2023年05月13日
辿り着いた先には・・・
『身体は全て引き合っている』 何と?そうですねぇ・・・お腹としか言えないけれど、それはとても短絡的に聞こえるかもしれません。机上のお勉強では決して学べない感覚を伝えるということは、ひたすらこの道を歩みながら出会うことのできた素晴らしい世界です。しかし、自分にはできることでも、その感覚を伝えるということは、言葉でも形でもない世界です。
1週間に6日間、色々なお教室で伝え続けてきたことが、少しずつ動きとして理解できてきましたが、新しい動きになるとまた、一からということが多いのです。現代に生きる私たちは誰でも多かれ少なかれ半健康な状態で日々の生活を送っています。身体の状態だけではなく、心の状態にも関係していると思います。そんな皆さんのために、唯一のオアシスを提供することも芯体操の役目であれたらという思いでいます。
世界保健機関(WHO)憲章の前文にある健康の定義は「身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない」とされています。一見、芯体操でこれらの全てを叶えることは不可能に思えるかもしれませんが、道程を鑑(かんが)みれば、長い年月の中で、色々な問題を抱えている方々とも共に歩んできました。動ける身体を目指している過程で、前向きな気持ちが芽生え、喜びや悲しみも、乗り越えることで、生きかたも変わってくることを感じてきました。
初期の頃は、マッサージを頻繁に行っていました。相手に身を任せることで本当の癒しを得るためにも必要なことでした。全身の筋肉を緩めることで身体内部の感覚が覚醒し、それによって自分を世の中に定位させている身体への気付きを得ることができていました。ストレスによって筋肉を硬くこわばらせているうちに、次第にその感覚が失われつつあった身体は撫で圧することで柔らかくほぐされ、感覚が再び戻ってくるすなわち自分でコントロールすることができるものが身体への感覚ではないかと思います。
ところが私は、マッサージを多く続けることで忙しさはピークを越えて、ダウン・・・そんな経緯を辿りながら、マッサージで効果的だった、身体を繋いでいくことを運動の中で実践できるように、色々な動きにチャレンジしてきました。そして今日のレッスンでも、背中合わせでずれることの脊柱伸ばしにチャレンジしました。お腹力で背骨をずらし合いながら靭帯(じんたい)を引き離すことができれば背中が伸び、頭が乗り、身体が軽くなりとても気持ちが良くなります。笑顔いっぱいで手を振るみなさんに今日の幸せを周りの人たちに差し上げてくださいねと祈ります。そして、自分自身が感謝の気持ちいっぱいになる日々です。ありがとうございます!!
URL http://www.shintaisou.jp/
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