2022年12月11日

ビートルズ ジョン・レノンの曲 『イマジン』 に想う


 1980年12月8日に、ジョン・レノンの殺害事件は起きた。アメリカ ニューヨーク市にある高級集合住宅ダコタ・ハウスの入り口において、マーク・チャップマンに銃撃された。レノンは妻オノ・ヨーコさんと共にレコード・プラント・スタジオから帰宅したところだった。享年40歳、私は健康体操を始めて夢中になっていた頃だ。その後、同じく一世を風靡したクイーンはコンサート・ツアー中、ジョンの代表曲『イマジン』 をカバーした。また1982年のアルバムでジョンに敬意を表し、フレディ・マーキュリーによる楽曲「ライフ・イズ・リアル(レノンに捧ぐ)」も発表している。

 話は戻るが、『イマジン』 は、1971年に発表された同名のアルバムに収録されている。生前にジョンは歌詞の一部がオノ・ヨーコさんの詩から拝借したことを明かしており、2017年に本作がヨーコさんとの共作であると認定された。1975年に全英シングルチャートで最高位6位を記録し、1980年のジョンの死後に第1位を獲得した。
放送音楽協会は、1997年に「20世紀を代表する100曲」の1つとして『イマジン』を挙げた。2002年には、ギネスブックを発行しているギネス・ワールド・レコード社が「英国史上最高のシングル曲は?」というアンケートの結果クイーンの『ボヘミアンラプソディー』に次ぐ第2位を獲得し、2005年1月にカナダ放送協会は、リスナーによる投票で『イマジン』を過去100年の内で最も偉大な歌とした。
詩 『イマジン』
想像して 天国なんて無いと やってみれば簡単さ 
僕らの下には 地獄もない  上にあるのは 空だけ 
想像して すべての人々が ただ 今日を 生きてると

想像して 国なんて 無いと 難しいことじゃないさ
殺める理由も 死ぬ理由もない そして宗教もない
想像して すべての人々が ただ平和に 暮らしてると

君は思うかも 僕が夢想家だって でもそれは 僕だけじゃないんだ
君もいつか 仲間になってくれたら そして世界は一つになるんだ

想像して 何も所有しないって 君にもできるんじゃないかな
欲張ったり 飢えたりする 必要もない  人類はみんな兄弟
想像してすべての人々が 世界を分かち合っていると

君は思うかも 僕が夢想家だって でもそれは 僕だけじゃないんだ
君もいつか 仲間になってくれたら そして世界は一つになるんだ
 多数のアーティストによるカバーバージョンが存在しており、これまでにマドンナ、スティービーワンダー、ジョーン・バエズ、レディーガガ、エルトン・ジョン、ダイアナ・ロスによってカバーされているそうだ。
オノ・ヨーコさんは 「ただジョンが、信じていることを歌った曲。世界はひとつで、国や人々の間に隔たりは存在しないという考えを、彼は世界中の人々と共有しようとしていた」と語っている。
 今の世に彼のような人が存在していて欲しかったとしみじみと感じながら『イマジン』を聴いている。
URL http://www.shintaisou.jp/
posted by 津田 美智子 at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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