販売するという仕組みを変えないとフラワーロスはなくならないのですものね。
しかしお花は人の思いをかたちにするもの、お野菜は口に入るものだけど、花は散り、枯れるからいいのかな。どちらも楽しめることには変わりないのかもしれません。そんなことを考えていたら時間のことに至りました。
タイムロス(LOSS)は悪いことでしょうか。タイムフル(FULL)は良いことでしょうか?フードロスでは、毎日廃棄される食品の膨大な損失は見逃せません。支離滅裂ですが今日は、暫し考えさせられるタイムを持つことができました。

主人が 「バーミキュラ炊飯器」というのを購入し目下、色々な使用法に挑んでおります。ご飯は勿論のこと、野菜の蒸し物、煮もの何でもOKで、ミートソースのパスタが出来上がってきました。それでは私は新鮮お野菜のサラダづくり!
今日送られてきた、ラディッシュ・ルッコラ・そら豆・新玉ねぎ・ズッキーニ・ブラウンマッシュルーム6種と、冷蔵庫の人参・きゅうり・ピーマン・トマトトマトの10種の野菜をガラスの大皿に盛り、オリーブオイル・塩・レモン・チーズでザクっと味付けしました。
特にそら豆の大きなさやに切り目を入れて、ゆで、外皮の中の豆の皮をむくとホクホクのお豆さんが出てきてとても美味しかったです!ごちそうさまでした!

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posted by 津田 美智子 at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年05月07日

日々進化していく私

 
 コロナに対しては、人間の行いが悪いのかもって反省させられたりする。でも戦争などを思うとき、ロシアの大統領のことを思うとき「馬鹿じゃないの!何、考えているの!」なんて心の中が叫んでいる。こんな中で、毎日のレッスンは過酷かもしれない。からだを動かすことはとても嬉しいことなのですが、お腹を使うことがみんな苦手、あの手この手で何とか伝えようとするけれど、頑張ろうね。

 今日は膝(ひざ)の意識、これが何なのと言われそうだけれど、「ゾウさんのお鼻」って言ってもみんなの中では色々な「?」が飛び回って、触ってみるとそのお鼻がない人もいる。そっか!からだは多彩だから歪みを取って伸ばしてきて初めて触れる人もいる。

 どこかのレッスンで言ったこともあるけれど、私は日本の動物園でしかゾウさんを見たことがなかった。長男がタイの女性と結婚するって言うから、初めてタイの国へ行って、ゾウさんが色々な演技をするのを見た。「ゾウさんが走っている!」全速力で走っているゾウさん、まるで競技で走っているような姿に度肝を抜く私。小学校の頃、動物園のゾウさんは、ゆっくりゆっくり動いていた。ゾウさんに膝関節があるなんて、考えたこともなかった。膝を深く曲げて走るゾウさん。

 そっか!ゾウさんの膝にもお鼻にも関節があるのだ。人間の膝で気が付いた。それがとっても重要なことを私は別な角度から知っていた。そして骨と骨を繋ぐ場所にお腹があることも・・・そこを押さえてお腹と連動すれば、からだがしなやかに動くことを伝えていきたいと思う。からだ中に連結部分があるのだから!

 からだを分析すると楽しくて、スキージャンプで小林陵侑さんが金メダルを獲得した。長野冬季オリンピックで活躍した葛西紀明さんがコーチだったそうで、言われた言葉に驚いた。踵から頭まで貫く紐1本を通す芯体操の原理そのものだった。

 「膝から下をジャンプ台に置いてこい」 「スローモーションで飛び出せ」この言葉だけで全てが語られている。葛西さん達を団体金メダルに導いたときは舟木和義さんが最後のチャレンジャーでその姿は踵から背骨・頭まで綺麗に引き合って伸びていた。高梨沙羅さんの泣く姿を見たときは、ジャンプ瞬間の世界を突き詰めて、何度も何度も繰り返していた姿が脳裏に浮かんだ。極限の引き合いが揚力を引き出し空中で伸びきること・・・みんな求めているのだ。そんなからだになりたい!

 芯体操の踵から膝への引き合いがお腹に、全身に、繋がることを願っている私。

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posted by 津田 美智子 at 19:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記