2022年05月21日
芯体操と私 長いおつきあい
芯体操創立から何年とは申しません。ある意味、生まれた時からの年月すべてが、今に至っていると感じるからです。第二次世界大戦後の世は親世代には大変な思いをしたかもしれませんが、私は自由な環境の中で育まれたことに感謝の思いを抱いています。もしも、自分の信じる道を歩んでいなければ、こんなにもたくさんの幸せを感じられなかったかもしれないと、今は思います。
大きなアクシデントに遭遇したことも、何度も死ぬかと思ったけれど、からだにずっと一緒に寄り添ってきたおかげで、私の幸せな気持ちは裏切られなかったのです。それどころか、大変なからだだったからこそ、乗り越える力を頂けたと思います。夢中になりすぎてダメージを受けることもありましたが、そんな時は休息の時間も必要。だから、みなさまのおかげで、コロナ禍でも1週間に6日間のレッスンも頑張れる。
からだの運動は実にさまざまな方法で治癒系の働きを活発にします。血液の循環を良くし、心臓のポンプ作用を強化し、動脈の弾力性を高めます。と同時に、呼吸器系のはたらきを円滑にし、酸素と二酸化炭素の交換を促進してからだが代謝産物を排出するのを助ける。代謝産物の排除はまた、呼気の勢いと腸の運動によっても助けられるのです。私は毎日、芯体操を行うことで、このからだの成り立ちをはっきりと感じています。
さらに、脳からのエンドルフィン分泌を促進し、抑うつ状態を改善して、気分を爽快にする。代謝とからだ全体のエネルギー効率を高める。ストレスを緩和し、深いリラクセーションと眠りをもたらす。そして免疫機能そのものを高める。等々、例を上げるには枚挙にいとまがありません。忙しすぎると、からだがブレーキをかけますが、レッスンを終えて気持ちが良い時は、何日も元気に過ごせますから、休息さえ取れれば良いと思います。
調子が良い時は、からだが風船のようにふわっと気持ちよく浮いているようです。今日もレッスンでお腹を使えてからだを動かすことができれば、肩に力を入れなくても荷物が持てますと言いました。重いものが軽くなるわけではないけれど腹筋力で持つと軽いです。フィギュアスケート羽生結弦さんの4回転は、からだに芯が通り、お腹と胸が引きあうように浮きます。18歳ぐらいの頃も4回転凄かったですが、4回転アクセルにチャレンジした今季には(さらに引き合いが大きくなった)、4回転の美しさはさらに素晴らしくからだはどんどん進化しています。
芯体操で、ぜひ浮く感覚を養って欲しいと思っています。
URL http://www.shintaisou.j
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