2023年08月12日

『君たちはどう生きるか』

  
 吉野源三郎(原作) 羽賀翔一(漫画)のこの本に出合ったのは2017年第1冊発行された以後のことですから随分の年月が経ちます。最近、この題名の映画が上映中だということを知りました。丁度コロナ禍で映画からも遠ざかっていた時に、沢田研二さん主演の『土を喰らう十二ヵ月』 を観ましたが、その時の印象が日本映画特有のちょっと重いテーマに感じながら終わってしまっていました。『君たちはどう生きるか』の本は、あまりにも凄いテーマに心が打ち震えてずっと心の中に課題を置き去りにしたままでいましたので正直、映画では観たくないという思いでした。

 9日(水)、くずはレッスンの後、映画、ディズニーのアニメーションコメディ 『マイ・エレメント』 を観ました。水の男性と炎の女性が本来、相容れない状況の中でアニメーションだからこそハッピーエンドで終わる素晴らしく、楽しい作品でした。人間では不可能なことも映像の美しさ、華やかさで表現できるからなのかもしれません。そして改めて『君たちはどう生きるか』 が、なんと宮崎駿監督の10年ぶり長編アニメーション映画だということを知りました。遅くてすみません。吉野源三郎さんの時代が時代だけに、勘違いしていたのですね。宮崎さんの、アニメの大ファンですので、今日は、しっかり観たい気持ちになっております。

 この本はすでに漫画化されていたから本ではすーっと惹かれていたのですが、役者さんが演じるには自分の中で戸惑いがあったのですね。勿論、素晴らしい映画もいっぱいありますが、それも時代と共に変化していくのかもしれません。表紙の裏面には、こんな言葉がありました。
 「自分の生き方を決定できるのは、自分だけだ。 人間としてあるべき姿を求め続ける、コペル君と叔父さん。 永遠の名作が、80年の時を経て、ついに漫画化!」

 何という時の流れでしょう。この本からまた、何年か経て今、宮崎駿さんが届けてくださるこの奥深い『人生学』をとってもとっても、楽しみにしています!因みにこのお話の中には私的にも、数多(あまた)の思い出が浮かぶのです。いじめられているクラスの男の子に手を開いて庇(かば)ったことや、学校に来られなくなっている女の子の家に毎朝迎えに行っていたことなど、誰に言われることもなく自分の中で感じたままに行動していたのですね。こういう時はどうしますか?ではなく、自分の中に湧き上がる思いを大切にする力・・・コペル君の姿、それを自然に引き出してあげる叔父さんとのつながり・・・若い人だけではなく私達にも色々な気付きがありますね。

 芯体操のみなさんと共に、どう生きるかということを考えていきたいです。
こころとからだのしくみを知ることから始められたら良いですね!


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posted by 津田 美智子 at 18:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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