2023年01月14日

目の前のことに精一杯生きること

 
 今日は、録画してもらっていた「羽生結弦さんと内村航平さんの対談」を見ることができました。どちらもそれぞれの競技でオリンピックや世界選手権などに挑み、金メダルを獲得した経験をもち、長きに渡って絶対王者として君臨してきました。2人は互いに互いをリスペクトしながら熱望していた対談を遂に実現したのです。

そのどちらも私にとっても多くの人にとっても引退されることに一抹の寂しさを感じていましたが、お話の中で、お互いにまだまだこれからやりたいことがあるという気持ちを高め合い、羽生さんのアイスショーにも内村さんが参加されるという、わくわくする企画があるそうです。羽生さんのアイスショーはとても見たいですが、チケットが手に入りそうにないので、せめて放映してくれないかと願っています。

「自分の道は自分で切り開く」 私にとってもお2人に共通した信念はとても自然に入ってきます。周りの力を借りながらも結局、判断するのは自分です。その情熱や強い思いが周りを動かします。今を精一杯生きていたら自分の後ろに道が出来る。そんな思いでこの道を辿って、今年48年目に入りました。前述のお2人はまだ、28歳と、34歳だそうですから、これからどんな生活になるか、楽しみですね。仕事、結婚、子育ての道も私には必要だったけれど、その先に自分の道を切り開き歩めてきたことはとても幸せだったと思います。

『芯体操』 は殆ど未知数の世界です。不思議な世界を体験した私のからだでしか伝えようのない体感を味わってきました。それを、長い年月をかけて少しずつ体系化してきました。それでも、この感覚を伝えることは非常に難しいことだと感じています。しかし、これでしかからだを変えることはできないので、何があってもめげずに頑張っています。

羽生さんが目指している、4A(4回転アクセル)は今シーズンに17歳のイリア・マリニンが成功して世界を変えました。でも彼は羽生さんが2連覇中だった、北京オリンピックで4Aに挑み、あと1歩のところまで近づいた姿を見つめていたのです。マリニンは、「彼が与えてくれたインスピレーションは多くの人が認めてくれていると思います」 「彼からインスピレーションを得たこと、彼のおかげで4回転アクセルを跳ぶことができたということを示したい」 と語っています。

不可能を可能にするには、いつの時代にも精一杯生きている人がいる限り伝えていくことができるのでしょう。僭越ながら、私も『芯体操』 をそんな思いで大切に伝えていきたいと思っています。
URL http://www.shintaisou.jp/
posted by 津田 美智子 at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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