2023年06月25日
もうすぐ家族みんな久しぶりの再会
タイから長男家族3人がこの28日に来日します。コロナ禍の折にワクチン接種に来たぐらいで、殆ど会っていないので、お互いにきっと驚くだろうなと思っています(年月の経過に?)長男は7月中頃までみんなで来ますが1人だけずっと仕事のために忙しく我が家には1泊するだけだそうです。7月に入ると、長女家族が1泊だけ合流して総勢9名でホテルに泊まります。昨年も長男が企画してくれ、みんなで楽しみました。旅行会社のお仕事なので色々なサプライズで楽しませてくれます。
長女家族は、愛知県なので近いのですが、小学生2人で学校がありますし、長女もお仕事で、なかなか京都に来られませんが、最近、土曜日に車で1泊して帰るなど少しは会いに来てくれました。すごいのが全員のお誕生日が7,8月に集中していますので、殆どメールの挨拶になりますがそれでもなおプレゼントを送ってくれることもあり大変なので、全員集合のチャンスにはみんなで祝うことにしています。
みんなが、我が家で生活していた時期が結構ありましたが、それこそ、くずはモールや高島屋でお洋服ばかり買っていました。今はサイズや好みも分からないのと、コロナ禍でお気に入りのお店も無くなっていたり、世の中の動向もめまぐるしいですね。そんな中で、毎日のレッスンは唯一、変わらない世界です。みなさんのおかげで笑顔を頂いて、からだのことが分かれば分かるほど、何とかしたいという思いに駆られます。最近、からだがどんどん変わられて、姿勢が改善されているのを感じています。
しかし、不思議なことに首、頭が繋がるのは芯を通してお腹力で背骨が伸び上がることが必要です。そんな時だからこそ、今までの首、頭が足のつま先に掛かっていたからだの改善が無いと足、膝、股関節、腰、肩などが重すぎて痛みが生じたりします。それがあるから、レッスン内容はどんどん進化していきます。基本は何も変わらないのだけれど、実際に効くような運動が私のからだの中に生まれます。この感じ方しかないのに殆ど人間の感覚はみんな同じことしかできないことが多いのです。指の感覚の大切さや、万物全てが引き合っていることを知らないで生きています。
自分のからだが生きるために求め続けた道理しか私にはありません。だからこそお伝えし続けたいと思っています。からだって、変わりますね。変わるからこそ、順応していきたい、行くべきだと思います。『順応』という言葉を調べてみました。『生物に同一刺激が持続的に与えられる時、これに応じて、生理作用、特に感覚作用が適切に変化する現象。』 正になるべくしてなるという素直な気持ちに他ならないように思います。対峙することの大切さをコツコツ努力されている方の凄さも頂けることに感謝の他ありません。私もみなさまと共に歩ませて頂きたいと思っています。
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2023年06月18日
私と紅茶との出会い
紅茶と言えば、私が何歳の頃かははっきりしませんが、朝食がパンの時には紅茶を飲んでいた記憶があります。しかし、茶の起源は中国が発祥の地であり紅茶や緑茶として飲まれ、伝わっていった経路は世界中に及んでいます。日本人が中国の茶を知ったのは、遣隋使の頃からと思われますが、最初の記録としては729年、聖武天皇(701〜756)が行茶の儀を行い、茶を賜ったとあります。その後は、805年に日本天台宗の開祖最澄(767〜822)が茶の種子を持ち帰り、806年には空海(774〜835)が種子と茶の製法を伝えました。鎌倉時代に入ると、臨済宗の栄西禅師(1141〜1215)が宋から茶の種子を持ち帰り、京都に植えて栽培に成功しました。栄西はその茶を将軍実朝に送り、茶の飲用を進め、その内容を「喫茶養生記」に表しました。
このように、茶は中国の神話から始まり、皇帝、文人、僧、権力者へと広がっていったのです。そのためか、茶は高貴なものとして扱われ、ありがたく聖なる飲み物として世に伝わっていったのです。この茶をヨーロッパ人が知ったのは16世紀の半ば、ポルトガル人によってでした。日本に布教活動に訪れたポルトガルの宣教師が、武士や商人の生活、風習を伝える中に、日本の面白い茶の文化も含めて持ち帰っていったのです。それは、今日イギリスにも伝わる紅茶習慣や作法の様々な点で、日本の抹茶や煎茶の飲み方が模倣され、残っています。
例えば17世紀の中頃では、貴族の間ではカップに注いだ紅茶をわざとソーサーに移し、ずずっと音を立てて飲んだり、また把手のない東洋風のコップを親指と人差し指でつまむように持ったり、紅茶が泡立つように高い位置から注いだりしたのです。このようにお茶そのものの歴史を辿ると非常に面白く興味深いと私は思っているのですが、みなさまは如何でしょうか。
その伝播の経路は、特に興味があります。馬や牛、ラクダの背に乗せられて村から村、そして国へと伝わったものと、ポルトガル人やオランダ人など海から乗り込んできたヨーロッパ人が海路を使って伝えていったものとがあります。所謂、日本茶と紅茶は別の物という感覚がありますが、これは伝わる経路や習慣などにもより、大きく分けてCHA(チャ)とTE(テ)の二つの流れに分かれていったのです。
その後の流れを知るとますます興味が湧きますが、日本茶も紅茶も同じ茶の木でありながら、所作も味わいも世界まで変わってしまうことに驚きと喜びを感じている私です。みなさんは敢えて選ぶならどちら派でしょうか?紅茶には和菓子も合いますのでどちらも楽しんでみてくださいね!
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2023年06月11日
思えば叶う
岐阜市の小学6年生の女の子が、「有名なドラマーになれますように」と書いた手紙を風船で跳ばしたことから、その返信が神奈川県小田原市に住む50代の男性から届いたそうです。「夢は小さな風船と同じだと思います。雨風にさらされ、漂いながらも飛び続けていれば、かならず最後は誰かを幸せにできる。遠い場所より夢を応援しています。」男性は元ドラム奏者で、ドラムスティックが同封されていました。すごいご縁だなと胸が熱くなりました。「風船が南アルプスの空をふわふわ流れ、富士山にも遮られなかったのは風の力か、夢の力か。」この文章にまた感動!
文章をよく書いている私ですが、思うことはいっぱいあれど、自分の思いをストレートに伝えるのは本当に難しいと思います。でも感じることがいっぱいあればいつか、人の心に伝わる思いが溢れて表現できるのかもと願っています。そんな思いでいるときに『テニス全仏オープン車いす17歳小田V』という文字が飛び込んできました!パリのローランギャロスで車いす部門の男子シングルス決勝が行われ、健常者も含めた男子シングルスで小田選手が四大大会史上最年少で初優勝を果たしました。
彼は9歳の時に骨肉腫を発症して車いす生活となりました。パラリンピックで4個の金メダルを獲得し、今年引退した国枝慎吾さん(39)に憧れて車いすテニスを始め、昨年、パラでは珍しい「プロアスリート」になると宣言。「病気をマイナスに感じてしまう人はいるし、自分でもそう思うこともあるけど、特に骨肉腫にかかった少年少女には『悪いことじゃないよ』と自分のプレーで伝えたい」と語っています。
風船の彼女も、車いすテニスの彼も偶々(たまたま)ではなく、強く思えば叶うことがあるということを教えてくれます。私がこの気持ちに敏感なのは、やはり自分の身に起こったことの影響が大きいのだと思います。全てを失ったと思った時、決してあきらめない強い思いがあったからこそ、続けることができたと確信できます。どんな結果であろうとも全てを受け入れて出来ることを一心不乱にやり続けてきたからだと思います。まだまだ未熟ではありますが、結果を残せるようにしっかり学んでいくことはいっぱいあります。
辛いからだであろうとも、原因が分かるからこそ、努力は必要です。自分のからだは自分にしか分かりません。私にできることは、全てお伝えしたいと思っています。しかし自分の人生をどういう気持ちで乗り越えるかは自分にしかできないことなのです。何十年と共に歩んできた方の心からの笑顔は、私の宝物です。辛くても受け入れてどういう生き方をするのかは、人間の宿命でもあります。「芯体操」でお伝えしていることを真摯に受け止めて、ポジティブ思考で生きてみてくださいね。
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2023年06月04日
第29回 山柴公民館サークルフェスティバル終えて
今日、爽やかなお天気に恵まれて無事終了しました。午前の部ラストの出演でした。出演のみなさんにプレゼントのお寿司や飲み物など9時15分に自宅を出発して準備段階では、久しぶりのミニ発表会にわくわくドキドキ!昨日はぎりぎりの状態で最後のレッスン受ける方のために、時間を取りましたが、全員の呼吸を合わすためにはまだまだ足りないままの状況でしたので少し心配していました。
公民館に着くと、狭い会館ですが、もう賑やかな活気が伝わってきました。早速、和室でウォーミングアップ、3曲『パーフェクト』 『世界に一つだけの花』 『遠い日 風はあおあお』 それぞれに課題を残しながらも、4月の2週目からほぼ週に1回のレッスンだけで振りを覚えながらの日々を送ってきました。長年繰り返してきた生活からは程遠いチャレンジです。ダンスチームのレッスンとインストラクターのレッスンは2017年が最後だったかな?たくさんの曲を振り付けながらのレッスンの日々が遠く懐かしく思えていたこの頃です。
『パーフェクト』 は、コロナ自粛中に創作し、『世界に一つだけの花』 は以前にSMAPの曲で振り付けていたのですが、最近、作詞・作曲者の槇原敬之さん自身の歌声を聞き、振り付けた動きを全く異次元の世界に感じられたことから新たな気持ちでチャレンジできました。また、『遠い日 風はあおあお』 は,姫神センセーションの曲を何曲も振り付けてきましたが布を使った、『光の海南』 とは違う振り付けで新たにチャレンジしてみました。からだ使いの進化によって違う布の世界を表現しています。
私自身の感じ方をどんどん膨らませて変幻自在の表現に取り組むことができるようになってきました。みなさんにお伝えする過程で、その面白さを味わいながら芯体操のレッスンがバラエティー豊かになるという発展性を感じております。身体の使いかたひとつで、表現の違いや、健康についての考え方の因果関係が、より鮮明になるように感じています。インストラクターやダンチームの方々との取り組みによってさらに奥深く探究していきたいと思います。
それぞれの人間性によって形作られた世界が、さらに飛躍することで違う世界観がもてるのであれば、是非共に切り開いていければ良いなと願っています。当たり前の生活だけではなく 『芯体操』 を通して新しい発見や生き方を模索できるきっかけになれたら嬉しいです。今日、発表を観てくださった方々の反応に触れることができ、ほんの少し、心の中の動きが生き方の琴線に触れてくださったのならとてもとても嬉しいのです。
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