2023年09月10日

芯体操レッスンに想うこと

 
 一つの動きを伝えることの難しさを感じながら、日々のレッスンに向き合っています。私のからだの中に宿っているものは、確かであっても、それを踏まえてからだで体感していただくことは、とても難しいとつくづく感じています。ひとり一人のからだは確かにさまざまではありますが、何とか歪み、縮みを改善しながら方向性をしっかり意識しながら歩んできました。少しずつではあっても、生半可な運動では効果が少ないと思いつつ、みなさんの変化に一喜一憂する毎日です。

 各関節を緩めながら、骨と筋肉が正しい方向に動かせるようにと願っていますが、用具(お手玉、ゴムなど)を使うことでその難しさを改めて教えられる気がします。上手くはまった時は何物にも変え難い喜びがあり、気も、心も、からだもノリノリになります。そんな瞬間を味わって欲しくてあの手この手で取り組んでいます。

 昨日は、細ゴムを両手で引き合って背骨を伸ばす運動をしたときに、肘を横に引っ張るということが、とても難しくて何故かな〜と考えながら、胸まで引き寄せて直角になった肘を横に引っ張ったら、みなさんから「うわー!背骨が伸びた〜」と歓声が上りました。いきなり横に引っ張っただけでは、どうしても肩の力、腕の力になってしまうのでした。全ての動きを解明しながらみなさんにお伝えしなくてはと、まだまだ研究の余地があると考えさせられました。これが、繋ぐということなのですが、とても嬉しかったです!

その何かがあればからだが自然に動いてくれるのですね。繋がりがあれば、骨盤、背骨、足(脚も)、腕も、首も頭も軽く動かすことができるのです。そして、コツコツと続けることが大切なのです。それが、自分の思い込みではなく心地良いことであれば、続けられるのだと思います。そんな『芯体操』でありたいです。全ての方が、喜びを感じ、生きる力を心に、からだに宿せたら・・・・・そんな毎日でありますように。

 私が考えすぎると楽しくならないですよね。今日は私のからだの中に宿っているものをしっかり感じながら楽しくチャレンジできるように頑張りたいと思う休日になりました。土曜日のレッスンは、生徒さんのお孫さん有紗(ありさ)さんが、この2カ月間、ドイツからレッスンに参加していました。来週で最終レッスンになりますが、日本語も上手で楽しい日々を過ごすことができました。 『芯体操』 で体感したことを忘れないでね。また、来年になりますがレッスンに来るそうですから、楽しみにしていますね!

URL http://www.shintaisou.jp/
posted by 津田 美智子 at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記