2022年10月29日
なぜ呼吸法が必要か?
芯体操では、呼吸法をとても大切にしています。「パーフェクト」を考案したのは、コロナ禍の真っ最中ですが、世の中が混乱している中、こんな時こそレッスンを続けたいという思いは大きかったのです。自粛中こそ、自律神経を整えることが必要だと考え、毎日午前中は、自分レッスンを続けていました。色々考えるのではなくその頃に出会ったエド・シーランの曲「パーフェクト」を流しながらひたすら呼吸法に集中していました。安坐ポーズはとてもからだに良いので、曲を聴きながら心が落ち着くと自然に手を動かしたくなり、呼吸を意識するとどんどんイメージが湧き上がり何度も何度も繰り返している間にきっちりとはまりました。《目指せ!安座ポーズ》
初めてインストラクター勉強会で披露してみたらとても気に入られ、早速各お教室でお伝えしてもらっています。自律神経とは、呼吸や心臓を動かすなど生命活動を司
(つかさど)る神経のことです。人間がこの世に宿った瞬間から自然に備わっていた大切な力です。自律神経が乱れ免疫力が低下すると、疲労物質を処理することができなくなり、肩こり、腰痛をはじめ、冷え、アレルギーといったさまざまな症状が出てきます。それがさらに進行すると、生活習慣病と呼ばれる慢性病や、がんなどの大病につながるのです《目指せ!自律神経のバランスを良くする》。
芯体操を通じていつも思うことがあります。それは疲れが病気へと進行する前に早めに手を打つことができれば、いつまでも健康で楽しく幸福な人生を送ることができるだろうということです。こけた人や足、腰の痛みを訴える方がいらっしゃいますが、お聞きすると転んだけれど大事に至らなかったり、骨折した方もこけ方が良かったのか、あまりにもからだが良く動くので、お医者さんが驚かれるというお話もお聞きします。恐らく芯体操のみなさんは、治りが早いだろうと思います。《目指せ!こけるな》
今までも、こけないためにコロナ禍が少しずつ落ち着いてきたのかなという中で、ストレッチは勿論のこと手足の関節を緩め、深層の筋肉を伸ばし、骨の向きの改善を願ってきました。今後は、さらにしっかりバランスを取って歩けるように、立位に至るまでの運動に力を入れていきたいと思っています。
また、睡眠の質を上げるためにも、寝るときの姿勢は仰向けがベストです。芯体操では、骨盤や肩甲骨を動かし、猫背などの姿勢の改善に力を入れ、「芯」を感じる運動が中心となっています。枕も高すぎず、呼吸も楽に鼻呼吸でリラックスできると深く眠ることができます。理想は「大の字で寝る」と言われますが、芯体操の最終の理想は踵がつく、つまりからだに芯が貫いているようなイメージが持てたら良いなと思います。勿論力を入れないので無意識での話ですが・・・《目指せ!仰向け寝》
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2022年10月22日
《 時を豊かに重ねて 》
素敵な言葉に出会いました。1日、1日がなんと早く過ぎていくのでしょう。あまりにも早く感じるのは、良いのか悪いのか・・・やることがあるのはとても幸せなことだと思います。しかし、年を取るのが早いのは困りますね。レッスンを続けているからこそ、からだは動いてくれますが、やはりそのリズムが崩れると老化するのはあっという間かなとも感じるようになりました。だからこそ、お伝えしたいことがいっぱいで、焦ってしまいます。
特にコロナ禍による自粛傾向が続いた影響は大きかったと思います。八波の懸念もありますが、やっと少しずつ気持ちが落ち着いてきたようですね。これでレッスンにかけられるかと思うのですが、お孫さんを初め、ご家族のお世話などで休まざる負えない状況などが増えているようです。それでもなお、芯体操だけは続けると頑張ってくださるのが嬉しいです。
レッスンでは、どのお教室でも年末に向けてたくさんの運動を提供できるように、インストラクター勉強会を開いて頑張っています。特に、エド・シーランの『パーフェクト』の作品は、かなりの方々に浸透してきました。呼吸法をしっかり使い固い関節をゆるめ芯を通して歪みを改善するためには、最もお勧めの運動です。CDを買っている方も増えています。音楽の効用も大きいので是非、チャレンジしてください。
分からないことがあれば、何でもインストラクターにご相談くださいね。『パーフェクト』の曲を流してゆったりとした時間をもつ。豊かな時間を過ごすことが必要です。最近、親子で整理アドバイザーの資格を持ってテレビに出演されていますが、整理整頓が心にも影響を与えるとのことで、自宅を紹介されていました。なるほど、物が少ないので、すっきりしています。しかし整理にプラスチックの棚や箱などで分類されていますが、私はそんな無機質な空間には、したくないなという気持ちが大きかったです。
人の好みは違ってよいのですが、『芯体操』をされているみなさまには、あまりお勧めしたくないなと思いました。例えば食器でも最低限で良いというより、心が喜ぶ素敵なお皿や、お抹茶、紅茶、珈琲、日本茶などそれぞれのお茶碗で楽しんで欲しいなと思うのです。人の丁寧に作られた作品からは、色々な思いが伝わります。そんなこんなで何十年という年月に集まった食器は凄い数ですが、その殆どをその日の気分で色々使って楽しんでいます。
《時を豊かに重ねて》 大好きなものに囲まれて過ごしてきた日々はかけがえのない宝物かなと思える今日この頃です。
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2022年10月15日
芯体操20周年もあと2カ月半
長い健康体操歴の中で芯体操を創立してから早や20年、熾烈なからだとのお付き合いから生まれた数々の運動は、今も私を生かし続けてくれています。20代から踊り続けてきた健康体操での歴史は歩けなくなった体験をしたことから少しずつ方向を微調節しつつ変わってきたようです。
原因が分かっていたことから、病院や医師の範疇(はんちゅう)ではないと知った時に自らからだと向き合わなければならないという覚悟がありました。所謂(いわゆる)肉体でないからだでも、踊りました。からだが、風船のように軽くてからだのダメージを忘れさせてくれました。その頃から、多くのアーテイストの歌や音楽がからだの中に沁み透り自由に動ける世界を知りました。
その頃から自分のためにあった動きが舞台のために生まれ変わり始めました。リズムも表現も自分自身が感じたまま、作品として伝えられるようになったのです。人間には色々な世界を自由に表現する力が備わっていると思います。ですが、やはり苦境に陥って強い気持ちで何かを求める動機が必要ではないかと思います。
からだを動かせば、苦しむ。延々とその動きに合わせてからだの成りたいように動かす。そんな時間を過ごしながら、長い時間を使って、生きてきました。それが、この20周年という年月でした。この3年間は、コロナや戦争で舞台から遠ざかりましたが、《からだの使いかた》には徹底的に取り組みました。人間は年を取るとからだの縮み、捻じれでからだの衰えが進みます。目、耳、鼻、喉、歯等々不具合が生じます。しかし、からだの使い方次第でその症状を緩和することができるのです。
筋トレメニューなどでからだづくりをすることが、却って老化を進めることもあります。
私のお勧めは全身の各関節をゆるめ、骨を引き合うことによりそれに伴う筋肉をしなやかに伸ばすことを推奨いたします。外の筋肉をかちかちにすることなく、内の筋肉を柔らかく伸ばすことでしなやかで、気持のよいからだを取り戻すのです。
2017年に15周年記念パーティーを開いてからは、本当に踊ることから離れていました。丁度、コロナ禍に突入し、踊ると言えば自粛中に《パーフェクト》ができましたが、
今までに生み出した作品の一部をレッスンで楽しもうと思いつきました!あと2カ月半でどのぐらい楽しめるかと思うだけでわくわくします。有意義な20年でした!共に歩んできた方も、入会したばかりの方も、楽しい動きが満載です。
12月には、いっぱいの動きにチャレンジして、みなさん一緒に20周年を祝ってくださいね!どんな作品が出てくるでしょう!乞うご期待!
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2022年10月08日
芯体操って面白いですよね!
月曜日から土曜日まで、毎日のレッスンが楽しい日々です。毎日と言っても月、金は千里で、生徒さんも変わります。その他は、亀岡、くずは、八幡、木幡と場所も生徒さんも変わりますので、いつも新鮮な気持ちになります。レッスン内容は自分でも色々な感じ方をしながらなので、同じことをしている感覚はありません。一人ひとりの受け止め方も微妙に違うので、意外性もあって面白いです。
ゴムの腹筋運動は数あれど、繋ぐ、伸びるという感覚を実際に体感することは難しいけれど、とても気持ち良くてこの運動を始めてから肩関節、肘関節、手首関節などがゆるみ、所謂、腕がすーっと伸びる方が増えてきたのです。こういう場合に色々な方とレッスンを共にしますと、この方にはこういったやり方の方が合うかなとかサポートのやり方を変えることで、より分かりやすくなることが多いのです。
武道や、太極拳、バレエ等々、数多の運動として続いてきた形や型などのように長い歴史の中で決められたことを守っていくことも大事かもしれませんが、時代が変われば考え方も違う長い年月の間に培ってきたからだづくりの原点も変えていかねばならないこともあるでしょう。私は無音、真空の世界と、音楽それも様々なアーテイストの無限に広がる世界をも体感してきました。私自身が体験したからだの中の不思議な世界に導かれた感覚は、未知の体験でもありました。
それによって、芯体操と命名したこの運動は、形でもなく型でもなく自由に動くことができるようになり、自然の動きを身につけることができる唯一無二の運動だと自負しています。みなさまの前で動く時、からだの中に湧いてくる無限の高揚感、からだから生まれるエネルギーの片鱗を、お伝えしたいと思っています。
コロナ禍に突入、新型コロナウイルスなどと闘い続け、これだけ多くの人に接しながらコロナに負けないと信じながらの3年間、からだの中の筋肉に働きかける日々は本当に免疫力が高まるのを実感してきた日々でもありました。生徒のみなさまのからだにも働き掛けながら新しい出会いも多々ありました。何をやっているのか分からないけれど、からだが熱くなる、レッスンが終わってみるとなんだかとても気持ちがいいなど、少しずつ伝わっていくのが嬉しいです。
また、レッスン回数を増やされる方も多くなり、真(芯)から動こうとされる気持ちが伝わってきます。コロナや戦争に心乱れることもありますが、少しでも芯の心地良さを知って頂き、芯体操って面白いなぁって思ってほしいと願っています。
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2022年10月01日
からだが変わり、心が変わる奇跡の芯体操
私の既に刊行済みの著書の題名は、2冊とも『奇跡の芯体操』 です。何気なく綴ったからだの異変への想いが本になりました。どうしょうもないからだと向き合ったことは、今思い起こしても不思議な体験であり空間でした。動きまくる外れた筋に引き裂かれる筋肉、極度の試練に耐えながら多くの学びがありました。今だからこそ学びと言えますが、多くの体験は時(とき)、過去から現在へと連続して流れゆく未来に繋がっていきます。その全てが今の私の生(せい)の証です。
『芯体操』という、えも言われぬ動きは、留まることを知らず次々に繋がり奇跡を起こします。人間が知らず知らずに冒(おか)している間違いを「そうじゃないんだよ」 「からだの使いかたはこうしなきゃあ」 「自分で治せる方法があるんだよ」って教えてくれます。・
日々、からだと向き合っている中で、何かあると直ぐに病院へ行ってしまうと、主体性のない自分になってしまいます。ある程度のことは 「なあんだそうだったのか、こうすればよいだけなんだ」って色々な症状に対する抵抗力が身に付きます。でも、レッスンを怠っているとなかなか身に付かないですね。日々の鍛錬がからだをつくります。
からだの中を感じて、からだの隅々まで循環機能が働くことが重要です。硬い筋肉は循環機能を低下させます。何度も繰り返しますが、所謂(いわゆる)全身を緩めるための呼吸法を毎日行いましょう!レッスンを増やしている方も増えてきました。家でやるよりもレッスン場であの空気感を感じて行う1時間は、とても効果的です。
正しいことを受け止める、「関節をゆるめる」、「骨を引き離す」、「筋肉を繋いで伸ばす」、出ました!芯体操のスローガンです。先日、インストラクターの方から、「先生!芯体操なんだから、「芯を通す」、「芯を感じる」がスローガンではないのですか?」という質問がありました。確かにそうですね。だからこそ 『芯体操』 と命名しました。 『芯』 が全てです。でもからだに芯を通すことは、たくさんの人、学ぶ途上の方々にとってはあまりに遠い世界です。
芯を目指すためにはあまりにかけ離れた言葉よりも、実際に行っている運動の意味をしっかり把握しながら実践することが必要です。緩めることも、引き離すことも、繋ぐことを実際の運動でクリアできることが、どんなに難しいことかが分かれば、「芯」という一文字を掲げても意味ないことかもしれません。私のたどり着いた、いえ!その道の途上だとしても、それをお伝えすることが大きな使命であるならば、毎日のレッスンはかけがえのないみなさまとの歩む道であると信じています。
URL http://www.shintaisou.j