2023年12月10日
「幸せを感じる心をつくる!」
本屋さんに並んでいる色々な本のタイトルを見ているだけで参考になることがいっぱいあります。人生はそれぞれの生き方があるけれど、どう生きるかという結果は人生の最終章にしか分からない。だからこそ、1日1日の積み重ねによる前向きな心がとても大切なのだと思えます。幸いにも私には、やりたいことや、チャレンジする行動力や、興味を持つこと、楽しめることが、いっぱいありました。その時々で、多くの学びがありましたから、否定的なことよりも、肯定的に考えるようにすると、やりたいこととの出会いがいっぱいあったような気がします。
絵画に興味を持てば、10代の頃から、美術館に足繁く通いつめ、中学、高校生のときに絵画教室に通ってみたりしましたが、同時に高校でのハンドボール部に所属し3年間夢中になったり、それでも絵から切れないで造形大の通信教育に通ったりと、やりたいことにはその都度夢中になりました。しかし、自分で面白いなと思うと、大学での絵画よりも、写真や、各学科のそれぞれのレポートを書くことが楽しくなり学科では単位を殆ど取ったのに、絵の実技が進まなかったのですから、人生って面白いなと思います。
その頃に20代から続けていた健康体操の道にはまり、2002年には、『芯体操』 を創立したというわけですから、常に前向きに夢中で取り組むことが、できたのでしょうか。同時にいくつかに取り組んでいましたが、今から思えば、どれもが糧(かて)となりそれぞれが連鎖し、呼応してきたと思えるのです。
2017年頃に、それまで続けていた舞台発表の世界を終えることになりましたが、その時代にも100曲以上の振り付けを自ら踊りながら作品を生み出し、その礎(いしずえ)が 『芯体操』 というジャンルを創ったと言えるのです。余談ですが、その年に紅茶コーディネーター資格取得に臨んだことは、私の人生にとても大きな影響を与えてくれました。紅茶と言えば、ティーパックでの茶葉が多くの店で売られていますが、スリランカ(セイロン)産の茶葉を直接仕入れている方から手に入る茶葉を美味しく淹れて飲む方法を学べたことは、何にも増して幸せなことでした。
当時は何も考えずに収集していた珈琲や、紅茶のカップが数多くありますが、生活の中でこんなに楽しく味わえることは、これも大きな幸せでもありますから・・・
健康が一番!これは、何にも増して大切なことですね。人生何が起こるか分からないですが、一瞬一瞬を大切に、幸せを感じる心を持ち続けることが大切だなということをしみじみと感じる今日この頃です。
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2023年12月03日
12月最初の休日に
2023年も余すところひと月になりました。思えば、2002年頃から始めた、芯体操だよりも合併号もありましたが、20年近く続けてきました。12月号(233号)も仕上がり、まもなく皆さまのお手元に届きます。お楽しみに!今回は、チャコットさんのお洒落な、トートバック販売のお知らせが載っていますので、是非お申し込みくださいね。トートバッグはたくさんお持ちかと思いますが、レッスン用にお手玉やゴム、タオルなど専用に使って頂けたら嬉しく思っています。
お奨めは、5色のカラーと、ロゴマークのカラーを各自、選べるのでひとつずつが、とても素敵です。体操以外だとオリジナルのお洒落バックとして引き立ちますよ!さて、今日の朝食のフルーツのお知らせ。季節的に少し難しいですが、りんご、梨、バナナ、キーウイ、柿、ラ・フランス、いちご、みかん等々・・・朝に食べきれないときは、おやつにしてみたり、ほぼ毎日楽しんでいます。
さて、昨日から読みだした本を今日はどうしても、読み終わろうという思いでいました。 『かがみの孤城(こじょう)』 辻村深月著です。(文庫本なら上・下)
学校での居場所をなくし、閉じこもっていた少女をはじめ7人の少年、少女たちに起こる数々の体験から展開され、すべてがあきらかになるとき、驚きの顛末とともに大きな感動に包まれます。あっという間に読み終わりました。辻村深月さんは1980年生まれ。『冷たい校舎の時は止まる』 でメフィスト賞を受賞してデビュー。
『ツナグ』 で吉川英治文学新人賞を、『鍵のない夢を見る』 で直木賞を受賞。そしてこの 『かがみの孤城』 が2018年本屋大賞1位になったそうです。
こどもたちが感じる世の中の理不尽、繰り返される嫌がらせやいじめ、悲しい別れ、うまく伝えられない思い、言葉にできない怒り、でも「ここでなくても生きていけるんだ!」と心の芯に生まれる強さ。この本の中にわたし自身が持っている心に響く思いがあったことも含めて若者や全ての人に読んで欲しいなという思いが生まれました。
紙の本の行方が取りざたされる世の中ですが、やはり文庫本の手軽さは、とてもありがたいですし、色々な視点で書かれた文章を読むことで救われることもあるかもしれません。この本にもゲームなどに熱中するこどもたちの様子も描写されていますが、そういう反応すら私たちの年代とはかけ離れているかもしれません。しかし、人間の本質は確かなものがあることに気づかされる安心感もありました。久々に心に響く休日を過ごすことができたように思います。
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2023年11月26日
こころのふるさと・・・?
昨日、主人と京都高島屋に行ってきました。車で手軽に行けるので何かあれば高島屋に行くのですが、男の人はあまり用事がないのか、自分から進んで行くのは珍しいことです。丁度10月17日に「京都高島屋SC(ショッピングセンター)」として生まれ変わりましたので、ちょっと興味もあったようです。嬉しかったです。
「京都で一番の待ち合わせ場所」。として体現するのが、新たに増床された専門店ゾーン「T8(ティーエイト)」なのですが、今までは先ずは6階の駐車場に車を停めて入館していましたが、その5,6階には「京都 蔦屋書店」が新たにオープンしていました。そのテーマは、「アートと文化の 『伝統と最先端』 が共振する場」だそうです。「京都は1200年以上の歴史をもつ街だがその時々のトレンドを取り入れ、新しい価値に変えている。京都で出店する以上、当店もそういった京都らしい店舗にしたい」と店長は語っています。ユニークなカフェもあり、また、ゆっくりと過ごせるかなと期待が膨らみました。
また、この新しい「T8」の空間にも7階から地下までのエスカレーターがありました。地下にはお食事のできるお店も何店か増えて、今まではちょっとした食事のできるお店が無かったのですが、とても楽しめそうです。この 「EAT8」 は期待できそう!また、3階には、あの 「中村藤吉四条店」 がオープンです。でもね、このお店は1854年に京都宇治に生まれた茶商です。家から近いので、レッスンの帰りに、伊藤九衛門の 「抹茶そば 」と中村藤吉の 「生茶ゼリー」 を食べに行ったりしますので、勿論!高島屋よりはお得で雰囲気もバッチリですが、高島屋のお買い物の続きならおすすめです・・・
また高島屋の従来の7階 「京回廊」 のレストランでは、今まで大勢の人で混み合い中々食べられませんが、「八起庵」 の「親子丼」、「グリルキャピタル 東洋亭」の「百年洋食ハンバーグ」 がお奨めですよ!ホクホクのジャガイモ、産地直送のトマト、
鉄板の上にパンパンに膨れ上がった状態でアルミホイルを開くと湯気と共にビーフシチューソースが熱々ジューシーで、ああっ!美味しそうですね。そんなこんなで父から娘へお付き合いが続いています。
そう言えば、父の晩年には、からだが弱ってきていたのですが、よく連れてきてもらった、「京回廊」の天ぷらの 「つな八」、 元気な頃はもっぱら色々な祇園のお店でしたが、最後は、高島屋の7階駐車場から直ぐの 「つな八」 まで連れてあげました。小さい頃から母にもよく連れてもらった高島屋の屋上遊園地、今はどうなっているのか・・・高島屋は、私の心のふるさとかも知れません。思いつくままに・・・
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2023年11月19日
感謝の気持ちをありがとう!
一昨日に主人が一時的な退院をしました。つぎの段階に進むために暫し、体力をつけるための期間ですが久しぶりの我が家に戻り、とても嬉しかったです!病院では、やっと普通食になっていたのですが、家で食べていた食事とはあまりにも違い過ぎてまだまだ体力的にはこれからという段階でしたので、とても心配でした。10月9日入院から5週間目ぐらいになりますが、その間は何もかもが元気で、驚くほどの回復力でしたが、手術をしているのだから、からだの中の闘いはこれからだと身に染みています。
からだの機能を整えるためには、時間が必要だとこの土、日の2日間でつくづく実感しました。朝食も今まで通りと張り切っていたけれど、やはり、食べられる量がとても少ないのです。体力をつけようと思えば、少しずつ進まないとね!
私も、少食になりそうですが、レッスンに通うことでお昼には、なるべく楽しませてもらおうと思います。レッスンはやはり、背骨を伸ばすために、骨、関節をしっかり使ってしなやかな筋肉で繋ぐという運動に取り組んでいます。みなさんの骨格が整ってきて胸筋が開き首、頭が乗ってきたのを感じています。素晴らしい進化だと思っています。
新しく入会された方々も、色々な症状で 『芯体操』 に出会われて四苦八苦しながらもとても前向きに取り組んでくださり、とても嬉しいです。長く続けてこられた方々も、今だからこそ分かることもたくさんありますね。その年月は何にも増して、喜びの宝庫となっていることでしょう。
今回の主人の入院でも感じたのですが、からだと向き合うことの大切さをしみじみと感じました。自分で自分の身をもって守る姿勢は、病院の先生方にも通じているものがありました。自分にできることは、精一杯頑張ることも必要です。10年間 『芯体操』 を学んできたことを色々な場面で身に付いていたことがあるという事実でした。結果はどうであれ、闘うこと、その姿を見せてくれた主人に感謝です。
生きるということは、全てを受け入れ、精一杯努力するということではないでしょうか。周りもそれぞれが一生懸命です。それを見て感謝してくれる心の持ち方を教えてくれる。みんながそれぞれに、ありがとうと言うそんな日々でした。レッスンもほぼ休むことなく続けられたのも、みなさんの励ましと感謝の気持ちのお蔭かなと思います。
これからも、よろしくお願いいたします。
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2023年11月12日
生命力の素晴らしさを
生命力の素晴らしさを
11月2日の手術から、今日まで主人の回復力の凄さに感じ入ってしまう毎日です。今回の手術は、取り敢えず食事を取れるように胃と腸を繋ぐ手術でしたので、ほぼ1か月近く食事をしていない状態でしたので祈るような気持ちでいました。ここからの目覚ましい回復力は素晴らしかったです。術後は集中治療室に3日間というお話でしたので先生のお話もしばらくは朦朧としているとのことでしたが、想像以上の状態で「やあ!」というような姿にまず驚きました。
その翌日に連絡があり、外科から内科に移った自分の部屋にもう戻れましたと言うので、それにも本当にびっくり!さらに「今、歩けたよ」と言うので「?」の連続です。集中治療室という概念からはほど遠い進化です。先は長いのですが、長女のサプライズ再会にも元気をもらい、色々な方の励ましに応えるように、初めての食事(食事とも言えない段階)からのからだの適応性にも驚きの連続です。
「からだがどんどん、調子の良くなるのが分かるよ」、手術後からは、大阪城の見えるゆったりしたお部屋ではあるけれど、気の遠くなるような長い時間の過ごし方にもガラガラと管に繋がれていても、「屋上までとかコンビニとかまで歩いてきたよ。人のいない夜にね」なんて報告してくれます。この先には次々とハードルがありますが、1週間後ぐらいに、一旦、退院できるであろうと言われています。
不規則な生活ですが、とにかく、自宅に一度、帰りたいという希望は大きいです。何処までも前向きで、楽しもうという気持ちは持ち続けています。長い間、お互いに向き合ってきて、初めての試練かもしれませんが、退職後、『芯体操』 を続けてきた主人の前向きな気持ちは、私にとっても大きな感謝の気持ちに繋がっています。人一倍周りの人の気持ちに寄り添い頑張る姿は、確実に「生命力の素晴らしさ」を伝えてくれます。私は、手術日以外、殆ど休むことなくレッスンに通っています。どんなに疲れていても、『芯体操』 に助けられます。みなさんと共にからだを動かせていることで、また、明日が来ることを信じられるのです。
『芯体操』 は佳境に入ってきました。色々な運動により少しずつ歪み、縮みに向き合い改善し続けてきました!何十年も続けてきた方も、新しく始められた方々も、それぞれの向き合う目標は同じですが、どんな人にとっても、気付きに遅い早いはありません。気付いたその瞬間がそれぞれの思いに繋がっていきます。ご自分の生命力に働きかけて自分の人生を豊かにしてくれると信じています。
今回の出来事は、色々な体験をしてきた私自身の「生命力の素晴らしさ」を思い起こす機会にもなりました。みなさま、ありがとうございます!
URL http://www.shintaisou.jp/
11月2日の手術から、今日まで主人の回復力の凄さに感じ入ってしまう毎日です。今回の手術は、取り敢えず食事を取れるように胃と腸を繋ぐ手術でしたので、ほぼ1か月近く食事をしていない状態でしたので祈るような気持ちでいました。ここからの目覚ましい回復力は素晴らしかったです。術後は集中治療室に3日間というお話でしたので先生のお話もしばらくは朦朧としているとのことでしたが、想像以上の状態で「やあ!」というような姿にまず驚きました。
その翌日に連絡があり、外科から内科に移った自分の部屋にもう戻れましたと言うので、それにも本当にびっくり!さらに「今、歩けたよ」と言うので「?」の連続です。集中治療室という概念からはほど遠い進化です。先は長いのですが、長女のサプライズ再会にも元気をもらい、色々な方の励ましに応えるように、初めての食事(食事とも言えない段階)からのからだの適応性にも驚きの連続です。
「からだがどんどん、調子の良くなるのが分かるよ」、手術後からは、大阪城の見えるゆったりしたお部屋ではあるけれど、気の遠くなるような長い時間の過ごし方にもガラガラと管に繋がれていても、「屋上までとかコンビニとかまで歩いてきたよ。人のいない夜にね」なんて報告してくれます。この先には次々とハードルがありますが、1週間後ぐらいに、一旦、退院できるであろうと言われています。
不規則な生活ですが、とにかく、自宅に一度、帰りたいという希望は大きいです。何処までも前向きで、楽しもうという気持ちは持ち続けています。長い間、お互いに向き合ってきて、初めての試練かもしれませんが、退職後、『芯体操』 を続けてきた主人の前向きな気持ちは、私にとっても大きな感謝の気持ちに繋がっています。人一倍周りの人の気持ちに寄り添い頑張る姿は、確実に「生命力の素晴らしさ」を伝えてくれます。私は、手術日以外、殆ど休むことなくレッスンに通っています。どんなに疲れていても、『芯体操』 に助けられます。みなさんと共にからだを動かせていることで、また、明日が来ることを信じられるのです。
『芯体操』 は佳境に入ってきました。色々な運動により少しずつ歪み、縮みに向き合い改善し続けてきました!何十年も続けてきた方も、新しく始められた方々も、それぞれの向き合う目標は同じですが、どんな人にとっても、気付きに遅い早いはありません。気付いたその瞬間がそれぞれの思いに繋がっていきます。ご自分の生命力に働きかけて自分の人生を豊かにしてくれると信じています。
今回の出来事は、色々な体験をしてきた私自身の「生命力の素晴らしさ」を思い起こす機会にもなりました。みなさま、ありがとうございます!
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2023年11月05日
初めて味わったこと
10月9日、主人が突然に倒れて急遽、入院しました。大阪医療センターまで救急に駆けつけましたが、義兄の運転に助手席から、自分で車での道を誘導して無事に到着しました。背筋を伸ばし感心することしかり、辛い筈なのにすごいです。4時間ぐらい待たされやっと入院することになりました。それからが、なかなか進展しなく、飲み食い一切ないままに日が過ぎていくので、先生のお話があるまではと、毎日祈る思いでいました。毎日のレッスンには、ひたすらに集中力アップで頑張っていましたが、やはりみなさんの笑顔に接することが一番の支えでありました。
散々、待たされ日にちが経っていくことに悶々としながらでも、いつも本人が一番辛い筈だからという気持ちに支えられながらの10月が終わるというとき、10月28日に先生からのお話があり。11月2日に手術するとのこと、その時点では何とか食べられるようにする手術だということが分かり、やっと、難しい事態から脱却できるのかとホッとしたのも事実でした。
11月2日朝、6時半に家を出て、1日がかりの手術を前に、慣れない病院までの高速道路の運転往復に挑みました。大阪の第二京阪道路、近畿道、環状線の繋がりが不安定な状態でこの手術日を目標に3,4回目のチャレンジのプレッシャーは、本当に怖かったです。長い年月、レッスンのお教室の往復は、全く問題ないのですが、他の行ったことのない目的地は必ず主人が運転して連れてくれるという状態でした。
長い年月、からだとの闘いには運転のプレッシャーは付き物でした。からだの状態によっては、何かあると主人がサポートしてくれていました。今回の主人のアクシデントにより、本当にレッスン以外では随分助けてくれていたのだと、気が付きました。家のことも日常の些細なことでも、支えてもらっていたことは本当に有難いことでした。
その一つ一つに向き合ってみようと思っています。すると、日常生活では色々なやるべきことがたくさんあるのだなと気付きます。昨日は、木幡レッスンを終えて帰るときに長女から電話がきました。「もう直ぐ高速、降ります。レッスン終わりましたか?」突然の連絡でした!「日帰りでも良いと思って一人で運転してきたの」とても嬉しかったです!じゃあ今からお父さんに会いに行こうということになり、娘の運転で無事に
会うことができました。大きな助っ人でした。毎日行ってあげたいけれど薄氷を踏む思いの私にとっては大きな力となりました。1泊することになり、昨日の夕食と今朝の朝食は久しぶりにとても楽しかったです!
「また、いつでも来てあげるね!連絡してね!」という言葉を残して帰りました。
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2023年10月29日
『君たちはどう生きるか』 のブログパート2
以前にこの本に感じたことをふとブログに書いたことを思い出しました。その時は、コペル君と叔父さんの心に響く対話に思わず引き込まれて、みなさんと共に考えたいと書き込んでいました。もう長い年月が経ちましたが、ふと久しぶりにこの本を手にしていました。主人が入院している今の自分の心境は、当時の自分と全く違うと感じたからです。
心をとめた箇所を抜粋してみます。読んでいる方には申し訳ありません。
「僕たちは人間として生きていく途中で、子供は子供なりに、また大人は大人なりにいろいろ悲しいことや、つらいことや、苦しいことに出会う。
もちろん、それは誰にとっても、決して望ましいことではない。しかし、こうして悲しいことや、つらいことや、苦しいことに出会うおかげで、僕たちは、本来人間がどういうものであるか、ということを知るんだ。心に感じる苦しみや痛さだけではない。からだにじかに感じる痛さや苦しさというものがやはり、同じような意味を持っている。
健康で、からだになんの故障も感じなければ、僕たちは、心臓とか胃とか腸とか、いろいろな内臓がからだの中にあって、大事な役割を務めていてくれるのに、それをほとんど忘れて暮らしている。
ところが、からだに故障ができて、動悸がはげしくなるとか、おなかが痛みだすとかすると、はじめて僕たちは、自分の内臓のことを考え、からだに故障のできたことを知る。僕たちがそれに気づくのは、苦痛のおかげなのだ。もし、からだに故障ができているのに、何にも苦痛がないとしたら、僕たちはそのことに気づかないで、場合によっては、命をも失ってしまうかもしれない。
からだの痛み、心に感じるつらさにより故障の生じたことを知り、同時にまた、人間のからだと心が、本来どういうものであるべきかということを、しっかりと心に捕えることができる。
人間は本来、人間同士調和して生きてゆくべきものであるならば、自分たちの不調和を苦しいものと感じることができるであろう。お互いに愛しあい、お互いに好意をつくしあって生きてゆくべきものなのに、憎みあったり、敵対しあったりしなければいられないから、人間はそのことを不幸と感じ、そのために苦しむのだ。」
今ある主人のからだの不調、そして人間の命の尊厳、多くのことを投げかけているこの1冊の本は 戦争による不安感や心の持ち方をも導いてくれている。主人の入院による心の持ち方も随分助けられている気がする。からだと心、『芯体操』 の学びが助けてくれることも大きいなぁと感じながら・・・・・
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2023年10月22日
研ぎ澄まされた感覚
主人の入院という思いがけない事態に遭遇し、早や2週間が過ぎました。山歩きで滑って肋骨を折ってからも元気に 『芯体操』 も楽しんでいましたのに、からだへのダメージもあったのでしょうか食事が取れなくなり、状況を見守っているところです。長い年月を共に歩み、初めての試練かもしれませんが私も今は、孤軍奮闘しております。今までは、『芯体操』 をしながらも全てが糧になると思い、助けを借りながらも色々な体験にチャレンジできることは何でもやってきました。
1人になると家のことをあまりに知らなかったことにはとても驚きました。まともに向き合っていなかったのか、時間がありそうなのに、今まで通りレッスンは1週間に6日間出かけていますが、帰ってからの時間がとても速く過ぎるのです。これは不思議な現象だったかもしれません。つまり、主人がいますとお互いにやることが増えて、たくさん時間があるような気がします。一人だと、とてもシンプルなので間に色々入らない分、時間空間を短く感じるのかもしれません。
レッスンに集中することが、多くなったようです。ひとつのことをし出すとどこまでも続けたいと集中力が大いに働きます。すると、どんどんエスカレートして、次々に奥深く追求したくなります。そして今までの経過を含めて時間空間の集中力が増します。何回も何回も繰り返すことにより、ふっと何かをつかみ体感してくださる方が増えてきたように思います。何事も一朝一夕には、分かるものではありません。短時間でいくつも運動することも必要ですが、コロナ禍を乗り越えてきた私たちには、集中力を高めることも必要なのかなと思う昨今です。
『芯体操』 も新たな課題、新たな希望が生まれる時期にきました!今迄の年月を含めて次の段階に進もうではありませんか!また、新しく参加された方々には、いっぱい「

「研ぎ澄まされた感覚」を探ることは、そこにまた新しい世界が生まれます。何歳になろうとも人間には一生懸命に今を生きる夢、希望が必要です。『芯体操』 にはそんな遣り甲斐があります。命の終わりまで、元気なからだの機能を整え、前向きな心を養い、優しい心を持って幸せのオーラを発せるような人でありたいと思います。
我が家にもみなさまには、ご心配を頂きありがとうございます!!すべては神のみぞ知ることかもしれませんが、しっかりと受け止め一歩ずつ歩んでまいります。
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2023年10月14日
主人が入院しました
10月1日のブログで十二指腸潰瘍についてお知らせしました。あれから1週間ほど様子を見ながら過ごしていましたが、どんなに食事メニューを四苦八苦しても胃に収まらないので、勤めていた頃にお世話になっていた先生のご紹介で、念のために1度診察してもらっていた大阪の病院に駆けつけました。結果は胃から十二指腸の繋ぎが、肋骨を折った時の衝撃と思いますが、ダメージを受けて詰まってしまっていたようです。どんなに頑張っても無理だったわけですね。
それが、10月9日(月)でした。その日は祝日で、外来はお休みで、救急受付でしたが、偶然にも診てもらっていた先生がいらしたのです。次回は12日(木)に検査と言われていましたので、食べ物も水も通らず、そのままではとても無理でした。検査などで4時間ぐらい待たされましたが、即入院になりました。何故消化しないのだろうとやきもきしていたので状態が分かってきてほっとしました。
10月12日(木)、くずはモールに車を停めて、大阪医療センターは、京阪天満橋駅まで、そこからタクシーで直ぐでした。私の車でも行かねばと思っていましたが、今のところはこの方法が良いかなと思っています。食事が駄目でも、胃の中を空っぽにしていれば調子が良いようでとても元気でした。司馬遼太郎などの小説が好きなので、モールで買っていきました。美味しそうなケーキや果物という訳にはいきませんので、かわいそうだなあと思いつつ、お部屋は広めの個室なので、良かったなと思います。
思えば、『芯体操』 の生活で、主人は10年経つたと言っていましたが、本当に順調な毎日を送ってきましたので、私も家で1人になることも殆どありませんでした。何もかもやってもらっていたことが多くて、戸惑っています。ゴミ出しひとつでも、新鮮に思えるほどです。家のお掃除も、毎日曜は、2人で掃除機担当とクイックルワイパー担当に分かれて、徹底的にやっていましたので、掃除機は、ちょっと無理かな?とか・・・
明日は、芦屋小雁ご夫妻の講演会を聞きに行ってこようかなと思っています。これは一緒に行くはずでしたが、残念です。「認知症はまんざら怖い病気ではない!」と言ったお話です。テレビでもちらっと見たことがありますが、楽しみです。平安神宮近くの「みやこめっせ」で、行われます。京都を知り尽くしている主人ですので、どこへ行くにもお任せでした。土地勘に弱い私には、ハードルが高いので心配です。
でも、こんなことも明日のテーマに関係あるかもしれません。何でもチャレンジできる能力を養わねばと思っています。何はともあれ、早く退院できますように!そして生徒さんご本人もご家族にも、幸あれ!とお祈りしています。頑張りましょうね!
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2023年10月07日
久しぶりのオルゴール
今日は、久しぶりに送られてきた日本オルゴール療法研究所からのニュースだよりを読ませていただきました。所長である佐伯さんとは、もう40年余り前に千里中央で健康体操教室を始めた頃に出会いました。まだ今のオルゴール療法に至っておられない頃のお話です。初めて聴いたオルゴールの音に感銘を受けた私は、当時としては高額でありましたが、72弁ローズと共鳴箱、『カノン』 を購入しました。
その後、私は健康体操にのめり込み、 2002年に 『芯体操』 を立ち上げ、芯健康セラピスト育成に邁進していました。そして、その講習会では、必ずこのオルゴールを使っていました。からだの中の感じ方を体感して欲しいという思いから始めたことでした。そんな頃に、佐伯さんは、同じ健康のための道をオルゴール療法として切り開かれました。「オルゴールで病気が治るものか」という批判の言葉も受けながら、多くの改善症例を得、ある医師から「ノーベル賞ものだ!」とも言われるまでこつこつと、その道を歩んで来られたのです。
もう何年か前になりますが、大阪梅田本店に伺ったことがありました。オルゴール療法を初めて25年になるとのことですが、丁度研修生を育成されている頃でした。自然界と同じひびきが脳に刺激を与え、脳の視床下部に届くとからだの機能を整えると言われています。治ればいいを掘り下げる。1つの病気は100の病気をつくるという考え方は、芯体操をやり続けていて痛切に感じることです。からだのバランスが悪いとあちらこちらに色々な症状が生まれます。
人間である以上、人は同じ機能を与えられています。私のようにアクシデントによってもからだの不具合が生まれますとそこで、私の闘いが始まったと言えます。導かれるように 『芯体操』 と命名しました。ひたすらにバランスを取る方法を模索しました。というよりも生きるために生まれたからだの機能を整えるために求め続けてきたことで新たなる希望が生まれました。
しかしながら、伝えることはとても難しいですね。そんな思いで、コロナ禍によるセラピスト勉強会が頓挫している今、久しぶりにオルゴールを聴いてみました。共鳴箱の上にオルゴールを載せるとぞくっと身震いします。共鳴箱の中に手を置くと、手のひらから暖かい空気が、からだ中に広がっていきます。これこそ、ひびきが伝わり脳に刺激を与える瞬間なのでしょうか。『芯体操』 でも同じ感覚を味わうことができるのです。少しずつ、伝えていきたいと思います。病院では味わえないことをやり続けていきたいと思っています。いくつも病気にならないようにありたいものです。
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2023年10月02日
主人が十二指腸潰瘍に!
症状としては、食欲の減退、食べたら吐くというので、数日はお粥などで様子を見ながら過ごしていました。大阪北浜に勤めていた頃に懇意にしていたお医者さんに相談したりしていました。退職後、『芯体操』を始めて10年ぐらいになりますが、体重もバランスが良くなり、とても良い状態で安心していました。
自分でもからだのことが良く分かるようになり、お酒をほぼ毎日、量は程々にはしていても気になることもあります。あとは、歩き、自転車、お山の木こりを仲間と共に楽しんでいます。問題は最近に、この木こりの時間に山の傾斜でこけてしまい肋骨を骨折するという事故に遭いました。本人は関係ないと申しますが、私には十二指腸の場所からしても捻じれて縮んでいる様子が浮かびますので、食べ物が止まってしまう現象だと思っています。
やはり、本人の意志で体操は続けていますので、自然に治癒力が働き、完治するのを、私も待ち望んでいます。肋骨自体の治癒力と共にですから日数はかかるとは思いますが、『芯体操』の成果にも期待しているところです。
一般的に秋の食欲は旺盛になりそうですが、消化不良に対する専門ドクターのアドバイスによれば、「呼吸法」 「筋肉を使う運動」 「入浴」 「質のよい睡眠」 だそうですから、どんな時も 『芯体操』 を頑張っていれば、この身を助けてくれること必須条件かもしれません。
それにしても、誰かに何かあれば問題が!食事メニューが難しいかもしれません。初期には、お粥とスープ、お豆腐や野菜のスムージー、だし巻き卵など・・・最も、食欲が湧くかどうかの問題ですから思い付きだけですね。お粥などは本人が自分の食べたい柔らかさで作ります。あとは私の食べたいものを少しつまむとか・・・そんな感じですと私まで、とっても少食になったようで、面白いのは、味覚にとても敏感になって感動しています。ちょっとお菓子をつまむと、「えーっ!甘すぎる!」そう、味にとても敏感になります。甘いものが好きですから、高島屋で、「仙太郎」 「とらや」 「福砂屋」などは、つい買ってしまいます。なのに「甘い」の感覚が全く違うのです。何か胃腸が休まるような気がして、それぞれの味にも改めて感動するような気分です。
すぐお腹がいっぱいになる、消化しにくい、胸やけがする、胃がもたれるなど・・・更年期に胃腸の不具合などが増えますね!女性ホルモンの低下など、肉体的にも、精神的にも疲れやすくなります。薬だけでは限界があります。やっぱり、『芯体操』 お勧めで今日は、終わらせていただきます
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2023年09月22日
大変な1週間になりそうです!
明日から忙しくて、ブログを書けそうにないので、今日に何か書けないかなとPCの前に座りましたが、思うように動いてくれなくて、パニック状態です。最近ちょっとPCの調子が悪くて心配しながら使っていましたが私の手には負えません。このままでは配信できるか運を天に任せるしかありませんが、もしかしたらごめんなさい。
機械ものは弱くてつい、人の手を借りて凌いできましたが、出るのはため息ばかりなり・・・明日は久しぶりの歌舞伎を観に行きます。九月花形歌舞伎 『新・水滸伝』 南座で開催されます。「中国四大奇書のひとつ「水滸伝」を下敷きに誕生した『新・水滸伝』。エンタテインメント満載、息つく暇なしのスピード感あふれる展開で、講評を博した本作が、次代を担う、瑞々しい花形俳優の共演で、宙乗りあり、立ち廻りあり!!壮大なスケールで描く痛快娯楽大作にご期待ください!」 という歌い文句ですから、是非とも観たかったのです。
ところが、ずいぶん前に予約していたのですが、手帳に書き忘れてなんと、その後、愛知県の長女家族たちと会う約束を入れてしまっていたのです。名古屋の空港にあるホテルを長女に予約してもらって何の疑問も感じずにいましたが、気が付いた頃にはもうみんなが楽しみにしています。苦渋の決断は?両方実行しょう!歌舞伎が午前中だったら良かったのに、何と午後3時半〜6時半です。どうしましょう!
主人とゆっくりと車で出発と思っていましたのに・・・はい!主人には出発してもらい私は歌舞伎を観てからタクシーで京都駅から新幹線で名古屋、その後空港まで乗り継いで合流と相成り申し上げます。この歌舞伎は猿之助さんの事件などもあり、複雑な気持ちではありましたが次代の中村隼人さんたちの活躍をとても楽しみにしていました。長い間電車なども乗っていなくて、道中心配ですが、みなさんにお世話をおかけしながら明日はがんばってみたいと思っています。
空港で久しぶりの飛行機を見るのも楽しみです。お孫ちゃんたちに会うのも楽しみです。毎日のレッスンも楽しみにしています。でも自分が動くことで叶うこともいっぱいあります。星野リゾートに行けたことも、また昔のように色々なことにチャレンジできるかも知れません。からだの中に心地良いエネルギーが満ち溢れ、からだと共に闘いながら学んできたことをこれからもさらに、みなさんのためにお伝えしながら歩んでいきたいと思っています。こんなに頑張っていても、こけて骨を折った方もいたり、からだがどんどん変わって戸惑っている方もいます。でも、何もかもが自分のための踏み台となって、明日があります。何があっても、心配することはないですよ。1歩ずつ進んでいけばよいのだから・・・いつも笑顔で歩んでいきましょうね!
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2023年09月17日
芯体操と共に生きる
月曜から土曜日まで、祝日を除いて毎日レッスンしています。余程のことがない限り休みません。と言っても大変なからだと向き合いながらですから、出られない日もありましたが、芯体操のお蔭でからだ作りをしっかりしてきました。自ら学びながらの幾年月こんなに効果がある運動は滅多にないと自負しております。今は、毎日車で跳び歩いていますが、筋肉を無くしたことで、アクセルを踏むのも感覚が無くて恐い時期もありました。今はしっかりお腹と繋がってきましたので大丈夫になりました。自分でも綱渡り状態を超えて、楽しさや喜びが湧き上がってきます。
恐い時期でも歩くよりは車の方が安心でした。そんな私なのに、芯体操のお蔭で毎日筋肉を繋ぐ・・・お腹で全身を繋ぎながら歩き続けてきたのですから凄いです。やっと少しずつ観たい映画も、行きたいお食事処にも、泊まりまでできるようになったのです!毎日芯体操をやり続けてきた私ですから、当たり前と思われるでしょう。本当に不思議ですよね。皆さんと一緒に動きながら新しい運動を展開してきたのですから・・・私直伝の運動を積み重ねてきた結果なのです。
筋萎縮症か、ALSになっていただろうと思いますが、誰も信じられないほどの体験でした。『すべては宇宙の采配』 =奇跡のりんご農家=木村秋則氏の著書ですが、2009年に出版されて直ぐに読ませて頂いた私の心の中にしっかりと残っている出来事です。茂木健一郎氏の特別寄稿による序文にこう書かれています。
【体験の真実】
「この本に書かれている木村秋則さんの体験を、信じられないという人もいるかもしれない。特に合理主義の人はそうだろう。木村さんが体験したようなことが起こる筈がない。幻覚だったのではないかと思う人も多いと思う。問題なのは、ある体験が正しいか、正しくないか、ということではない。その体験が、その人にとって、どれほどの真実を含んでいるかということである。」
木村さんは不可能と言われた無農薬、無肥料でのりんごの栽培を実現した方なのですが、高校2年生の時に龍に遭遇したり、りんご作りの苦労で、自殺しようとしたときに山の中で、自然に育っているりんごに遭遇したり、成功した後で、宇宙人に出会ったことなど不思議な体験をされています。本を読んだ当時、私には全てが真実であると信じられたのです。それは私の遭遇したことも、不思議なことがいっぱいあり、話しても分かってもらえない経験をいっぱいしてきたからです。一生懸命に生きていたら色々な体験をするのかもしれないなと、今ならしみじみと思えます。芯体操の良さが今なら、さらにお伝えすることができていけると思っています。
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2023年09月10日
芯体操レッスンに想うこと
一つの動きを伝えることの難しさを感じながら、日々のレッスンに向き合っています。私のからだの中に宿っているものは、確かであっても、それを踏まえてからだで体感していただくことは、とても難しいとつくづく感じています。ひとり一人のからだは確かにさまざまではありますが、何とか歪み、縮みを改善しながら方向性をしっかり意識しながら歩んできました。少しずつではあっても、生半可な運動では効果が少ないと思いつつ、みなさんの変化に一喜一憂する毎日です。
各関節を緩めながら、骨と筋肉が正しい方向に動かせるようにと願っていますが、用具(お手玉、ゴムなど)を使うことでその難しさを改めて教えられる気がします。上手くはまった時は何物にも変え難い喜びがあり、気も、心も、からだもノリノリになります。そんな瞬間を味わって欲しくてあの手この手で取り組んでいます。
昨日は、細ゴムを両手で引き合って背骨を伸ばす運動をしたときに、肘を横に引っ張るということが、とても難しくて何故かな〜と考えながら、胸まで引き寄せて直角になった肘を横に引っ張ったら、みなさんから「うわー!背骨が伸びた〜」と歓声が上りました。いきなり横に引っ張っただけでは、どうしても肩の力、腕の力になってしまうのでした。全ての動きを解明しながらみなさんにお伝えしなくてはと、まだまだ研究の余地があると考えさせられました。これが、繋ぐということなのですが、とても嬉しかったです!
その何かがあればからだが自然に動いてくれるのですね。繋がりがあれば、骨盤、背骨、足(脚も)、腕も、首も頭も軽く動かすことができるのです。そして、コツコツと続けることが大切なのです。それが、自分の思い込みではなく心地良いことであれば、続けられるのだと思います。そんな『芯体操』でありたいです。全ての方が、喜びを感じ、生きる力を心に、からだに宿せたら・・・・・そんな毎日でありますように。
私が考えすぎると楽しくならないですよね。今日は私のからだの中に宿っているものをしっかり感じながら楽しくチャレンジできるように頑張りたいと思う休日になりました。土曜日のレッスンは、生徒さんのお孫さん有紗(ありさ)さんが、この2カ月間、ドイツからレッスンに参加していました。来週で最終レッスンになりますが、日本語も上手で楽しい日々を過ごすことができました。 『芯体操』 で体感したことを忘れないでね。また、来年になりますがレッスンに来るそうですから、楽しみにしていますね!
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2023年09月03日
父の十三回忌を無事に終えました
早いものですね。父の亡くなった日は、2011年9月13日でした。思えば、東北大震災の年の2011年3月11日の2時46分頃発生した状況を、私は何故か、父と2人でテレビの前で流されていく家々の映像を呆然と眺めていました。日本列島を震撼とさせた大きな出来事でしたが、その半年後に父が亡くなったなんて考えもしなかったのです。最後は、病院で息を引き取ったのですが私は毎日のレッスンがあり、姉が担当医と会っていました。だから自宅に帰ったりもしていたので、私は両親の夕食を作っていたから比較的元気な父しか見ていなかったので、本当に信じられませんでした。
母は、2020年9月1日に逝去しましたが、何かにつけ、両親は2人姉妹の私たちに介護やお金のことで苦労を掛けることもなく、最後まで自分自身と向き合い、気持の良い生き様の教えを残してくれました。思い出すのはみんな一緒に孫達も連れてカナダ、ハワイや、日本各地にもたくさんの思い出を残してくれました。
2人のお墓は伏見のお寺にありますので、近くで有難いことですが、今後のことを考えますと大変なことですね。今日は、久々にお寺での法要を姉夫婦と私たちの4名で行いました。子供たちは、みんな気持はあるのに遠いのと、お仕事で、なかなか集まれません。今日は、久々に本殿でのお経を聴くことができました。外はとても暑く、相変わらずの熱中症に気を付けていなければと気を引き締めて臨みました。お寺の静謐な環境への造詣は気持ちでは達していても、お経を暗記するだけでも駄目だし、なかなか難しいことです。やはり修行僧が日々、1日の決まり事に真剣に取り組んでいるようなお寺とは空気が全く、違いますのでそんなお寺だと良かったのになあと行くたびに思います。少々、不謹慎ですが・・・
帰りに京フレンチの店、「水ノ雅」 のお食事を頂きました。姉のお勧めで初めてでしたがとても気に入りました。斎藤酒造社長元私邸の落ち着いた雰囲気の京町屋でのお食事はとても繊細な心配り、気配りの効いた素敵なお料理の数々でした。
先日、浜名湖畔の星野リゾート「界」に行ってきました。数ある星野リゾートの体験は初めてでとても感銘しました。静岡県なのでお茶がテーマになっていて、お部屋には 「くつろぎ煎茶」 「おやすみ煎茶」 そして朝には 「おめざめ煎茶」 とそれぞれが、違う焼き物の急須やお茶碗のセットになっていて、適温のお湯が出るのでとても美味しくて感激着いた時の集いでは煎茶のお点前もしっかり楽しみながら身に付いているのですから脱帽です!夕食はお腹が空いていなかったので残念だったのですが、品数も多く次回はお腹を空かせて行こうと反省中です。今日のお料理といい色々な舌と心の贅沢をさせてもらえたなと、とっても有難く思っています。
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2023年08月27日
24時間テレビの訴えること
昨夜何気なくテレビに目を向けると、『24時間テレビ46愛は地球を救う』 が始まっていました。新テーマ「明日のために、今日つながろう」 だそうです。いつも観られるわけでもなく、全部を観られるわけではありませんが、とにかく毎年感動を頂く番組です。きっかけは、やはり、体操のお蔭かなと思います。健康体操を始めたばかりの頃、千里中央のよみうり文化センターのレッスンを受け持ったことが、始まりでした。
文化センター発表会に毎年参加し続けたことから、一口では伝えきれない体験や思いが私のからだの中に宿っているものとして、満ち溢れています。そんな中で今年、46年目という24時間テレビですが、30年ぐらい前には大阪の読売テレビ本社ビルの前で、ダンスを披露したこともありました。寄付金を届ける多くの人通りで、私もレオタード姿で踊っていたのですから、考えられない思い出です。その頃の団体を代表して、100万円寄付したこともありました。2014年の舞台を最後に、一つの時代を経て、レッスンは今のコスパに引き継がれて頑張ってきました。この番組の精神はとても素晴らしいと今でも楽しく応援しています。
昨夜は夕食の後、ブログをと思っていましたが、丁度感動のお話を番組が届けていたのを思わず観てしまいました。最初に62名で挑戦するインド・ナ―トウダンスという初めての動きにろうあの子供たちと女芸人の方々が共に助け合って踊ることにチャレンジしました。私も、八幡市の主催でろうあの子供さんと共に踊ったことがあり、その時に子供たちの素晴らしい能力に感嘆したことがあり、凄いことになるなという期待がありました。それは、音楽が聴こえないのにリズムがピタッと合うというセンスがあったからです。また、今の障害のある方に対する指導法などがとても進んでいるということもあり、聴こえないことは、話せないと思っていたけれど、声を出したり手話も進化しているのかという感覚的な繋がりの濃密さを感じました。女芸人さんたちの一生懸命努力する姿に、相手への突っ込みというか同化することが早いように感じました。こちらが考えているよりも意志の疎通が早く伝わると思いました。私たちがもっとからだで心で求め合えば、隔たりもどんどん無くなるのではないかと・・・
また、車椅子の少年が、ウォーターダンスをして水の中で浮く足がしっかり着地したり、骨肉腫のサッカー少年が、肺がんと言われて10ヶ月で、練習に出て、5年の生存率20%と言われる中で「自主練の鬼」と言われるほど頑張り、仲間と決めた奇跡のゴールが成功した瞬間の感動など、素晴らしい笑顔に幸せな気持ちになりました。
今年のTシャツは動静を併せ持った繊細なタッチSHUN SUDOによる、花の下に(ボタンフラワー)がデザインされています。「いずれ大きな人と人、心と心を繋ぐことができる花を咲かせる、花を咲かせたい」という子供たちをイメージしているそうです。
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2023年08月19日
ほぼ1週間のお盆休みに
8月11日(金)から(12日の木幡レッスン(土)だけ開き)17日までお休みになりました。しかし、台風6号と7号が続けてきたものですから、連日豪雨や、強風などで各地の被害状況がテレビで放映されていました。台風の目の進行速度が遅いので、各地で、災害が起こり大変でしたね。愛知からの長女と2人の子供たちは、3泊のスケジュールでした。でも、台風が無ければ、帰省ラッシュのために疲れ果ててしまうところが怪我の功名?とてもスムーズに過ごせたと思います。
11日、夕方着 夕食 天ぷら(はも、野菜色々揚げたてを各お皿に一つずつのせて、カウンター席で食す気分に・・・)最後は、イカとエビを揚げて冷たいおそばと。
12日、夕食 鳥とネギを串にさして焼き鳥屋の気分。同時に肉じゃがを作る。台風のために、メニューを考えてなかったので、なんとなく買っていた材料で工夫しました。
13日、夕食 手巻き寿司 台風は進路が少しずつしか進まないので、お刺身を買いに行けました。
というわけで、子供たちが、楽しめるように・・・ちょっと食べさし過ぎかな?心配・・・
14日朝、お土産の牛肉(夕食用に)を乗せて、元気に帰りました!中々会えないのですが、長女夫婦も共働きなので、昔風に言うとお里帰り?のつもりか、全然お手伝いしませんよーまあ、私達もその方がやりやすいかなと思っています。みなさまはどうしていらっしゃるのでしょうか?
そんな訳で昨日はコスパ教室、今日は木幡教室のレッスンが始まりました。からだはレッスンしなければ生きていけない!ですが、今回のお休みは台風のおかげさまで独特の気持ちになりました。もしも京都に直撃して、各地に起こったような凄まじい被害に遭っていたらという思いでしたので、思考力が無くなっていました。するとどういう訳か無性に本が読みたくて、今まで読んだ中の心に届いた言葉などにとても感銘して、とても落ち着くという体験をしました。
また、整理して出てきたノート15冊分ぐらいの日記を読むことができました。それが、高校生時代の3年間、全日空時代の4年半、結婚するまでの日常を赤裸々に綴った日記でした。自分の青春時代の全てを彷彿とさせる内容なのでした。何故、あったのかと言うと結局読む時間がなかったので色々な変動があったけれど、捨てられなくて置いていたという訳です。何十年もの間眠っていた文章に出会ってとても感銘を受けました。私って、ずっと書いていたのです。稚拙であろうとなかろうと、今書いているブログにしてもきっと自分の思いが残っていく。書くことで自分が生きている証になるのであれば、さほど遠くない未来にこんな出会いが待っているのかもしれません。
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2023年08月12日
『君たちはどう生きるか』
吉野源三郎(原作) 羽賀翔一(漫画)のこの本に出合ったのは2017年第1冊発行された以後のことですから随分の年月が経ちます。最近、この題名の映画が上映中だということを知りました。丁度コロナ禍で映画からも遠ざかっていた時に、沢田研二さん主演の『土を喰らう十二ヵ月』 を観ましたが、その時の印象が日本映画特有のちょっと重いテーマに感じながら終わってしまっていました。『君たちはどう生きるか』の本は、あまりにも凄いテーマに心が打ち震えてずっと心の中に課題を置き去りにしたままでいましたので正直、映画では観たくないという思いでした。
9日(水)、くずはレッスンの後、映画、ディズニーのアニメーションコメディ 『マイ・エレメント』 を観ました。水の男性と炎の女性が本来、相容れない状況の中でアニメーションだからこそハッピーエンドで終わる素晴らしく、楽しい作品でした。人間では不可能なことも映像の美しさ、華やかさで表現できるからなのかもしれません。そして改めて『君たちはどう生きるか』 が、なんと宮崎駿監督の10年ぶり長編アニメーション映画だということを知りました。遅くてすみません。吉野源三郎さんの時代が時代だけに、勘違いしていたのですね。宮崎さんの、アニメの大ファンですので、今日は、しっかり観たい気持ちになっております。
この本はすでに漫画化されていたから本ではすーっと惹かれていたのですが、役者さんが演じるには自分の中で戸惑いがあったのですね。勿論、素晴らしい映画もいっぱいありますが、それも時代と共に変化していくのかもしれません。表紙の裏面には、こんな言葉がありました。
「自分の生き方を決定できるのは、自分だけだ。 人間としてあるべき姿を求め続ける、コペル君と叔父さん。 永遠の名作が、80年の時を経て、ついに漫画化!」
何という時の流れでしょう。この本からまた、何年か経て今、宮崎駿さんが届けてくださるこの奥深い『人生学』をとってもとっても、楽しみにしています!因みにこのお話の中には私的にも、数多(あまた)の思い出が浮かぶのです。いじめられているクラスの男の子に手を開いて庇(かば)ったことや、学校に来られなくなっている女の子の家に毎朝迎えに行っていたことなど、誰に言われることもなく自分の中で感じたままに行動していたのですね。こういう時はどうしますか?ではなく、自分の中に湧き上がる思いを大切にする力・・・コペル君の姿、それを自然に引き出してあげる叔父さんとのつながり・・・若い人だけではなく私達にも色々な気付きがありますね。
芯体操のみなさんと共に、どう生きるかということを考えていきたいです。
こころとからだのしくみを知ることから始められたら良いですね!
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2023年08月05日
久しぶりに比叡山延暦寺へと
8月2日(水)にくずはレッスンがお休みになり平日の珍しい時間を頂きました。レッスン場がセンチュリーマンションの夏祭りに使われるようで、あぁ!これも久しぶりの再開なのかなと嬉しいです。私までウキウキの気分で、折角のお休みを楽しもうと思いました!TV番組で国宝根本中堂(こんぽんちゅうどう)の大改修中とのことを知り、行ってみたくなりました。根本中堂の屋根は、木材の下地材の上に銅板を屋根形状に加工して止めているそうですが、銅板が切れたり、軒先の銅板がめくれるなどの破損が生じており、屋根全体の葺き替えや塗装、外部の漆塗りの塗り直し、中陣天井絵、彩色の洗浄剥落止め、柱・軒廻り・床下の木部修理など気の遠くなるような時間と労力が要ります。
ところで、比叡山は大きく三塔の地域に分けられ、これらを総称して比叡山延暦寺というそうです。今回訪れたのは、東塔地域になりますが、大津の方から上がってドライブウェイを走ると琵琶湖を眼下にしながら、あっという間に重要な堂塔が集まっている延暦寺の中心に着きます。随分長い間来ていないなと思い、とっても懐かしい気持ちでいっぱいでした。この改修は平成28年から始まり11年ぐらいかかるそうですから、今訪れて良かったなと思いました。山の標高は848mですが、さすがに吹く風は爽やかで、この猛暑日の毎日ですが、とても清々しい気持ちになりました。
比叡山頂上あたりにはホテルがあって、両親と子供たちなどみんなで泊ったこともありますが、今は開いているのか分かりませんでした。何十年も昔ですが、京都に住みながらちょっとしたリゾート地だったのですね。しかし、京都には海外からの多くの新しいホテルも増えました。海外からの旅行者などがどこに行っても多く、京都に住んでいる者が楽しめる京都であって欲しいと願うのは無理なことでしょうか。
帰りは京都に降りて、久しぶりにイノダコーヒーに寄りました。平日の2時頃のせいか、スムーズに店内へ。ここも観光客が多く、昔から利用している私たちには、値上げや、メニューの内容が様変わりしていて珈琲の味まで違っていたのが、がっかりです。
高島屋にも寄りましたが、やはり多くのお店が、特に気に入っていた洋服のお店などが新しいお店に変わっていたり、7階の食堂街も目当てのお店が閉店に・・・コロナ禍の影響か、世界的な経済情勢の影響か?
沖縄地方の台風による強風、大雨の影響で飛行機が飛ばず、ホテルに缶詰め状態の人も多いようです。やっと数日後に予約が取れてもその間、狭い1室で24時間過ごすだけでも大きなストレスですね。比叡山のご報告からブログ書いている間にも、世の中は大変です。無事に毎日のレッスン続けられますように祈ります。お元気で!
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2023年07月29日
お元気ですか? 暑中お見舞い申し上げます!
連日のように37,8度とかの猛暑、今週は、火、水曜日以外は明日まで連休になり、ほっとしています。そんな中でコスパが珍しくお休みの24日(月)にバームクーヘンなどでお馴染みの『ラコリーナ近江八幡』 にドライブがてら行ってきました。久しぶりに見る草、木屋根の素敵な建物の裏側に出ると広大な庭園の周りにいくつかの建物が建っており驚きました!殆どが屋根つきの回遊路などもあり、工房やカフェなどがそれぞれに楽しめます。平日なのに多くの方が来ておられますが、三々五々に分かれているのでとてもゆったり過ごせました。
太古から現代まで世界のあらゆる建築を手掛けた建築史家でもある藤森照信氏の設計によるこの建物は、近江八幡の地で145年にわたり菓子舗を営む(たねや)グループのメインショップでもあります。(クラブハリエ)でも有名かもしれませんね。それぞれの建物にカフェがあり、混んでいるところと、ゆったりできる空間のところとその日の気分で選ぶと良いですね。珈琲とバームクーヘンのセットとか、バームクーヘンとソフトクリームのミックスジュースにチャレンジしてみたらエーッ!と言われそうですが、結構グッドでした。
そんなこんなで元気に亀岡、くずは教室のレッスンを楽しめましたが、あっという間の連休はあと明日までになってしまいました。久しぶりに土曜日にブログを更新します。新聞や読めていなかった本などに目を通してみましたが、新聞では、毎日遅々として進まぬウクライナ侵攻の様子に憤怒の思い、そして小さな日本列島に起こるさまざまな天候不順の被害や、事件等々、忙しい毎日だと気付かなかった思いに至ってちょっと辛くもなりますが、こうして文字にすることができ気持ちが落ち着きます。
雑誌の「アートな人」というコーナーで、吉本潤さん(ポジャギ作家)のご紹介がありました。朝鮮半島で生まれた、包んだり掛けたりして使う布と布、色と色を繋ぐ手芸品で、韓国で学んだポジャギ制作を続けて20年になるそうです。もともとアメリカンキルトを続けていらしたそうで、夫の赴任中に釜山(プサン)で過ごした4年間の間に自分のために何か習得したいという思いで、少し韓国語を学び、挨拶くらいできるようになってから、デパートのカルチャースクールに通われたとのこと。一重で仕立てるパッチワークなんて、世界中でポジャギだけかなとおっしゃっていますが、その、涼やかな感覚の作品を見ますと二重仕立などもされますが、何か心に残る素材、色合いです。
どの世界にも素敵な感覚がありますね。私にできることは、『芯体操』 ですが、色々な感覚を身につけて世界が広がるようにいっぱい学んでいきたいと心新たにウキウキしたり、ワクワクしたりしている私です!
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