2022年09月24日
今年は芯体操創立20周年!
今年もあとわずかですが、創立20周年であることを忘れたわけではありません。久々に5年前の創立15周年記念パーティーを開催したことを思い出しています。2017年、クリスマス前の12月17日(日)の華やかなパーティーの特集号を眺めますと熱く燃えたあの高揚感は今も、わくわくするぐらい、つい此の間のような気さえします。
1975年に始めた健康体操、時代の波に乗って多くの人が、からだを動かすことに喜びを感じ、その頃から同時に表現することの楽しさや魅力を感じ夢中になりました。広い体育館や、大きな舞台で踊ることに感銘を受けて、自ら振り付け、演出などをやりながら歩んできました。その原点は千里のよみうり文化センターの講座に講師として依頼されたことです。体操を指導することから始まり、毎年の発表会に参加するようになり、バレエ、ジャズダンス、フラダンス等のように元々、見せるジャンルの中に混じって健康体操は、始まったばかりの講座でした。
それが、今の『芯体操』への運命的な導きであったのかもしれません。既成の形ではなく「未知への道」を歩み始めていたのでしょうか。先ずは腹筋や、持久力を強化する基礎運動を学ぶことから始められたことは、自分の力をつける意味では最もシンプルで分かりやすい目標でもありました。そこによみうり文化センターは、新聞、テレビなど基本的に世にアピールする存在感がありました。単なる発表会というより舞台づくりのプロの方々の目にさらされるわけですから、同時に行う市民文化祭の舞台(勿論、音響・照明などプロの方々)とは違う特別な世界を味わいました。
芯健康セラピスト育成に乗り出したのも、自らからだの中を見てきた体験から、人間が陥るからだの苦痛やそれを踏まえて緩和、予防、治癒などに至る方法などをお伝えしたかったのです。学びの場を広く推し進めるという信念の下、毎年の勉強会の継続を願っていました。コロナ禍であっという間に3年間が過ぎようとしています。その間、レッスンの自粛を最小限に抑え、各お教室のレッスンを続けることに専念しています。特にからだのつながり、引き合いに力を入れているのはセラピストの方々と共に全生徒のみなさまにお伝え続けたいからです。
そのためにも今年のパーティーは実現できませんが、コロナ禍に負けない気持ちから生まれた呼吸法の作品 『パーフェクト』 をしっかり覚えて20周年の最終12月にはその完成を目指してみなさまそれぞれのお教室でチャレンジしてみてください!
共に歩んで頂いたみなさまと新しい年を気持ちの良い心とからだで迎えたいと思います。一人で踊れますようにパーフェクト目指してがんばってくださいね!
URL http://www.shintaisou.j
2022年09月17日
ふくらむからだ 呼吸法で味わって欲しい!
私は、1996年にからだのアクシデントに遭遇してから、からだのダメージがあまりにひどくて、何度ももうだめかという気持ちを味わってきました。病院での選択肢は全く無しであることだけは分りました。唯、眠れないことだけは耐えられなくて、心療内科との出会いがありました。眠れさえしたら、自分と向き合えることができました。そんな日々の中で、 からだが教えてくれることを受け入れ、色々な動きを運動としてまとめ始めるようになってから不思議なことに、宇宙空間という壮大な世界に生きている自分を感じるようになっていきました。
からだの中に「芯」を感じ、長〜い、健康体操の歴史の歩みの先に『芯体操』と命名しての新たなる道を歩き始めました。この思いは、著書にも書きましたが、やはりそこで終わるような単純なものではないことを痛感しています。レッスンを続けていますと次々に新しい動きが生まれてきます。生徒の皆さんのからだがどんどん変わっていく喜びを感じたり、伝わらないとがっかりしたり、それでも未来に向かう気持ちは変わりません。からだを変えないと健康という目標は叶えられないという信念があります。
人間から病を払拭したいと思います。からだにこんなにもダメージを受けている私なのに、病院のお世話になりたくないという思いは消えません。突き動かされるように1日のレッスンを繋ぎながら生きています。検診を受けないから、病名がつかないのです。病名を付けられたら気になって心が折れますよね。短い人生、少しでもこの楽な心で生きていたい。
だから『芯体操』を続けていたいと思っています。だって、お腹が使えなくて体重のかかった重いからだでは、循環機能が悪くなる。それに対してこうなろうよ!というメッセージは数多あります。それを踏まえて、自分が克服するべきことはいっぱいあります。だからあれこれ言う前に実行していこう!何十年もお付き合いしている方々がいっぱいいます。そんな方は休む暇がない(?)、休まないからなんだかんだ言っても、からだが、元気!
寿命は誰にも分からないけれど、病気を心配して病院に行くよりも、今日の元気を明日も!という気概を持って欲しいのです。今は、呼吸法、がんばってお伝えしています。本当の呼吸法を自分のために知って欲しい!呼吸法で内臓を運動させる、動かないからだの中を動かすことが、どんなに大切なことでしょう!自分でからだをコントロールできるように、『パーフェクト』の動きをがんばってみましょう!パーフェクトなからだ目指して、1日、1日を大切に、今日を精一杯生きてみたいです!
URL http://www.shintaisou.j
2022年09月10日
芯体操だよりのお知らせと木幡スタジオのお話
芯体操だより222号、今週中にお届けします!
8月号はお盆休み?と待ち焦がれてくださる方もいらっしゃれば嬉しいです!毎日読む(我が家は読売新聞)朝刊・夕刊と朝は朝刊中々読めず、夜に夕刊と朝刊を合わせて読むなど大変だけれど毎日の出来事は知っておきたいです。記者さんや、編集者、広告、写真、トピックス、連載小説、その他の記事等々、それを考えると、芯体操の新聞は楽でしょうとお思いでしょうね。
今年は、芯体操創立から20年経ちました。2022年に222号と、2って続くと何となく気持ちが優しくなりますね。「芯体操だより」は毎月芯体操の役員さんで順番に編集を担当しています。今回は、めぐさん(大石恵さん)の担当です。新聞の最終チェックは、必ず、めぐさんと私で行い、グラフィックビズ(印刷会社)に送信依頼しています。毎月、この瞬間はとても緊張する時間でもあります。
色々な思いの詰まった大切な新聞は、何度見直しても心配です。細心の注意を払っていても必ず思いがけない間違いに気付いたことも多々あり、送信してからも見直し中に間違いを発見し、キャンセルお願いをして送り直したこともあります。完成して配達された新聞に間違いを見つけた時はしばらく立ち直れないことも・・・
おかげさまで何とか続けられていることはとても嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです。何か、ご感想やご希望があれば是非、それぞれのお教室担当インストラクターまでお届けくだされば嬉しく思います。芯体操のみなさまだけの新聞です。みなさまの投稿も随時受付いたしますので、よろしくお願いいたします。
今日は土曜日、木幡スタジオ教室でした。コロナ禍の影響を受け2レッスン制を取った多くのお教室も無事に元に戻してきた中で、今だ2クラスに分けて続けております。長い方の一面に鏡を付けてトイレ、キッチン、床などをリフォームした、マイレッスン場です。お家賃、リフォーム費用を考えますと、とても運営どころではないのですが、これが私の贅沢、オアシスになっています。殆ど、週2回のレッスンに数時間使うだけですから、他のテナントの方々からすれば、不思議に思われています。
元々は、自宅の近くで、芯体操のみなさまとご一緒に、ゆっくりとレッスン、マッサージ、楽しくお話したり、お茶したり、くつろぎの空間にしたいという夢や希望を持っていました。私の駐車場は有料で借りていますが、生徒さんには、無料で駐車場に停まれるなど利便性があります。コロナ禍でその夢はお預けですが、落ち着いたら、ぜひ、実現したいです!今は、楽しいレッスンができて有難く、しあわせです。
URL http://www.shintaisou.j
2022年09月04日
芯体操独特のレッスンとは?
健康体操に取り組んでから47年間経ちました。その頃はバレエ、ヨガ、太極拳など体を動かすための色々なジャンルに触れる始まりでもありました。世界中から、入ってきた運動の様式が、日本にもたくさん伝わってきた画期的な時代であったのだと思います。先人達の努力の賜物ですね。
その時期に「健康体操」というものに出会って良かったとつくづく思います。バレエなどそれぞれの世界は長い歴史により型が出来上がっていたのですが、私の出会った健康体操は、からだづくりの方法は多岐にわたり所謂、基本的な鍛え方なので、後に何かを始めようと思えばどの道にも通用する基礎を作っていたのだと言えます。そのことで自分独自の動きを模索しながら、20年以上かけて『芯体操』を考案できたのだと思います。
からだのアクシデントを抱えて、乗り越える過程でからだの中から成り立ちを見てきました。動くということはどういうことかを学んできました。所謂、ポーズではなく関節で繋がっている骨、筋肉をどう使うのかということです。コロナ禍になり、基本的に手でさすることで、多くの感覚を知る機会が失われました。それでもなお、背骨と手足を繋げるという壮大な目標をもって日夜、努力しています。
目に見えて、みなさんのからだが、変わってきました。しかし、何がそうさせたかということを自分の意識で分かるようになりましょう!人が気持ちよく感じる触覚の特徴は、「やわらかさ」と「滑らかさ」にあります。赤ん坊の肌はまさにこの2つの特徴を備えています。赤ん坊がこの世に誕生した時は、お母さんのお腹の中でふわっと守られていたからだが、「おぎゃあー」っと初めて呼吸した瞬間でもあります。
その時のからだの中の感触が、芯体操の原点かも知れません。羊水に守られていたからだが、重力を受けて骨、筋肉を伸ばし成長する間にどっと重たいからだになり心もからだも緊張させて生きてしまいます。幼少期に撫でられて安心して温かい気持ちになるという経験を繰り返すことで、背中側と腹側の神経回路が形成されていきます。これらの間に繋がりができる結果、身体的な温かさを感じ、人に対しても温かい気持ちになるのです。
人間には触覚を含む五感が備わっています。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚(皮膚)です。過酷な環境の中で生き延びるためには絶対に必要な感覚です。しなやかなからだを目指し、五感を使うことでバランスの良いからだづくりを目指しましょうね!
URL http://www.shintaisou.j