2023年02月25日
自分の今について考える
連日、ロシア軍によるウクライナ侵略のニュースに気を取られ、新聞の朝刊、夕刊、テレビのニュースなどを見てはため息ばかりの毎日。私には芯体操のレッスンがほぼ毎日あるので、本当にありがたく思う。昨日でもう1年が経ったけれど、戦争は終わらない。そんな状況の中では、ウクライナ国民の悲惨な生活を思うと居ても立っても居られない気持ちになる。
今年もまた、ウクライナのために芯体操で何かできないかなと思いつつ、木幡レッスンに出かけようと外に出ると「オー」という声と共に托鉢僧が回っておられる。あわてて手を挙げてお布施をお渡しする。この辺りは、東福寺から来られているようで、伏見稲荷に住んでいた小学生の頃にも東福寺の修行僧が鉢をもって各戸を回っていた。その時の母の姿を見ているので、今でも出会ったら鉢ではないが、布の袋で受けてくださる。お互いにお辞儀をして束の間、清々しい気持ちになることができた。
前回ブログに書いた占いのお話、決めたことは「雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ」精神で進め、動じません。あえて損を引き受ける側に回るようなことも。正義感で活動する姿や生き方がピカッと光り、人を引き付ける。なんて、少しは元気の出る回答も。仕事運は、現状維持で、さらには、現在の取り組みを地域へ広げる。草の根運動のように地道に根付かせて。どちらかというと若い人向きの占いかもしれないけれど、生月日で調べるから、そして、確かに歩んできた道であったことは間違いないなと思いながら少し元気になれたかもしれない。
我が家では、2021年11月から、パン&チーズ&ワイン頒布会に申し込みしている。毎月、フランスの厳選ワイン2本と、パリの人気ベーカリー「ル・フルニル・ドゥ・ピエール」から2種類ぐらいのとても美味しいパンと、ゆっくり熟成されたチーズが送られてくる。冷凍パンは、常温にしてから予熱したオーブンで決められた時間焼くと人気のシェフの作りたてが味わえる。
丁度、コロナ自粛期間中に、戦争が始まった。最初の頃は、ウクライナの色々な街の様子が映っていて、美しい自然の中で、家族の温かな団欒を楽しんでいたことが伝わってきたのだけれど、我が家に送られてくる食事がその雰囲気とダブってくるので、ふと悲しくなってしまう。日本食とも違って、何かとても暖かいのだ。それだけに、悲惨な現状に申し訳ない、悔しいというやりきれない思いも大きい。
支離滅裂だが今、自分に出来る芯体操を精一杯お伝えすることが結局は、人の為に生きることになるのだろうか。
URL http://www.shintaisou@ares.jp/
2023年02月19日
>雨の日曜日もまた楽しきかな
新聞、雑誌、読みたい本などに囲まれて気ままに手に取り、色々目を通してみる。新聞のニュース欄などには世界に起こっている時事問題について論説しているので、つい読んでしまっては、胸が痛くなることが多い。今のままで行けばウクライナ侵攻だけに終わらず、世界戦争になってもおかしくないと思える。これからの何年か先についてさえ、幸せの保証すら確約できず自分の子供たちの時代を思うと、彼らはどう生きることができるのだろうという恐れさえ感じてしまう。
私たちにできることは何だろうかと考えてしまうと無力感にも襲われる。天地の自然現象に対する恐れもトルコ地震、死者4、6万人という数字が出ていると、単なる心の持ち方では解決できないこともあるのだと思い知らされる。
それでも、雑誌に目を通してみると、様々な分野で活躍している人もたくさんいる。浪曲は、節と啖呵で物語を聞かせる浪曲師と、それを支える曲師(三味線奏者)との2人3脚で成り立つ芸である。その現役最年長の曲師である玉川祐子さんは、昨年に100歳を迎えられたという。今も、孫ほど歳の違う浪曲師、港家小そめさんの相三味線を務めているという。シャキッと立たれている笑顔が若々しい!
戦後の日本は戦争の悲惨さを知っているからこそ、少しでも一生懸命の生き方をしてきたと思える。今の戦争でまた多くの人間が亡くなっている。繰り返してはいけないとつくづく実感する。しかし、随分と前に観た映画『猿の惑星』だったかで、すでにこの現実を想定したストーリーを思い出した。定かではないが、壊された都市の残骸の中に残された「自由の女神」の映像で終わっていたのが、印象的だった。
あれやこれやと思考が、忙しく働く時間を重ねながら、ふと雑誌の占いに興味が湧いた。私は占いは信じないし、殆ど興味がないのだが、「人間の本質を鋭く見抜くのはもちろん、具体的な行動の指針を示してくれるので、家族、社会と関わりながら自分らしい生き方を模索する大人の女性にぴったり。」という文に惹かれた。
生年月日を基本にしたもので、「2023年のキーワードは風。流動的、スマート。気長に構え、柔軟なこころで優美にしなやかに」という言葉にも惹かれ、「終り良ければすべて良しを目指して進む年に!」にも共感した。対人運は相手の話をゆっくり丁寧に聞いて、良きアドバイスができる。健康運は、心身が密接に繋がっている年で、心の波が直ぐ体調に出やすい、年間を通して水分を上手に摂って。など、自分の気持ちに沿った言葉が心に響いてきた。
忙しい日々を送りがちだが、心が落ち着く時間を持つことができたように思う。
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2023年02月12日
久しぶりの電車に乗る
少なくともコロナ禍の始まりから数えても電車に乗るのは、4年目になります!その前はというと殆ど毎日のレッスンは、車ですのでやはり記憶にないですね!昨日は電車で、大阪難波にある松竹座にOSK日本歌劇団の 「春のおどり」 1部 ミュージカル・アクト『レ・フェスティバル』 と2部 『未来への扉〜Go to the future〜』 を観に行きました。これまた、久しぶりの舞台でした。みんな待ちかねていたのか多くの人で、2階席でしたが、結構良い感じに観られたのでホッとしました。
OSKといえば昨年に100周年を迎えたのですが、存続するのが大変で、何とか応援してあげたいという気持ちでいましたし、トップの方やメンバーの方に魅力があった時はとても楽しく観るのが楽しみでしたが、今回はちょっと残念ですが期待外れだったかな?でも、夢も希望も持ち続けて欲しいなと改めて応援したいと思いました。私も少しは舞台に関わってきた経験がありますが、毎年生徒さんが楽しみにしてくださるのがとても励みになり頑張れたかなと思います。OSKは宝塚歌劇とはまた違う個性もあります。コロナ禍により、世界中で色々な影響を受けているお仕事も多いですが、なんとか持ち直して欲しいと改めて考えさせられました。
ところで、道頓堀も久しぶりでしたが、すごい人並みでした!有名なグリコの広告などを背景に写真を撮る人や、ものすごい行列しているので何かなと見るとその先には、たこ焼きや、10円パンとかカップルで食べている人も多く、驚きの光景でした。心斎橋筋に向かって歩き出すと『星乃珈琲』のお店が・・・このお店は2011年に埼玉県に1号店がオープンし、2店舗目は新宿東口に「スフレパンケーキ」と共に誕生。あっという間に全国的に流行し京都の伏見店も出来て、何回も行きました。
そのお店が心斎橋筋あたりに2軒もあるのを知らず嬉しくて入ってみると中の雰囲気が違ったのでよく行っていたもう1軒のお店ではなかったけれど、久しぶりのパンケーキもグラタンもとても美味しかったです。本当に色々なところに良く出歩いていたのだとつくづく感じました。心斎橋には千里中央のよみうり文化センター時代に歯の治療に通っていました。京都から名神高速で千里まで行き、レッスンを終え、御堂筋線で難波までというコースです。家からだとその医院までは無理ですが、
名神で千里中央、そこから20分ほどで、往復はとても楽しかったのです。そのルートでは舞台衣装の布を買ったり、心斎橋店チャコットさんもあり、凄いスケジュールでしたが、広い行動範囲を精力的に動きまくっていたなと思い出が蘇りました。
だから、当時は電車にもよく乗っていたので、久しぶりという感慨にふけることができたのでしょう。様々な人を物珍し気に見ている自分との出会いがあった1日でした。
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2023年02月05日
からだについての不思議な世界
どんなにできる人も、初めから一流ではなく、誰もがはいはい、よちよち歩きから始める。という文章が目に入った。そうだよねーっと当たり前のことが心に響く。芯体操として歩んでくる道のりは決して平坦ではなかったけれど、自分のからだを動かしながら発見したことを伝えるという、ごく当たり前なことが決して当たり前ではないことを思い知りながら一途にやり続けてきた。
気が付いてみると芯体操以前の年月を合わせてみると48年の日々留まることは殆どなく健康体操としての道が繋がっている。人のからだは、病気やケガ、障碍などで思い通りにならないことが多いが、この思い通りにならないことが、思ってもみない体験や出会いをもたらすことがあることを知る。小さなきっかけから改めて自分の運命に向き合ってみる。
障碍というアクシデントに出会った私だが、とにかく迷いがなかった。からだというのは本当に不思議な可能性を宿している。障碍者かという状態になっても病院のお世話にならずに見かけ普通の人のように過ごしている。人間にはしっぽが無いけれど尾骨がしっぽであり、そのしっぽが椎骨であることを体感し、椎骨7,8個ぐらい欲しいと思い続けた。背骨が縮む体験をしたことで人が感じない感覚を知った。そこから坐骨乗り運動が始まった!
できなかったことができるようにすることで、芯体操は生まれたのだ。夢中になることは決して楽なことではないけれど、生きるという生命力が生まれからだは変わる。何度も死ぬ思いをしながら同時に希望が生まれる。辛くて悲しいはずなのに、楽しいと思える。リズムは、からだの生命だ。多くのアーティストの音楽を友としながら歩み、多くのからだの動きが生まれるのを感じ続けてきた。
たくさんの作品の数々は、私に動きや技を生み出す糧となった。組み立てて作るのではなく生み出すことのできるからだとなった。だから・・・これからも作品を作るのではなく、自然に創られた動きでありたい。その生命力を信じて芯体操がさらに人の心とからだを揺るがす存在でありたいと思う。
初めて芯体操を知って、始められた方にも分からないことがあったとしても新たな世界を知るチャンスだと思って、楽しく取り組んで欲しい。頭でくよくよ考えるよりも、取り合えずからだを動かしてみること、発見することで身体の不思議と出会ってほしい。年齢に関係なく、動かしてみることが人生を生きることに繋がると信じて共に歩んでほしいとしみじみ思う今日この頃である。
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