2023年01月07日
「新年のご挨拶遅れまして申し訳ありません」
「新年おめでとうございます!」やっと、ブログでのご挨拶ができました。ほとんど毎週1回は書いていましたが、昨年は20周年を迎えたお祝いの会をなんとか企画したいと思い続けて過ごした1年間でした。コロナ禍の行方に右往左往しながら月日が経つという中で、何とか動き始めたのは毎月行うインストラクターの勉強会のレジュメ作りの時。なんとかスタートするために2021年の3月の目次に「20周年について」と載せてみました。それまでの5年ごとの記念日は毎回、12月にホテルでのパーティーを企画して大盛況に終えてきました。
それが、不可能になったのですから、全く初めての状況に直面することとなりました。そんな時にどうするかは、投げかけるというやり方です。何かを創り上げるためには、会議の初めに先ずは問題提起をするということ・・・2020年、2021年はどちらも春の2カ月ぐらいに自粛ということでレッスンを休止しました。そして2021年の自粛中の5月に 『パーフェクト』 が生まれました。
この曲が2022年の20周年に至るまで私達に夢と希望を与えてくれることになろうとは誰も予想していないことでした。後は、みなさんの12月の最終週を楽しんで頂けましたか?そうだったら嬉しいです!
新しい年に向かっていける元気があれば、また有意義な日々を過ごせるのではないでしょうか!「また5年先まで 芯体操がんばろう!」って誰かが言ってくださいました。今日は新年明けの3回目のレッスンは木幡教室でした。1回目は八幡教室、2回目は千里コスパよみうり教室でした。からだを動かせることはこんなに楽しいものなのですね!木幡スタジオは1,2レッスンに戻っての時間でしたが、みなさんの笑顔が溢れて身も心も喜んでいるようでした。
痛いところが治ればいいね。くよくよしないで楽しもうね。嫌なことを忘れたり、そうすれば、きっと良い方向に向かえるかもしれないね。しんどかったら、温かーいおかゆもいいかもしれないね。今日は七草がゆの日かぁ〜昔の人は本当に優しかったのかしら。
みんながみんな、幸せになって欲しいです。今日はこんな日記になってしまいました。今年もよろしくお願いいたします。
URL http://www.shintaisou.jp/
2022年12月17日
身体と向き合うことの日々を想う
毎日色々なお教室、色々な人に出会い、色々な動きに挑戦し、色々な身体に出会う。こんな生活をしていると、自分の人生は何を求めているのか分からなくなるかと思う時がある。昨日までの身体に幸せを感じていたのに、今日の自分に戸惑いを覚える。リズムというものは不思議である。一人ひとりの感じ方は信じられないくらいに違う。何十分の一違ったとするだけで、世界は変わる。少しの違いであっても、天と地ぐらい違ってもおかしくはない。では、その違いをどう埋めれば良いのか・・・それは途轍もなく難しいことであるかも知れないけれど、案外と簡単なことかもしれない。
人間がつくり出す、音楽を聴くことでリズムを感じていたとしても、その音源には思い込みがあるかもしれない。メトロノームでつくり出す音と、自然の中で生まれる音には限りなく違いを感じているのかもしれない。私は色々なアーティストの曲を聴いてきたがその人の創り出すリズムや世界観で心に同化したものだけを自分の中に取り入れてきたように思う。一人の人間が絶対的なのではなく、自分自身が絶対的でもない。自分のその時々にある状態は全てのものにあてはまるわけではないのだ。
私の身体は日々変わる特殊な状況であるかも知れないが、だからと言っていい加減な人生とは思わない。『パーフェクト』の曲は、コロナ禍という特殊な環境の中で出会い、自然に作品として生まれたものであるが、和訳を知って作ったわけでもなく、アーティストが好きで彼の曲全てが好きであったわけでもない。そして、色々な動きを組み合わせて作った作品というわけでもない。しかし、この曲、振りは自分自身の中から湧きあがり、生まれたものだった。
多くの作品が残ったのを今、不思議な気持ちで振り返る。どれもが内から湧きあがって一連の流れとなり生まれたもの・・・リズムに合わせたわけでもなく、そのときの身体の状態が感じ取って動いていた不思議な感慨が残っている。身体のバランスを崩していた時も、長期にわたり床に就いていた時も、私は作品を創っていたことに驚きを隠せないでいる。「世界に一つだけの花」は、教室のレッスンの存続を願って、インストラクター、そして生徒さんのために届けたい一心で生まれたものだ。
今、20周年記念を祝うために当時の作品をいくつか挙げてみた中の一つで、今のレッスンの基本が見事にまとめられていることに驚きを隠せない。簡単な振りと思うかもしれないが、「骨を引き離す」 「関節をゆるめる」 「深層の筋肉を伸ばす」運動が見事に入っている。自画自賛ではなく、こういう不思議な出来事に改めて出会い、それを信じることができることに感謝の他無いと思える今がある。
URL http://www.shintaisou.jp/
2022年12月11日
ビートルズ ジョン・レノンの曲 『イマジン』 に想う
1980年12月8日に、ジョン・レノンの殺害事件は起きた。アメリカ ニューヨーク市にある高級集合住宅ダコタ・ハウスの入り口において、マーク・チャップマンに銃撃された。レノンは妻オノ・ヨーコさんと共にレコード・プラント・スタジオから帰宅したところだった。享年40歳、私は健康体操を始めて夢中になっていた頃だ。その後、同じく一世を風靡したクイーンはコンサート・ツアー中、ジョンの代表曲『イマジン』 をカバーした。また1982年のアルバムでジョンに敬意を表し、フレディ・マーキュリーによる楽曲「ライフ・イズ・リアル(レノンに捧ぐ)」も発表している。
話は戻るが、『イマジン』 は、1971年に発表された同名のアルバムに収録されている。生前にジョンは歌詞の一部がオノ・ヨーコさんの詩から拝借したことを明かしており、2017年に本作がヨーコさんとの共作であると認定された。1975年に全英シングルチャートで最高位6位を記録し、1980年のジョンの死後に第1位を獲得した。
放送音楽協会は、1997年に「20世紀を代表する100曲」の1つとして『イマジン』を挙げた。2002年には、ギネスブックを発行しているギネス・ワールド・レコード社が「英国史上最高のシングル曲は?」というアンケートの結果クイーンの『ボヘミアンラプソディー』に次ぐ第2位を獲得し、2005年1月にカナダ放送協会は、リスナーによる投票で『イマジン』を過去100年の内で最も偉大な歌とした。
詩 『イマジン』
想像して 天国なんて無いと やってみれば簡単さ
僕らの下には 地獄もない 上にあるのは 空だけ
想像して すべての人々が ただ 今日を 生きてると
想像して 国なんて 無いと 難しいことじゃないさ
殺める理由も 死ぬ理由もない そして宗教もない
想像して すべての人々が ただ平和に 暮らしてると
君は思うかも 僕が夢想家だって でもそれは 僕だけじゃないんだ
君もいつか 仲間になってくれたら そして世界は一つになるんだ
想像して 何も所有しないって 君にもできるんじゃないかな
欲張ったり 飢えたりする 必要もない 人類はみんな兄弟
想像してすべての人々が 世界を分かち合っていると
君は思うかも 僕が夢想家だって でもそれは 僕だけじゃないんだ
君もいつか 仲間になってくれたら そして世界は一つになるんだ
多数のアーティストによるカバーバージョンが存在しており、これまでにマドンナ、スティービーワンダー、ジョーン・バエズ、レディーガガ、エルトン・ジョン、ダイアナ・ロスによってカバーされているそうだ。
オノ・ヨーコさんは 「ただジョンが、信じていることを歌った曲。世界はひとつで、国や人々の間に隔たりは存在しないという考えを、彼は世界中の人々と共有しようとしていた」と語っている。
今の世に彼のような人が存在していて欲しかったとしみじみと感じながら『イマジン』を聴いている。
URL http://www.shintaisou.jp/
2022年12月04日
人生とは、始まり、過程、結果?
今までの自分を振り返ってみると、全て自分が選んで来ることができたのだろうかと考える。先ずはこの世に生まれたことは、自分の意志であったとは考えられないことであり、過程においては生まれ育った環境は、やはり自分で選んだとも言えない。勿論、その過程では、自分で判断したことは数限りないものだったことは確かではあるが、それがどうなるかまでは考えられるわけではない。「前を向いて歩こう。道なき道を一生懸命歩むことで、自分の後ろに道はできる」それが、私の信念であった。
そして今、私は『芯体操』 という道の途上にいる。身体にとって思いがけない展開に出会ったとしてもそのことは選んでなったわけではない。病院のお世話になるわけでもなく、身体が要求することにだけは、解答を求め続けることが自分の生きる源であったことは確かであった。しかし、その時さえも結果を予期せぬ状態であったことは否めない。
この芯体操20周年という年は、コロナ禍や戦争という大きな試練を受け、世界中の国々に波紋を広げている。なぜ今なのだろうか、誰もが望まないことなのに、起こってしまう。正しい解答は一つと思っている筈なのに、色々な考え方があることも不思議だ。と書いている今、インドネシアのスメル火山の噴火活動が活発になっているというニュースが入ってきた。地球規模で考えると決して他人ごとではないと感じてしまう。
ひと息於いて考える。『芯体操』はいつから始まり、今は過程なのか、結果は既に出ているのだろうかと・・・2002年に名前を発案したのだが、そもそもの始まりは幼い頃、山を走り回っていた、桜の木登りして遊んだ、高校でハンドボールでロングシュートを投げまくっていた、SW(その頃の呼び名)で毎日飛行機の重力を受けていた等々・・身体の感じ方はすでに引き合うことを知っていた。健康体操を初めて知った時から三点倒立、何年かして1点倒立を毎日していたなあって思い出す。そう!すべて「引き合い」だった。
沢山の動きも、内外国を問わず学んだことは、全てリズムで感じ、受け止めていた。
リズムというのは、本来自然が教えてくれるものなので、手足を動かして1,2とやるわけではないということは中々伝えられないことに気付く。若い頃に味わったことは身に付くかもしれないが、年齢を重ねても感じようとすれば面白くなる。それを追い求め続けることが夢と希望を持ち続ける秘策かもしれない。
結果は付いて来ると言うではないか。焦ることはないのかもしれない。今を精一杯生きることが始まりの結果に至るように生きようではないか!それが自分の人生になるのだから・・・
URL http://www.shintaisou.jp/
2022年11月26日
心遣い 見えれば野暮
京都には「御三家」と呼ばれる老舗旅館があります。「俵屋旅館」は国内外から数々の著名人を迎えてきたそうで京都の歴史と文化に根付いた「しつらえ」が魅力だといわれています。どの客室も敷地内にある庭のいずれかが見通せ、古都の自然を私的な空間として楽しめるそうです。こうした庭や建具は京都の職人の手によるものばかり。食材も地元の農家や業者から届けてもらうそうです。庭側の引き戸が全面ガラス張りで断熱性の高い厚さ約1センチの特注品という社長の佐藤守弘氏(56)は京都の職人の高い技術があってこそだと言われます。守弘氏の母で当主の年(とし)さん(90)は 「もてなしも過ぎれば暑苦しい。人への心遣いも見えてしまえば野暮だ」 と語られたそうで、この言葉に長年培われた真髄を感じました。
さらに 「柊家」 「炭屋旅館」 にも共通するものがあります。柊家を定宿とした作家の川端康成さんは 「昔から格はあっても、ものものしくはなかった。柊屋は古都の一つの象徴であろう」と書き残されています。京都で洗練された茶の湯は、古いものや簡素なものの中に美や心地よさを見いだす精神を培ってきました。五つの茶室があり、茶の湯の宿として知られる炭屋の女将、堀部寛子さんは 「京都のおもてなしの心底には、お茶の心が流れている」と解き明かされました。
この記事を読んだときに驚いたのは、コロナ禍に少し慣れた頃に車でよく京都市内を回ってもらい案内してもらったのが、俵屋旅館の後ろ側にある「遊形」 というショップでした。素敵な小物が並んでいる可愛い空間でした。旅館には泊まったことはないですが、石鹸が気に入り我が家の洗面台に置いています。陶器の石鹸置きがとても気に入っています。
そしてごく最近ですが、テレビの番組を見て柊屋旅館で使っているやはり石鹸を知りました。そのお店も直ぐに連れてもらいました。「京都しゃぼんや」 という京都の町屋をリフォームしたお店、色々お話をしながら、こだわりの石鹸を買ってきました!オリーブ果実油、ヒノキ油、ヤシ油、マカデミア種子油などで作られた、とてもすっきりと気持ちいい使い心地です。
海外のホテルで20年経験を積み、昨春、ハイアット系ホテルの総支配人に就いた豪州出身のマシュー・キャロルさんは8年前の来日時に京都の文化に触れ、京都勤務を熱望してきました。彼女は「京都のおもてなしは、海外のホスピタリティーに比べて文化的に深いレベルにある。我々もゲストが求めるより一歩進んだサービスを提供していきたい」と意気込んでいるそうです。私も京都で生まれ育ち、京都の風情をとても愛してきましたので、とても幸せな気持ちになりました。
URL http://www.shintaisou.jp/
2022年11月19日
覚えたことを繰り返してみましょう!
今日は土曜日、木幡スタジオでのレッスンでした。1,2レッスンと2回に分けて行っています。殆どのお教室も2レッスンに分けて感染防止策を取っていましたが、今は木幡教室だけになりました。少し時間は短いですが、目が行き届くという利点はあるかもしれません。あっ!どちらの方が良いという訳ではありません。多いか少ないかということではなく、どちらにしても、夢中ですので楽ということはどちらも無いですね。
1と2は、日に寄りますが内容が少しずつ違います。そのせいか、どちらも受けられる方も増えました。120分ですが入れ替わりタイムに少し休憩してなので楽しんで頂けているかなと思っています。もしもこれがお仕事だったらどうでしょうか。交感神経が緊張し続けていれば身体の声を聞けなくなります。交感神経優位では、知覚に必要な神経伝達物質の分泌が抑制されています。この分泌を促進するには、強制的に、副交感神経を優位にする時間を確保しなくてはいけません。
そう思うと、「芯体操」はすごいなあと思います。(笑)緩急自在と言いますか、身体のすみずみまで緩め、「静」と「動」を使い分けながら全ての呼吸法を自然に使い行っています。ジムに行って同じ動きを何分とか、何回とか繰り返していく運動ではなく呼吸法につながる動きから優しくしなやかに自然に鍛えていく理にかなった運動です。例えば「パーフェクト」を踊ってみますと(そう!踊っているのですよね)とても自然な動きをいっぱい、ちりばめています。数え切れないストレッチが隠されています。1曲終わるととても気持ち良くなります。
「芯体操」は同じ動きを何度かして覚えていくと、それらが繋がって作品になっていきます。それを覚えていけば、どんなにか楽しいことでしょう!自然に引き離し、緩め、伸ばすことができるのです。この20周年を迎えて、それよりももっともっと以前から「芯体操」の道を歩き始めていたのだということに気付きます。自然に呼吸し、自然に動くことで多くの作品が生まれました。それは単に作った踊りではなくて、今に通じる身体の不思議に生きる道程であったと思えます。
その多くの作品達が、全ての疑問に解答をくれます。それほどの動きを繋ぎつつ作られていることに今更ながら、驚きを感じています。その動きの意味を理解することが学びであり、健康に繋がる方法としてみなさまにお伝えしたいと、切に思っています。
歩けなくなった自分が歩くため、生きるために必要だった多くの解答をみなさまにお伝えしたい!しっかり覚えて繰り返してみましょう!今からが必要だから・・・
今からの人生にこそ、必要な運動だから・・・
URL http://www.shintaisou.jp/
2022年11月12日
「からだの不思議」
1週間のうち6日間は、毎日レッスンを続けています。芯体操は、20周年を迎えて20年間5年ごとの区切りに、ホテルでのパーティーを企画してみんなでお祝いをしながら頑張ってきました。長い年月とても大切な時間が過ごせてとても幸せでした。しかし、本来なら5度目のパーティーを目指して忙しいはずの2022年、ここ数年は世界中にコロナが蔓延し、世界情勢を揺るがす問題も起こっています。
マスクのレッスンがすっかり定着していますが、「心とからだの健康」はどんなことが起ころうと人類にとって一番重要なことです。芯体操の役割はとても大きいと思っています。的確なからだ作りは、芯体操に取りましても大きな使命と考え、その効果と結果を目指して実践してきました。からだはきちんと使わないと逆効果になることもありますので、本来自然である身体の機能を充分に働かせてあげることによって楽しい人生を過ごすことも可能です。
過度にからだを鍛えると老化を早めるかもしれません。芯体操は笑い、楽しんでやれることで、実年齢を若くしてくれます。お手玉や、ゴム体操などは、子供の頃遊んだ思い出があります。しかし、単純で易しいかと言えば、なかなか難しかったりでそこが面白くて、笑いが生まれます。何故できないのかな?と不思議ですが、それは究極のリズムが要求されるからかもしれません。
リズムは苦手なんて言っていられません。音が、早くても遅くても、それが私達の生きている世界のリズムだからです。体重をかけないことで病気にならないからだを目指しているからこそ、芯体操の運動は全てリズムに乗って動きます。勿論!無音でもからだのリズムが分かるようになれば、無限に生まれてくる動きは私が生きている限り生まれ、続くことでしょう!
無理なことをする必要はありません。自分のからだをいじめることなく、楽しめること、日常、フルに時間を使っているからこそ「生き生きと」生きることができます。ヒマな人は時間が使えなく目的を達成することができませんね。例えば痛いところがあれば、出来ないことがあれば、面白くなければ、先ずは、呼吸法にチャレンジしてください。芯体操の「パーフェクト」を覚えて動いてみてください。何回も続けてからだが熱くなってきたらきっと何かをやろうという気持ちになるでしょう。動くことは、自分を元気にしてさらに、動きを生み出し動くことで考え、行動することにつながるのです!
*12月までには、今までよりもちょっと進歩してみましょう!それが実年齢よりも若さを保つ秘訣なのですから!からだはとっても不思議で、神秘的です。
来年も「夢と希望」をもって自分を思いっきり愛せるように頑張ってくださいね!
URL http://www.shintaisou.jp/
2022年11月05日
ブログとインストラクターコラム見てください!
毎週1度は書いている私のブログ(芯体操日記)と、毎月1回の「インストラクターコラム」は芯体操のHP(ホームページ)で検索すれば、見られます。携帯電話でも、簡単に出会えますので是非、ご覧下さると嬉しいです!また、ほぼ毎月発行しています「芯体操だより」の巻頭文があるので、さすがに頭が働かなくてしばらくぼーっとしているときもあります。おこがましいですが、思わず小説家など書くことを生業(なりわい)にしている方々のご苦労を思うと頭が下がります。
私は『奇跡の芯体操』T、Uと2冊の本を出版させていただきました。拙い文章であっても芯体操についての経緯や、内容、思いなどであれば、何万字であろうとも、書き続けられたのですが、それは自叙伝のようなものでテーマは1つ、ものすごい集中力で考える間もなくどんどん生まれてきた言葉を紡いでいただけでした。ところが、日々レッスンしながら過ぎる時間の中で、何かをテーマに書くということは、リズムを感じて生きているだけにちょっと回路が違うように思います。
もう少しゆったりできていたら、ふっと書きたいことが湧いてくるかもしれません。レッスンが忙しいというわけではありません。呼吸法をしっかり使い無の境地に存在する自分があるからこそ毎日レッスンを続けることができています。ありのままでいることが幸せになれる自分だからこそ、新たなエネルギーが生まれます。そのエネルギーは全て芯体操を存続できる力になればと願っています。
何年か前に、インストラクター全員に、「書くこと、考えること、実践すること・・・」そんな思いで書くことをお願いしました。最初は、毎回緊張されていましたが、少しずつ一人ひとりの個性を感じるようにまでなりました。書くことの大切さをつくづく感じさせられる今日この頃です。私達が学ぶことで芯体操がより深い内容となり、多くの人に健康で健やかな日々を過ごしていただけるように願っています。
歩けること、食べられること、ボケないこと、おしゃれでいられること、本が読めること、笑顔でいられること、お話ができること、病院には行かないこと等々、挙げればきりがないほどですね。これらの願いの多くは、芯体操が満たしてくれると自負しています。出かける目的があるのは本当に大切なことです。それも、身体が変わる、心が変わる、長い年月をかけて実践しながら育んできた「芯体操の世界」に是非ともお越しください。お友達や、気になる方にもお勧めしてください。
人に寿命があるならば、その日まで元気に、幸せに生きたいですね!
書き始めはうろうろして、書いているうちに思いが膨らみます。
今日も読んでいただいてありがとうございました!
URL http://www.shintaisou.jp/
2022年10月29日
なぜ呼吸法が必要か?
芯体操では、呼吸法をとても大切にしています。「パーフェクト」を考案したのは、コロナ禍の真っ最中ですが、世の中が混乱している中、こんな時こそレッスンを続けたいという思いは大きかったのです。自粛中こそ、自律神経を整えることが必要だと考え、毎日午前中は、自分レッスンを続けていました。色々考えるのではなくその頃に出会ったエド・シーランの曲「パーフェクト」を流しながらひたすら呼吸法に集中していました。安坐ポーズはとてもからだに良いので、曲を聴きながら心が落ち着くと自然に手を動かしたくなり、呼吸を意識するとどんどんイメージが湧き上がり何度も何度も繰り返している間にきっちりとはまりました。《目指せ!安座ポーズ》
初めてインストラクター勉強会で披露してみたらとても気に入られ、早速各お教室でお伝えしてもらっています。自律神経とは、呼吸や心臓を動かすなど生命活動を司
(つかさど)る神経のことです。人間がこの世に宿った瞬間から自然に備わっていた大切な力です。自律神経が乱れ免疫力が低下すると、疲労物質を処理することができなくなり、肩こり、腰痛をはじめ、冷え、アレルギーといったさまざまな症状が出てきます。それがさらに進行すると、生活習慣病と呼ばれる慢性病や、がんなどの大病につながるのです《目指せ!自律神経のバランスを良くする》。
芯体操を通じていつも思うことがあります。それは疲れが病気へと進行する前に早めに手を打つことができれば、いつまでも健康で楽しく幸福な人生を送ることができるだろうということです。こけた人や足、腰の痛みを訴える方がいらっしゃいますが、お聞きすると転んだけれど大事に至らなかったり、骨折した方もこけ方が良かったのか、あまりにもからだが良く動くので、お医者さんが驚かれるというお話もお聞きします。恐らく芯体操のみなさんは、治りが早いだろうと思います。《目指せ!こけるな》
今までも、こけないためにコロナ禍が少しずつ落ち着いてきたのかなという中で、ストレッチは勿論のこと手足の関節を緩め、深層の筋肉を伸ばし、骨の向きの改善を願ってきました。今後は、さらにしっかりバランスを取って歩けるように、立位に至るまでの運動に力を入れていきたいと思っています。
また、睡眠の質を上げるためにも、寝るときの姿勢は仰向けがベストです。芯体操では、骨盤や肩甲骨を動かし、猫背などの姿勢の改善に力を入れ、「芯」を感じる運動が中心となっています。枕も高すぎず、呼吸も楽に鼻呼吸でリラックスできると深く眠ることができます。理想は「大の字で寝る」と言われますが、芯体操の最終の理想は踵がつく、つまりからだに芯が貫いているようなイメージが持てたら良いなと思います。勿論力を入れないので無意識での話ですが・・・《目指せ!仰向け寝》
URL http://www.shintaisou.jp/
2022年10月22日
《 時を豊かに重ねて 》
素敵な言葉に出会いました。1日、1日がなんと早く過ぎていくのでしょう。あまりにも早く感じるのは、良いのか悪いのか・・・やることがあるのはとても幸せなことだと思います。しかし、年を取るのが早いのは困りますね。レッスンを続けているからこそ、からだは動いてくれますが、やはりそのリズムが崩れると老化するのはあっという間かなとも感じるようになりました。だからこそ、お伝えしたいことがいっぱいで、焦ってしまいます。
特にコロナ禍による自粛傾向が続いた影響は大きかったと思います。八波の懸念もありますが、やっと少しずつ気持ちが落ち着いてきたようですね。これでレッスンにかけられるかと思うのですが、お孫さんを初め、ご家族のお世話などで休まざる負えない状況などが増えているようです。それでもなお、芯体操だけは続けると頑張ってくださるのが嬉しいです。
レッスンでは、どのお教室でも年末に向けてたくさんの運動を提供できるように、インストラクター勉強会を開いて頑張っています。特に、エド・シーランの『パーフェクト』の作品は、かなりの方々に浸透してきました。呼吸法をしっかり使い固い関節をゆるめ芯を通して歪みを改善するためには、最もお勧めの運動です。CDを買っている方も増えています。音楽の効用も大きいので是非、チャレンジしてください。
分からないことがあれば、何でもインストラクターにご相談くださいね。『パーフェクト』の曲を流してゆったりとした時間をもつ。豊かな時間を過ごすことが必要です。最近、親子で整理アドバイザーの資格を持ってテレビに出演されていますが、整理整頓が心にも影響を与えるとのことで、自宅を紹介されていました。なるほど、物が少ないので、すっきりしています。しかし整理にプラスチックの棚や箱などで分類されていますが、私はそんな無機質な空間には、したくないなという気持ちが大きかったです。
人の好みは違ってよいのですが、『芯体操』をされているみなさまには、あまりお勧めしたくないなと思いました。例えば食器でも最低限で良いというより、心が喜ぶ素敵なお皿や、お抹茶、紅茶、珈琲、日本茶などそれぞれのお茶碗で楽しんで欲しいなと思うのです。人の丁寧に作られた作品からは、色々な思いが伝わります。そんなこんなで何十年という年月に集まった食器は凄い数ですが、その殆どをその日の気分で色々使って楽しんでいます。
《時を豊かに重ねて》 大好きなものに囲まれて過ごしてきた日々はかけがえのない宝物かなと思える今日この頃です。
URL http://www.shintaisou.jp/