2022年11月26日

心遣い 見えれば野暮

 
 京都には「御三家」と呼ばれる老舗旅館があります。「俵屋旅館」は国内外から数々の著名人を迎えてきたそうで京都の歴史と文化に根付いた「しつらえ」が魅力だといわれています。どの客室も敷地内にある庭のいずれかが見通せ、古都の自然を私的な空間として楽しめるそうです。こうした庭や建具は京都の職人の手によるものばかり。食材も地元の農家や業者から届けてもらうそうです。庭側の引き戸が全面ガラス張りで断熱性の高い厚さ約1センチの特注品という社長の佐藤守弘氏(56)は京都の職人の高い技術があってこそだと言われます。守弘氏の母で当主の年(とし)さん(90)は 「もてなしも過ぎれば暑苦しい。人への心遣いも見えてしまえば野暮だ」 と語られたそうで、この言葉に長年培われた真髄を感じました。

 さらに 「柊家」 「炭屋旅館」 にも共通するものがあります。柊家を定宿とした作家の川端康成さんは 「昔から格はあっても、ものものしくはなかった。柊屋は古都の一つの象徴であろう」と書き残されています。京都で洗練された茶の湯は、古いものや簡素なものの中に美や心地よさを見いだす精神を培ってきました。五つの茶室があり、茶の湯の宿として知られる炭屋の女将、堀部寛子さんは 「京都のおもてなしの心底には、お茶の心が流れている」と解き明かされました。

 この記事を読んだときに驚いたのは、コロナ禍に少し慣れた頃に車でよく京都市内を回ってもらい案内してもらったのが、俵屋旅館の後ろ側にある「遊形」 というショップでした。素敵な小物が並んでいる可愛い空間でした。旅館には泊まったことはないですが、石鹸が気に入り我が家の洗面台に置いています。陶器の石鹸置きがとても気に入っています。

 そしてごく最近ですが、テレビの番組を見て柊屋旅館で使っているやはり石鹸を知りました。そのお店も直ぐに連れてもらいました。「京都しゃぼんや」 という京都の町屋をリフォームしたお店、色々お話をしながら、こだわりの石鹸を買ってきました!オリーブ果実油、ヒノキ油、ヤシ油、マカデミア種子油などで作られた、とてもすっきりと気持ちいい使い心地です。

 海外のホテルで20年経験を積み、昨春、ハイアット系ホテルの総支配人に就いた豪州出身のマシュー・キャロルさんは8年前の来日時に京都の文化に触れ、京都勤務を熱望してきました。彼女は「京都のおもてなしは、海外のホスピタリティーに比べて文化的に深いレベルにある。我々もゲストが求めるより一歩進んだサービスを提供していきたい」と意気込んでいるそうです。私も京都で生まれ育ち、京都の風情をとても愛してきましたので、とても幸せな気持ちになりました。

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2022年11月19日

覚えたことを繰り返してみましょう!

 
 今日は土曜日、木幡スタジオでのレッスンでした。1,2レッスンと2回に分けて行っています。殆どのお教室も2レッスンに分けて感染防止策を取っていましたが、今は木幡教室だけになりました。少し時間は短いですが、目が行き届くという利点はあるかもしれません。あっ!どちらの方が良いという訳ではありません。多いか少ないかということではなく、どちらにしても、夢中ですので楽ということはどちらも無いですね。

 1と2は、日に寄りますが内容が少しずつ違います。そのせいか、どちらも受けられる方も増えました。120分ですが入れ替わりタイムに少し休憩してなので楽しんで頂けているかなと思っています。もしもこれがお仕事だったらどうでしょうか。交感神経が緊張し続けていれば身体の声を聞けなくなります。交感神経優位では、知覚に必要な神経伝達物質の分泌が抑制されています。この分泌を促進するには、強制的に、副交感神経を優位にする時間を確保しなくてはいけません。

 そう思うと、「芯体操」はすごいなあと思います。(笑)緩急自在と言いますか、身体のすみずみまで緩め、「静」と「動」を使い分けながら全ての呼吸法を自然に使い行っています。ジムに行って同じ動きを何分とか、何回とか繰り返していく運動ではなく呼吸法につながる動きから優しくしなやかに自然に鍛えていく理にかなった運動です。例えば「パーフェクト」を踊ってみますと(そう!踊っているのですよね)とても自然な動きをいっぱい、ちりばめています。数え切れないストレッチが隠されています。1曲終わるととても気持ち良くなります。

 「芯体操」は同じ動きを何度かして覚えていくと、それらが繋がって作品になっていきます。それを覚えていけば、どんなにか楽しいことでしょう!自然に引き離し、緩め、伸ばすことができるのです。この20周年を迎えて、それよりももっともっと以前から「芯体操」の道を歩き始めていたのだということに気付きます。自然に呼吸し、自然に動くことで多くの作品が生まれました。それは単に作った踊りではなくて、今に通じる身体の不思議に生きる道程であったと思えます。

 その多くの作品達が、全ての疑問に解答をくれます。それほどの動きを繋ぎつつ作られていることに今更ながら、驚きを感じています。その動きの意味を理解することが学びであり、健康に繋がる方法としてみなさまにお伝えしたいと、切に思っています。

 歩けなくなった自分が歩くため、生きるために必要だった多くの解答をみなさまにお伝えしたい!しっかり覚えて繰り返してみましょう!今からが必要だから・・・
 今からの人生にこそ、必要な運動だから・・・

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2022年11月12日

「からだの不思議」

 
 1週間のうち6日間は、毎日レッスンを続けています。芯体操は、20周年を迎えて20年間5年ごとの区切りに、ホテルでのパーティーを企画してみんなでお祝いをしながら頑張ってきました。長い年月とても大切な時間が過ごせてとても幸せでした。しかし、本来なら5度目のパーティーを目指して忙しいはずの2022年、ここ数年は世界中にコロナが蔓延し、世界情勢を揺るがす問題も起こっています。

 マスクのレッスンがすっかり定着していますが、「心とからだの健康」はどんなことが起ころうと人類にとって一番重要なことです。芯体操の役割はとても大きいと思っています。的確なからだ作りは、芯体操に取りましても大きな使命と考え、その効果と結果を目指して実践してきました。からだはきちんと使わないと逆効果になることもありますので、本来自然である身体の機能を充分に働かせてあげることによって楽しい人生を過ごすことも可能です。

 過度にからだを鍛えると老化を早めるかもしれません。芯体操は笑い、楽しんでやれることで、実年齢を若くしてくれます。お手玉や、ゴム体操などは、子供の頃遊んだ思い出があります。しかし、単純で易しいかと言えば、なかなか難しかったりでそこが面白くて、笑いが生まれます。何故できないのかな?と不思議ですが、それは究極のリズムが要求されるからかもしれません。

 リズムは苦手なんて言っていられません。音が、早くても遅くても、それが私達の生きている世界のリズムだからです。体重をかけないことで病気にならないからだを目指しているからこそ、芯体操の運動は全てリズムに乗って動きます。勿論!無音でもからだのリズムが分かるようになれば、無限に生まれてくる動きは私が生きている限り生まれ、続くことでしょう!

 無理なことをする必要はありません。自分のからだをいじめることなく、楽しめること、日常、フルに時間を使っているからこそ「生き生きと」生きることができます。ヒマな人は時間が使えなく目的を達成することができませんね。例えば痛いところがあれば、出来ないことがあれば、面白くなければ、先ずは、呼吸法にチャレンジしてください。芯体操の「パーフェクト」を覚えて動いてみてください。何回も続けてからだが熱くなってきたらきっと何かをやろうという気持ちになるでしょう。動くことは、自分を元気にしてさらに、動きを生み出し動くことで考え、行動することにつながるのです!
*12月までには、今までよりもちょっと進歩してみましょう!それが実年齢よりも若さを保つ秘訣なのですから!からだはとっても不思議で、神秘的です。
来年も「夢と希望」をもって自分を思いっきり愛せるように頑張ってくださいね!

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2022年11月05日

ブログとインストラクターコラム見てください!

 
 毎週1度は書いている私のブログ(芯体操日記)と、毎月1回の「インストラクターコラム」は芯体操のHP(ホームページ)で検索すれば、見られます。携帯電話でも、簡単に出会えますので是非、ご覧下さると嬉しいです!また、ほぼ毎月発行しています「芯体操だより」の巻頭文があるので、さすがに頭が働かなくてしばらくぼーっとしているときもあります。おこがましいですが、思わず小説家など書くことを生業(なりわい)にしている方々のご苦労を思うと頭が下がります。

 私は『奇跡の芯体操』T、Uと2冊の本を出版させていただきました。拙い文章であっても芯体操についての経緯や、内容、思いなどであれば、何万字であろうとも、書き続けられたのですが、それは自叙伝のようなものでテーマは1つ、ものすごい集中力で考える間もなくどんどん生まれてきた言葉を紡いでいただけでした。ところが、日々レッスンしながら過ぎる時間の中で、何かをテーマに書くということは、リズムを感じて生きているだけにちょっと回路が違うように思います。

 もう少しゆったりできていたら、ふっと書きたいことが湧いてくるかもしれません。レッスンが忙しいというわけではありません。呼吸法をしっかり使い無の境地に存在する自分があるからこそ毎日レッスンを続けることができています。ありのままでいることが幸せになれる自分だからこそ、新たなエネルギーが生まれます。そのエネルギーは全て芯体操を存続できる力になればと願っています。

 何年か前に、インストラクター全員に、「書くこと、考えること、実践すること・・・」そんな思いで書くことをお願いしました。最初は、毎回緊張されていましたが、少しずつ一人ひとりの個性を感じるようにまでなりました。書くことの大切さをつくづく感じさせられる今日この頃です。私達が学ぶことで芯体操がより深い内容となり、多くの人に健康で健やかな日々を過ごしていただけるように願っています。

 歩けること、食べられること、ボケないこと、おしゃれでいられること、本が読めること、笑顔でいられること、お話ができること、病院には行かないこと等々、挙げればきりがないほどですね。これらの願いの多くは、芯体操が満たしてくれると自負しています。出かける目的があるのは本当に大切なことです。それも、身体が変わる、心が変わる、長い年月をかけて実践しながら育んできた「芯体操の世界」に是非ともお越しください。お友達や、気になる方にもお勧めしてください。
 人に寿命があるならば、その日まで元気に、幸せに生きたいですね!
書き始めはうろうろして、書いているうちに思いが膨らみます。
今日も読んでいただいてありがとうございました!

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2022年10月29日

なぜ呼吸法が必要か?

 
 芯体操では、呼吸法をとても大切にしています。「パーフェクト」を考案したのは、コロナ禍の真っ最中ですが、世の中が混乱している中、こんな時こそレッスンを続けたいという思いは大きかったのです。自粛中こそ、自律神経を整えることが必要だと考え、毎日午前中は、自分レッスンを続けていました。色々考えるのではなくその頃に出会ったエド・シーランの曲「パーフェクト」を流しながらひたすら呼吸法に集中していました。安坐ポーズはとてもからだに良いので、曲を聴きながら心が落ち着くと自然に手を動かしたくなり、呼吸を意識するとどんどんイメージが湧き上がり何度も何度も繰り返している間にきっちりとはまりました。《目指せ!安座ポーズ》

 初めてインストラクター勉強会で披露してみたらとても気に入られ、早速各お教室でお伝えしてもらっています。自律神経とは、呼吸や心臓を動かすなど生命活動を司
(つかさど)る神経のことです。人間がこの世に宿った瞬間から自然に備わっていた大切な力です。自律神経が乱れ免疫力が低下すると、疲労物質を処理することができなくなり、肩こり、腰痛をはじめ、冷え、アレルギーといったさまざまな症状が出てきます。それがさらに進行すると、生活習慣病と呼ばれる慢性病や、がんなどの大病につながるのです《目指せ!自律神経のバランスを良くする》。

 芯体操を通じていつも思うことがあります。それは疲れが病気へと進行する前に早めに手を打つことができれば、いつまでも健康で楽しく幸福な人生を送ることができるだろうということです。こけた人や足、腰の痛みを訴える方がいらっしゃいますが、お聞きすると転んだけれど大事に至らなかったり、骨折した方もこけ方が良かったのか、あまりにもからだが良く動くので、お医者さんが驚かれるというお話もお聞きします。恐らく芯体操のみなさんは、治りが早いだろうと思います。《目指せ!こけるな》

 今までも、こけないためにコロナ禍が少しずつ落ち着いてきたのかなという中で、ストレッチは勿論のこと手足の関節を緩め、深層の筋肉を伸ばし、骨の向きの改善を願ってきました。今後は、さらにしっかりバランスを取って歩けるように、立位に至るまでの運動に力を入れていきたいと思っています。

 また、睡眠の質を上げるためにも、寝るときの姿勢は仰向けがベストです。芯体操では、骨盤や肩甲骨を動かし、猫背などの姿勢の改善に力を入れ、「芯」を感じる運動が中心となっています。枕も高すぎず、呼吸も楽に鼻呼吸でリラックスできると深く眠ることができます。理想は「大の字で寝る」と言われますが、芯体操の最終の理想は踵がつく、つまりからだに芯が貫いているようなイメージが持てたら良いなと思います。勿論力を入れないので無意識での話ですが・・・《目指せ!仰向け寝》

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2022年10月22日

《 時を豊かに重ねて 》

 
 素敵な言葉に出会いました。1日、1日がなんと早く過ぎていくのでしょう。あまりにも早く感じるのは、良いのか悪いのか・・・やることがあるのはとても幸せなことだと思います。しかし、年を取るのが早いのは困りますね。レッスンを続けているからこそ、からだは動いてくれますが、やはりそのリズムが崩れると老化するのはあっという間かなとも感じるようになりました。だからこそ、お伝えしたいことがいっぱいで、焦ってしまいます。

 特にコロナ禍による自粛傾向が続いた影響は大きかったと思います。八波の懸念もありますが、やっと少しずつ気持ちが落ち着いてきたようですね。これでレッスンにかけられるかと思うのですが、お孫さんを初め、ご家族のお世話などで休まざる負えない状況などが増えているようです。それでもなお、芯体操だけは続けると頑張ってくださるのが嬉しいです。

 レッスンでは、どのお教室でも年末に向けてたくさんの運動を提供できるように、インストラクター勉強会を開いて頑張っています。特に、エド・シーランの『パーフェクト』の作品は、かなりの方々に浸透してきました。呼吸法をしっかり使い固い関節をゆるめ芯を通して歪みを改善するためには、最もお勧めの運動です。CDを買っている方も増えています。音楽の効用も大きいので是非、チャレンジしてください。

 分からないことがあれば、何でもインストラクターにご相談くださいね。『パーフェクト』の曲を流してゆったりとした時間をもつ。豊かな時間を過ごすことが必要です。最近、親子で整理アドバイザーの資格を持ってテレビに出演されていますが、整理整頓が心にも影響を与えるとのことで、自宅を紹介されていました。なるほど、物が少ないので、すっきりしています。しかし整理にプラスチックの棚や箱などで分類されていますが、私はそんな無機質な空間には、したくないなという気持ちが大きかったです。

 人の好みは違ってよいのですが、『芯体操』をされているみなさまには、あまりお勧めしたくないなと思いました。例えば食器でも最低限で良いというより、心が喜ぶ素敵なお皿や、お抹茶、紅茶、珈琲、日本茶などそれぞれのお茶碗で楽しんで欲しいなと思うのです。人の丁寧に作られた作品からは、色々な思いが伝わります。そんなこんなで何十年という年月に集まった食器は凄い数ですが、その殆どをその日の気分で色々使って楽しんでいます。

 《時を豊かに重ねて》 大好きなものに囲まれて過ごしてきた日々はかけがえのない宝物かなと思える今日この頃です。
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2022年10月15日

芯体操20周年もあと2カ月半

 
 長い健康体操歴の中で芯体操を創立してから早や20年、熾烈なからだとのお付き合いから生まれた数々の運動は、今も私を生かし続けてくれています。20代から踊り続けてきた健康体操での歴史は歩けなくなった体験をしたことから少しずつ方向を微調節しつつ変わってきたようです。

 原因が分かっていたことから、病院や医師の範疇(はんちゅう)ではないと知った時に自らからだと向き合わなければならないという覚悟がありました。所謂(いわゆる)肉体でないからだでも、踊りました。からだが、風船のように軽くてからだのダメージを忘れさせてくれました。その頃から、多くのアーテイストの歌や音楽がからだの中に沁み透り自由に動ける世界を知りました。

 その頃から自分のためにあった動きが舞台のために生まれ変わり始めました。リズムも表現も自分自身が感じたまま、作品として伝えられるようになったのです。人間には色々な世界を自由に表現する力が備わっていると思います。ですが、やはり苦境に陥って強い気持ちで何かを求める動機が必要ではないかと思います。

 からだを動かせば、苦しむ。延々とその動きに合わせてからだの成りたいように動かす。そんな時間を過ごしながら、長い時間を使って、生きてきました。それが、この20周年という年月でした。この3年間は、コロナや戦争で舞台から遠ざかりましたが、《からだの使いかた》には徹底的に取り組みました。人間は年を取るとからだの縮み、捻じれでからだの衰えが進みます。目、耳、鼻、喉、歯等々不具合が生じます。しかし、からだの使い方次第でその症状を緩和することができるのです。

 筋トレメニューなどでからだづくりをすることが、却って老化を進めることもあります。
私のお勧めは全身の各関節をゆるめ、骨を引き合うことによりそれに伴う筋肉をしなやかに伸ばすことを推奨いたします。外の筋肉をかちかちにすることなく、内の筋肉を柔らかく伸ばすことでしなやかで、気持のよいからだを取り戻すのです。

 2017年に15周年記念パーティーを開いてからは、本当に踊ることから離れていました。丁度、コロナ禍に突入し、踊ると言えば自粛中に《パーフェクト》ができましたが、
今までに生み出した作品の一部をレッスンで楽しもうと思いつきました!あと2カ月半でどのぐらい楽しめるかと思うだけでわくわくします。有意義な20年でした!共に歩んできた方も、入会したばかりの方も、楽しい動きが満載です。
12月には、いっぱいの動きにチャレンジして、みなさん一緒に20周年を祝ってくださいね!どんな作品が出てくるでしょう!乞うご期待!

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2022年10月08日

芯体操って面白いですよね!


 月曜日から土曜日まで、毎日のレッスンが楽しい日々です。毎日と言っても月、金は千里で、生徒さんも変わります。その他は、亀岡、くずは、八幡、木幡と場所も生徒さんも変わりますので、いつも新鮮な気持ちになります。レッスン内容は自分でも色々な感じ方をしながらなので、同じことをしている感覚はありません。一人ひとりの受け止め方も微妙に違うので、意外性もあって面白いです。

 ゴムの腹筋運動は数あれど、繋ぐ、伸びるという感覚を実際に体感することは難しいけれど、とても気持ち良くてこの運動を始めてから肩関節、肘関節、手首関節などがゆるみ、所謂、腕がすーっと伸びる方が増えてきたのです。こういう場合に色々な方とレッスンを共にしますと、この方にはこういったやり方の方が合うかなとかサポートのやり方を変えることで、より分かりやすくなることが多いのです。

 武道や、太極拳、バレエ等々、数多の運動として続いてきた形や型などのように長い歴史の中で決められたことを守っていくことも大事かもしれませんが、時代が変われば考え方も違う長い年月の間に培ってきたからだづくりの原点も変えていかねばならないこともあるでしょう。私は無音、真空の世界と、音楽それも様々なアーテイストの無限に広がる世界をも体感してきました。私自身が体験したからだの中の不思議な世界に導かれた感覚は、未知の体験でもありました。

 それによって、芯体操と命名したこの運動は、形でもなく型でもなく自由に動くことができるようになり、自然の動きを身につけることができる唯一無二の運動だと自負しています。みなさまの前で動く時、からだの中に湧いてくる無限の高揚感、からだから生まれるエネルギーの片鱗を、お伝えしたいと思っています。

 コロナ禍に突入、新型コロナウイルスなどと闘い続け、これだけ多くの人に接しながらコロナに負けないと信じながらの3年間、からだの中の筋肉に働きかける日々は本当に免疫力が高まるのを実感してきた日々でもありました。生徒のみなさまのからだにも働き掛けながら新しい出会いも多々ありました。何をやっているのか分からないけれど、からだが熱くなる、レッスンが終わってみるとなんだかとても気持ちがいいなど、少しずつ伝わっていくのが嬉しいです。

 また、レッスン回数を増やされる方も多くなり、真(芯)から動こうとされる気持ちが伝わってきます。コロナや戦争に心乱れることもありますが、少しでも芯の心地良さを知って頂き、芯体操って面白いなぁって思ってほしいと願っています。

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2022年10月01日

からだが変わり、心が変わる奇跡の芯体操

 
 私の既に刊行済みの著書の題名は、2冊とも『奇跡の芯体操』 です。何気なく綴ったからだの異変への想いが本になりました。どうしょうもないからだと向き合ったことは、今思い起こしても不思議な体験であり空間でした。動きまくる外れた筋に引き裂かれる筋肉、極度の試練に耐えながら多くの学びがありました。今だからこそ学びと言えますが、多くの体験は時(とき)、過去から現在へと連続して流れゆく未来に繋がっていきます。その全てが今の私の生(せい)の証です。

『芯体操』という、えも言われぬ動きは、留まることを知らず次々に繋がり奇跡を起こします。人間が知らず知らずに冒(おか)している間違いを「そうじゃないんだよ」 「からだの使いかたはこうしなきゃあ」 「自分で治せる方法があるんだよ」って教えてくれます。・

日々、からだと向き合っている中で、何かあると直ぐに病院へ行ってしまうと、主体性のない自分になってしまいます。ある程度のことは 「なあんだそうだったのか、こうすればよいだけなんだ」って色々な症状に対する抵抗力が身に付きます。でも、レッスンを怠っているとなかなか身に付かないですね。日々の鍛錬がからだをつくります。

からだの中を感じて、からだの隅々まで循環機能が働くことが重要です。硬い筋肉は循環機能を低下させます。何度も繰り返しますが、所謂(いわゆる)全身を緩めるための呼吸法を毎日行いましょう!レッスンを増やしている方も増えてきました。家でやるよりもレッスン場であの空気感を感じて行う1時間は、とても効果的です。

正しいことを受け止める、「関節をゆるめる」、「骨を引き離す」、「筋肉を繋いで伸ばす」、出ました!芯体操のスローガンです。先日、インストラクターの方から、「先生!芯体操なんだから、「芯を通す」、「芯を感じる」がスローガンではないのですか?」という質問がありました。確かにそうですね。だからこそ 『芯体操』 と命名しました。 『芯』 が全てです。でもからだに芯を通すことは、たくさんの人、学ぶ途上の方々にとってはあまりに遠い世界です。

芯を目指すためにはあまりにかけ離れた言葉よりも、実際に行っている運動の意味をしっかり把握しながら実践することが必要です。緩めることも、引き離すことも、繋ぐことを実際の運動でクリアできることが、どんなに難しいことかが分かれば、「芯」という一文字を掲げても意味ないことかもしれません。私のたどり着いた、いえ!その道の途上だとしても、それをお伝えすることが大きな使命であるならば、毎日のレッスンはかけがえのないみなさまとの歩む道であると信じています。

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2022年09月24日

今年は芯体操創立20周年!


 今年もあとわずかですが、創立20周年であることを忘れたわけではありません。久々に5年前の創立15周年記念パーティーを開催したことを思い出しています。2017年、クリスマス前の12月17日(日)の華やかなパーティーの特集号を眺めますと熱く燃えたあの高揚感は今も、わくわくするぐらい、つい此の間のような気さえします。

 1975年に始めた健康体操、時代の波に乗って多くの人が、からだを動かすことに喜びを感じ、その頃から同時に表現することの楽しさや魅力を感じ夢中になりました。広い体育館や、大きな舞台で踊ることに感銘を受けて、自ら振り付け、演出などをやりながら歩んできました。その原点は千里のよみうり文化センターの講座に講師として依頼されたことです。体操を指導することから始まり、毎年の発表会に参加するようになり、バレエ、ジャズダンス、フラダンス等のように元々、見せるジャンルの中に混じって健康体操は、始まったばかりの講座でした。

 それが、今の『芯体操』への運命的な導きであったのかもしれません。既成の形ではなく「未知への道」を歩み始めていたのでしょうか。先ずは腹筋や、持久力を強化する基礎運動を学ぶことから始められたことは、自分の力をつける意味では最もシンプルで分かりやすい目標でもありました。そこによみうり文化センターは、新聞、テレビなど基本的に世にアピールする存在感がありました。単なる発表会というより舞台づくりのプロの方々の目にさらされるわけですから、同時に行う市民文化祭の舞台(勿論、音響・照明などプロの方々)とは違う特別な世界を味わいました。

 芯健康セラピスト育成に乗り出したのも、自らからだの中を見てきた体験から、人間が陥るからだの苦痛やそれを踏まえて緩和、予防、治癒などに至る方法などをお伝えしたかったのです。学びの場を広く推し進めるという信念の下、毎年の勉強会の継続を願っていました。コロナ禍であっという間に3年間が過ぎようとしています。その間、レッスンの自粛を最小限に抑え、各お教室のレッスンを続けることに専念しています。特にからだのつながり、引き合いに力を入れているのはセラピストの方々と共に全生徒のみなさまにお伝え続けたいからです。

 そのためにも今年のパーティーは実現できませんが、コロナ禍に負けない気持ちから生まれた呼吸法の作品 『パーフェクト』 をしっかり覚えて20周年の最終12月にはその完成を目指してみなさまそれぞれのお教室でチャレンジしてみてください!

 共に歩んで頂いたみなさまと新しい年を気持ちの良い心とからだで迎えたいと思います。一人で踊れますようにパーフェクト目指してがんばってくださいね!

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2022年09月17日

ふくらむからだ 呼吸法で味わって欲しい!

 
私は、1996年にからだのアクシデントに遭遇してから、からだのダメージがあまりにひどくて、何度ももうだめかという気持ちを味わってきました。病院での選択肢は全く無しであることだけは分りました。唯、眠れないことだけは耐えられなくて、心療内科との出会いがありました。眠れさえしたら、自分と向き合えることができました。そんな日々の中で、 からだが教えてくれることを受け入れ、色々な動きを運動としてまとめ始めるようになってから不思議なことに、宇宙空間という壮大な世界に生きている自分を感じるようになっていきました。

 からだの中に「芯」を感じ、長〜い、健康体操の歴史の歩みの先に『芯体操』と命名しての新たなる道を歩き始めました。この思いは、著書にも書きましたが、やはりそこで終わるような単純なものではないことを痛感しています。レッスンを続けていますと次々に新しい動きが生まれてきます。生徒の皆さんのからだがどんどん変わっていく喜びを感じたり、伝わらないとがっかりしたり、それでも未来に向かう気持ちは変わりません。からだを変えないと健康という目標は叶えられないという信念があります。

 人間から病を払拭したいと思います。からだにこんなにもダメージを受けている私なのに、病院のお世話になりたくないという思いは消えません。突き動かされるように1日のレッスンを繋ぎながら生きています。検診を受けないから、病名がつかないのです。病名を付けられたら気になって心が折れますよね。短い人生、少しでもこの楽な心で生きていたい。

 だから『芯体操』を続けていたいと思っています。だって、お腹が使えなくて体重のかかった重いからだでは、循環機能が悪くなる。それに対してこうなろうよ!というメッセージは数多あります。それを踏まえて、自分が克服するべきことはいっぱいあります。だからあれこれ言う前に実行していこう!何十年もお付き合いしている方々がいっぱいいます。そんな方は休む暇がない(?)、休まないからなんだかんだ言っても、からだが、元気!

 寿命は誰にも分からないけれど、病気を心配して病院に行くよりも、今日の元気を明日も!という気概を持って欲しいのです。今は、呼吸法、がんばってお伝えしています。本当の呼吸法を自分のために知って欲しい!呼吸法で内臓を運動させる、動かないからだの中を動かすことが、どんなに大切なことでしょう!自分でからだをコントロールできるように、『パーフェクト』の動きをがんばってみましょう!パーフェクトなからだ目指して、1日、1日を大切に、今日を精一杯生きてみたいです!
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2022年09月10日

芯体操だよりのお知らせと木幡スタジオのお話

 
 芯体操だより222号、今週中にお届けします!
8月号はお盆休み?と待ち焦がれてくださる方もいらっしゃれば嬉しいです!毎日読む(我が家は読売新聞)朝刊・夕刊と朝は朝刊中々読めず、夜に夕刊と朝刊を合わせて読むなど大変だけれど毎日の出来事は知っておきたいです。記者さんや、編集者、広告、写真、トピックス、連載小説、その他の記事等々、それを考えると、芯体操の新聞は楽でしょうとお思いでしょうね。

 今年は、芯体操創立から20年経ちました。2022年に222号と、2って続くと何となく気持ちが優しくなりますね。「芯体操だより」は毎月芯体操の役員さんで順番に編集を担当しています。今回は、めぐさん(大石恵さん)の担当です。新聞の最終チェックは、必ず、めぐさんと私で行い、グラフィックビズ(印刷会社)に送信依頼しています。毎月、この瞬間はとても緊張する時間でもあります。

 色々な思いの詰まった大切な新聞は、何度見直しても心配です。細心の注意を払っていても必ず思いがけない間違いに気付いたことも多々あり、送信してからも見直し中に間違いを発見し、キャンセルお願いをして送り直したこともあります。完成して配達された新聞に間違いを見つけた時はしばらく立ち直れないことも・・・

 おかげさまで何とか続けられていることはとても嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです。何か、ご感想やご希望があれば是非、それぞれのお教室担当インストラクターまでお届けくだされば嬉しく思います。芯体操のみなさまだけの新聞です。みなさまの投稿も随時受付いたしますので、よろしくお願いいたします。

 今日は土曜日、木幡スタジオ教室でした。コロナ禍の影響を受け2レッスン制を取った多くのお教室も無事に元に戻してきた中で、今だ2クラスに分けて続けております。長い方の一面に鏡を付けてトイレ、キッチン、床などをリフォームした、マイレッスン場です。お家賃、リフォーム費用を考えますと、とても運営どころではないのですが、これが私の贅沢、オアシスになっています。殆ど、週2回のレッスンに数時間使うだけですから、他のテナントの方々からすれば、不思議に思われています。

 元々は、自宅の近くで、芯体操のみなさまとご一緒に、ゆっくりとレッスン、マッサージ、楽しくお話したり、お茶したり、くつろぎの空間にしたいという夢や希望を持っていました。私の駐車場は有料で借りていますが、生徒さんには、無料で駐車場に停まれるなど利便性があります。コロナ禍でその夢はお預けですが、落ち着いたら、ぜひ、実現したいです!今は、楽しいレッスンができて有難く、しあわせです。
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2022年09月04日

芯体操独特のレッスンとは?

 
 健康体操に取り組んでから47年間経ちました。その頃はバレエ、ヨガ、太極拳など体を動かすための色々なジャンルに触れる始まりでもありました。世界中から、入ってきた運動の様式が、日本にもたくさん伝わってきた画期的な時代であったのだと思います。先人達の努力の賜物ですね。

 その時期に「健康体操」というものに出会って良かったとつくづく思います。バレエなどそれぞれの世界は長い歴史により型が出来上がっていたのですが、私の出会った健康体操は、からだづくりの方法は多岐にわたり所謂、基本的な鍛え方なので、後に何かを始めようと思えばどの道にも通用する基礎を作っていたのだと言えます。そのことで自分独自の動きを模索しながら、20年以上かけて『芯体操』を考案できたのだと思います。

からだのアクシデントを抱えて、乗り越える過程でからだの中から成り立ちを見てきました。動くということはどういうことかを学んできました。所謂、ポーズではなく関節で繋がっている骨、筋肉をどう使うのかということです。コロナ禍になり、基本的に手でさすることで、多くの感覚を知る機会が失われました。それでもなお、背骨と手足を繋げるという壮大な目標をもって日夜、努力しています。

目に見えて、みなさんのからだが、変わってきました。しかし、何がそうさせたかということを自分の意識で分かるようになりましょう!人が気持ちよく感じる触覚の特徴は、「やわらかさ」と「滑らかさ」にあります。赤ん坊の肌はまさにこの2つの特徴を備えています。赤ん坊がこの世に誕生した時は、お母さんのお腹の中でふわっと守られていたからだが、「おぎゃあー」っと初めて呼吸した瞬間でもあります。

その時のからだの中の感触が、芯体操の原点かも知れません。羊水に守られていたからだが、重力を受けて骨、筋肉を伸ばし成長する間にどっと重たいからだになり心もからだも緊張させて生きてしまいます。幼少期に撫でられて安心して温かい気持ちになるという経験を繰り返すことで、背中側と腹側の神経回路が形成されていきます。これらの間に繋がりができる結果、身体的な温かさを感じ、人に対しても温かい気持ちになるのです。

人間には触覚を含む五感が備わっています。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚(皮膚)です。過酷な環境の中で生き延びるためには絶対に必要な感覚です。しなやかなからだを目指し、五感を使うことでバランスの良いからだづくりを目指しましょうね!


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2022年08月28日

母の三回忌法要の日に


 母が亡くなってから早や2年が経ち、三回忌を今日無事に終えました。来年は、東北大震災の年に亡くなった父の十三回忌を予定しています。2人とも9月1日、13日と同じ時期というのも不思議ですが、連日猛暑続きでしたのに今日は、お墓参りも、お天気なのに日傘が要らないし、風もさわやかで気持ち良く過ごせました。

 京都市伏見のお寺近くにある250年の歴史を誇る『魚三楼』でお昼を頂きました。姉夫婦、その子供夫婦と我が家2名、6人で法要を済ますことができました。お寺さんとのお付き合いは、少しずつ簡素化しているように思えますが、姉と2人姉妹なので私たちに出来る限りは続けてあげたいねと話しています。お寺の本堂で読経を聞いたり、口ずさんだり、ゆっくり時の流れを感じるのも好きです。

 読売の24時間テレビ愛は地球を救うが昨日から始まりました。今日は見られていませんが、この番組には若かりし頃、体操仲間で出演したこともありずっと前から好きでした。昨日は、耳が聞こえない若い子たちが、人生の応援歌でバラバラにしか踊れなかった振り付けを見事に表現できるようになった映像を見て、感激しました。耳が聞こえないことで聴覚欠如の結果、音声言語習得不能または既習言語忘却によって口もきけなくなった状態の人が多いそうです。

 耳の聞こえない方には八幡市で、ダンスのレッスンを依頼されたことがあります。その時は、素晴らしい体験をしました。ダンスをみなさんの前でリードしましたが、私の背中に痛いほどの視線を感じました。すると、見事にみなさん踊れていらしたのです。私は音楽を聴きながら唯、一生懸命に踊りました。その時、音を聴こえないからこそ心で踊れることに感動しました。何故かというとみなさんは私の呼吸を感じ、動きを素直にキャッチし、自然に動かれたからです。

 音を聴いていればそのリズムに合わせてしまうが呼吸を合わせれば次にどの速度で体を動かすかということを瞬時に見て取れたのです。呼吸が合ってくれば出ないと思っていた声もでるのですね!昨日は会話ができる方もいることに感動しました。それぞれの世界で訓練方法なども進化しています。それにはまず、その方たちを本当に理解し、受け入れる世の中にならないといけないというメッセージが伝わってきました。

また、フィギュアスケートの羽生さんは、五輪で失敗された4回転などを完璧な状態で踊りたいとチャレンジし、乗り越えることを見事に果たされました。昨日、今日と、色々な思いの充実した日になりました。

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2022年08月20日

コミュニケーションの大切さ

 
  ロシアのウクライナ侵攻による戦争の長期化、コロナの感染者も増え続けていることもあり私たちの生活環境は随分と変わってきました。大きな問題点として、家族や友人、知人などとの交流などが思うように捗(はかど)らないなどでコミュニケーションが悪くなると、人間同士が生きにくくなることが増えていく恐れがあります。そもそも社会生活を営む人間の間に行われる知覚・感情・思考の伝達が滞るとどうなるかなと考えてみます。

 不登校や引きこもりなどがますます、増えるかもしれません。元々、それらは決して悪いことではなく、それぞれの立場に寄り添って色々な生き方として時間をかけて歩むこともありかと思います。人間同士の交流があればこそ、人としての生き方を模索することも大切なことですね。自然に触れて、食事が満たされれば、平和な世の中で幸せに生きることも可能でありたいと願います。

 世界中が、国同士のコミュニケーションが取れなければ、独裁国家が増え、世界戦争に発展してしまうでしょう。コミュニケーション=思いやりの心が必要です。そんな思いで、今日も「芯体操の広場」を守るために、みなさんのオアシスとなりますように願って体と心に向き合っています。子供やお孫さんが来るのでと休まれた方もいらっしゃいましたが、その一人ひとりの方がまた、オアシスとなり得るのですものね。

 芯体操では、からだの中からエネルギー効率を高め、しなやかな芯の通ったからだづくりを目指しています。その為には手の感触が大切です。ふれる、なでる、さする・・それぞれの感触が空気を手のひらに感じることで、お腹の力と繋げていくのですからとても難しいと思ってしまいます。しかし、一度体感したらその力は永遠です。その手でふれてあげただけで癒しになります。こころが優しくなります。からだが楽になります。

 からだを治すことを『手当て』と言いますね。自分の手をふわっとした感覚入力するためには、呼吸法を訓練しながら両手のひらを左右、上下に開きながら動かします。手と手の間で空気が動くのを確かめながら集中力を高めていきますとからだが温かく気持ち良くなります。その手を使って全体のからだのつながりを回復させようとすることで、『手当』の原点を理解することができます。

 私たちのそんな手のひらで、コミュニケーションの輪を広げていきましょうね!

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2022年08月13日

私にとっての1週間

 
 月曜から土曜日まで、毎日のレッスンが場所を変え、メンバーが変わり、日々の過ぎし時間が変わります。しかし月、金曜日の千里コスパ教室は、きっちり月4回のレッスンが祝日であっても殆ど月8回と決まっているので大きな意味を持っているようです。お盆と年末は、休みがあっても他のお教室と一緒なのであまり気持ちが変わらないのですが、今週の月、金は特別な空間を与えられた気がします。

 特に平日の11日(木)が、祝日であり4連休になったことで、大きな時間の空間をもらった気分でした。1日目は髪のケアで、2日目は出したくて書けなかった方へのお便りが書けたのです。実は、もう1人大切なお友達から、8月1日に、今年の5月に息子さんが亡くなったとのお便りを頂いたのですが、気持の整理が出来ず1週間後にやっとお返事が書けました。そのことで、もう1人のご無沙汰していた方にも自然にお便りできたということなのです。

 私にとってのお手紙というのは、社交辞令ではなくやはり、自分の気持ちが無いと意味がないのかなと感じています。殆ど、1週間に1度の「ブログ」とほぼ、1か月に1度の「芯体操だより」の原稿は、やはり、決め事ではなくその時に、自分の想いを伝えたくて書いていることが多いので、だからこそ続けられるのかなと思います。

 そして2日目のお便りをポストに入れに行く時、そのまま運転してもらって滋賀県の「ブルーベリーフィールズ紀伊國屋」というカフェレストランに向かいました。そこは、千里中央のギャラリーで出会った、山本羅介(らかい)さんという陶器などの絵付けをされる作家さんのお家があり、以前直接作品を頂きに行ったときに、「近くに素敵なお店があるから行きましょうか」と連れて頂いたお店でした。琵琶湖と空とブルーベリー農園が一望できる高台の素敵なカフェだったのです。

 なんと!楽しみに行き着いたら定休日でしたが、事前にお電話していたので羅介家に直行しました。元々、切り絵の凄い方で緻密な絵とブルーの食器が大好きで、見ているだけで幸せになります。奥さまも素敵な方です。定期的に千里のギャラリーでは、著書に出てくる山口真功さんの絵や銅版画の逸見亜古さんとの出会いがあります。ギャラリーが移転されたのは残念ですが、濃密な時を過ごしそれぞれの作品に癒されています。

 3日目の今日は、姉夫婦と一緒に両親のお墓参りに行ってきました。9月1日は母の3回忌になりますが、早いものです。全員集まるのはきっと無理でしょうね。
さて、4日目の明日は、どんな1日になるのでしょうか!?

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2022年08月07日

世界情勢を憂える

  
 連日、芯体操で鈍(なま)るからだを何とか活性化させようと、あの手この手で挑んでいます。コロナ禍での感染者は増えている昨今ですが、心は勿論、からだにも働きかけることの必要性をさらに感じています。子供と高齢者に多いと言われているが、ワクチンを打っていない子供が多いのと、高齢者と言われている人は、持病を持っていたり循環機能が低下しているからだの方々が多いのだと思います。

 芯体操でよく動くからだを維持している方は、からだの循環機能が良く、筋肉がしなやかであれば、抵抗力も大きいと感じられます。人のいる場所(レッスン場)に出かけるからには、日頃に生活するなかでも感染しない心がけが必要であることは言うまでもありません。今日のようにレッスンがお休みであれば途端に活性化が停滞するのも感じます。やはり、日々の鍛錬が必要です。

 また、芯体操では、マスク着用(不織布)、体温、運動の方法などに気をつけながら行っています。勿論、絶対に感染しないという強い気持ちが大切です。動かすことで心地良くなれるのであれば、週1,2回だけではなく毎日、続けることが一番大事なことかなと思います。でも私でさえお休みの日はついつい、用事があったりでレッスン日のようなわけにはいかないのですから、みなさまも気を付けてくださいね。

 飛沫感染があると言われている限りではそのことについて、良く考えなければなりません。考え方の違いによるという問題では無いと思います。マスク着用と決まっていれば、少数意見を無視するわけではなく、マスクを着けていなくても感染していないと言う方もいますが、この場合は多数の方々がマスクを着けているからこそ、感染を防いでいるとも考えられます。

ロシアのウクライナ侵攻・中国の台湾問題・ミャンマー国軍の介入・北朝鮮の核開発など、世界的に政治の在り方が問われています。唯一の原爆体験国である日本の声はなかなか届かない現状です。そんな中、日本の岸田首相は、「厳しい安全保障環境という現実を、核兵器のない世界という理想に結び付ける努力を行っていく」と、協調しました。

 しかし、安倍晋三元首相殺害事件が起きたことで、旧統一教会のこれまた恐ろしい人間マインドコントロールの実態が露見したにも拘らず、安倍元首相の関わりがうやむやになり、国葬は行われるのか!国民は対岸の烏合の衆なのか!被爆者遺族の祈りはどこに伝わるのだろうか‥等々、休みの日には日頃の穏やかな気持ちが、収まらなくなることも。『パーフェクト』でも聴きながら呼吸法で気持ちを楽に。

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2022年07月30日

『手に感じる心』

  
 手というのはとても不思議。コロナ禍の今は、めっきり触れ合うことがなくなってしまったけれど、芯体操でのレッスンの中で、どうしても触れなくてはならないときに、つい手が出てしまったりするときもある。しかし、この手の役割は見捨てられないことなので、空気のボールを感じながら、呼吸法で手と手の間にうごめく感触を味わって欲しいと一生懸命に取り組んでいる。

 近年は、医療の現場では殆ど手で診るということはなくなっていると感じている。石川啄木が、その点を巧みに表現した詩句がある。
 『思ふこと盗みきかるる如くにて つと胸を引きぬー 聴診器より』
啄木は肺結核のために27歳の若さで亡くなっているが、長く苦しい闘病生活に耐えかねている啄木を回診した医者が、聴診器を胸に当てようとしたとき、「苦しい治療はもうやめたい」、「家に帰りたい」などと思っている心の内を盗み聴かれるような気がして、すっと胸を引いてしまった、ということだそう。
また、別の句では
 『脈をとる看護婦の手の あたたかき日あり つめたくかたき日もあり』 がある。
聴診器のような当時のハイテクなものは、得体の知れないものとして思わず胸を引いてしまったが、看護師の手による触診では、その手の感触の違いを楽しむ余裕がある。看護師よりも啄木の方が接触に敏感な感性を持っているのかもしれないと思わせる句である。

 今のようなコロナ禍の現状になり、レッスンで大きく変わったことがある。それは密を避けるためでもあるのか、早めに来る人が少なくなってきたことだ。逆に言えば、それまではからだをさすり合うということが自然に発生していたことがあったからかもしれない。少しでも肩や背中をさすることで、お互いに気持ち良さそうになり自然に会話もあったように思う。

 少なくともコロナ禍や戦争(ロシアなど)が始まるまでは、つい最近であるのに日本人は世界でもまれに、人に親切で温かい民族として知られていた。震災のとき、われ先にと暴動が起こることもなく、限られた食べ物を分け合ってしのいだ美談は世界的にも称賛を浴びている。日本人の繊細で他者の心情を気遣う性格というのは、日々の生活の中での敏感な触覚がつくり出したものかもしれない。
そんな中で少しずつでも 『手に感じる心』 を取り戻してみたいと思う。まずは、前述の空気のボールを感じてみよう!自分のからだの中に温かい心を取り戻して楽なからだにしてあげよう!決して屈せず、負けない心を大切に・・・切に願う。

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2022年07月24日

音の世界と表現の世界


 読売新聞を購買されている方は、昨日からの「母なればこそ子と歩む」の記事を読まれているかと思いますが、昨日「上」、今日は「中」と連載です。続きが楽しみですが、ピアニスト・辻井伸行さんを育てた辻井いつ子さん(62)の取材文です。伸行さんを1988年9月に待望の第一子として授かりましたが、いつまでたっても目を開けてくれない我が子が、先天性の「小眼球症」と産婦人科医の夫から告げられたのは、数日後でした。全盲で光さえ感じられず、表情も乏しく、生活音に対して過度に敏感で、この子は一生美しいものも見られないのかと涙が止まらなかったそうです。
二人で過ごす昼間は、いつ子さんの好きなクラシックやジャズ、ポップスのCD
をいつも流していました。ブーニンが演奏するショパンの『英雄ポロネーズ』もお気に入りの1枚で8カ月頃に伸行さんは曲に合わせてリズムを取り、別のピアニストに替えると、途端に不機嫌になり、足の動きも止まってしまったそうです。少しでも心が豊かにという願いから1歳5か月の時にピアノの先生につきました。息子が3度目のクリスマスにいつ子さんが『ジングルベル』を口ずさんでいた時、隣の部屋からピアノの伴奏が聞こえてきて、あわててふすまを開けると、10本の指を使っておもちゃのピアノを弾く伸行さんの姿にびっくりしたのです。まだ、おむつも取れない2歳3カ月の息子が、歌に合わせて演奏していたのですから・・・
見えない世界は『暗闇』ではない、音楽を楽しむ姿に救われたと言われます。 

また、羽生結弦さん(27)の自称ファンの私ですが、プロに転向されることになりました。フィギュアスケート男子で五輪2連覇を果たし、国民栄誉賞を受賞され、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑戦し国際スケート連合(ISU)公認大会で初めて認定されたのはすごいですね。しかし、私の思いは彼の音に対する世界があるから魅了されてきました。勝負の世界ではありましたが、求めていた姿は競技ではないと思ってきました。彼の音へのこだわりは体を動かすことをやり続けてきた私にも、僭越ながら理解できることがあります。少しは舞台にも関わってきた自分の感覚の原点でもありました。音といっても音に動きを合わせることではありません。からだのエネルギー効率を高めるというのでしょうか。呼吸と全身の繋ぎが表現となる源であると感じています。勝ち負けではなく規定にしばられることなく自分の喜び、哀しみ、いたわり、表現といっても作られたものではなく、心に溢れる想いで生きること・・・『生きる』そのものが、自分の証であること・・・羽生結弦さんのこれからが、表現者として求め続け、人々の道標でありますように願っています。
そして、微力ながら自分もそんな思い、生きかたを目指してみたいと思います。
今日は、辻井伸行さん、羽生弦結さんに、そして自分にもエールを送りたいです。


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2022年07月17日

治療法の選びかた

 
 「病気になった時は、健康を回復するためにどうすべきか、どんな行動をとるべきかを決めなければならない。その一連の行動を決めるのは自分の責任である。その責任を回避すれば、自分に代わってだれかが決めることになるが、それが自分にとって必ずしも最良の選択になるとはかぎらない。もっとも重要な判断のポイントは、医師などの専門家に診てもらうことが心身の治療系を助けることになるか、それとも妨げることになるかの一点である。判断を誤らないためには、自分の病気の実態をよく理解し、自発的治癒が起こる可能性を損なわずに治療できる方法が現代医学にあるかどうかを知る必要がある。」

 アンドルー・ワイル氏の著書に書かれた言葉であります。この著書が出てからもう20年以上が経ちました。医学の進歩や、有効な代替え医療などもあるかもしれませんが、同時期に私のからだに起きたことは、はるかに年月を超えたとしても今なおこの言葉が生きているのです。

 分らないままに選択をすることのないようなからだをつくりたい…そんな思いで「芯体操」の道を歩んできました。病名の付かない症状と向き合いながら、本来ならこうなっていたのではないかとさまざまに思うことあれど、からだに向き合って共に生きることが私の選択であったのです。その間、色々な方に出会ってきましたが、やはり、ご自分の信念を持っている人は強いと感じます。仮に手術を選んだとしても、からだを知っている方は、回復力がすごいですね。

 とにかく、自分のからだにとって何をすれば良いのかそれだけはしっかり学んで頂きたいと思います。何も分からないで人頼みだけは避けて欲しいのです。私が今、こうしてレッスンを続けられていることは、自分でからだのことが分かるからです。分かれば、適したお付き合いの方法もあるかと思います。特に人に勧められてからだを預けることはとても、怖いことですね。「芯体操」だって、間違ったからだ使いをすれば、良くなるはずが悪くなることだってあります。

 からだの使いかたはとても繊細にお伝えできるように心がけています。手術などや、レントゲン、お薬など慎重に取り組んでくださいね。痛みが軽減することや、薬害を考えますとリスクは大きいです。自然に学ぶことはいっぱいあります。からだがどうなれば良いのか今一度考えてみてください。

 からだづくりに必要な「芯体操」は毎日必要な運動です。頑張りましょうね!

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posted by 津田 美智子 at 19:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記