2022年05月07日

日々進化していく私

 
 コロナに対しては、人間の行いが悪いのかもって反省させられたりする。でも戦争などを思うとき、ロシアの大統領のことを思うとき「馬鹿じゃないの!何、考えているの!」なんて心の中が叫んでいる。こんな中で、毎日のレッスンは過酷かもしれない。からだを動かすことはとても嬉しいことなのですが、お腹を使うことがみんな苦手、あの手この手で何とか伝えようとするけれど、頑張ろうね。

 今日は膝(ひざ)の意識、これが何なのと言われそうだけれど、「ゾウさんのお鼻」って言ってもみんなの中では色々な「?」が飛び回って、触ってみるとそのお鼻がない人もいる。そっか!からだは多彩だから歪みを取って伸ばしてきて初めて触れる人もいる。

 どこかのレッスンで言ったこともあるけれど、私は日本の動物園でしかゾウさんを見たことがなかった。長男がタイの女性と結婚するって言うから、初めてタイの国へ行って、ゾウさんが色々な演技をするのを見た。「ゾウさんが走っている!」全速力で走っているゾウさん、まるで競技で走っているような姿に度肝を抜く私。小学校の頃、動物園のゾウさんは、ゆっくりゆっくり動いていた。ゾウさんに膝関節があるなんて、考えたこともなかった。膝を深く曲げて走るゾウさん。

 そっか!ゾウさんの膝にもお鼻にも関節があるのだ。人間の膝で気が付いた。それがとっても重要なことを私は別な角度から知っていた。そして骨と骨を繋ぐ場所にお腹があることも・・・そこを押さえてお腹と連動すれば、からだがしなやかに動くことを伝えていきたいと思う。からだ中に連結部分があるのだから!

 からだを分析すると楽しくて、スキージャンプで小林陵侑さんが金メダルを獲得した。長野冬季オリンピックで活躍した葛西紀明さんがコーチだったそうで、言われた言葉に驚いた。踵から頭まで貫く紐1本を通す芯体操の原理そのものだった。

 「膝から下をジャンプ台に置いてこい」 「スローモーションで飛び出せ」この言葉だけで全てが語られている。葛西さん達を団体金メダルに導いたときは舟木和義さんが最後のチャレンジャーでその姿は踵から背骨・頭まで綺麗に引き合って伸びていた。高梨沙羅さんの泣く姿を見たときは、ジャンプ瞬間の世界を突き詰めて、何度も何度も繰り返していた姿が脳裏に浮かんだ。極限の引き合いが揚力を引き出し空中で伸びきること・・・みんな求めているのだ。そんなからだになりたい!

 芯体操の踵から膝への引き合いがお腹に、全身に、繋がることを願っている私。

URL http://www.shintaisou.j
posted by 津田 美智子 at 19:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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