2023年03月05日
浅田真央さんの「BEYOND」
以前からアイスショーのことを知っていましたが、羽生結弦さんの「GIFT」ライブ
は、テレビで観ることができ映りが完璧ではなかったけれど、とても良かったので真央さんのも是非、観たいなと思っていました。こちらは大阪公演なので、チケット無理かなと思っていたら、なんと昨日無事に行くことができました。電車は本当に久しぶりなので、しかも体調も本調子ではないので心配でしたが、門真市なので頑張ってみました。京阪京橋駅から地下鉄で門真南駅まで、近いようで遠かったです。
テレビでこのアイスショーを目指す真央さんのドキュメンタリーを観ていましたので、メンバーを選ぶ時からの苦労がしのばれます。羽生さんは1人でしたので3時間(40分休憩あり)のエネルギーの凄さ、真央さんは休み無しの90分、しかし終わったのは2時間後、10人のメンバーがいますが、気持の持続はどちらも凄かったです。引退するまでの日本のフィギュアスケート界の牽引力となった、それぞれの力を今更ながら感じさせられました。
そのお2人が、自分の世界を広げ、一つの世界を創り上げたのですからフィギュアスケートの常識を覆したというべき快挙です。点数や規制概念で作られた世界を変えたのです。それまでにもアイスショーはありましたが、映像や照明技術などが進化してきていることも勿論、大きいですね。しかし選手時代から、それぞれの芸術センスは凄かったなってしみじみと感じられるひと時でした。
女性と男性の違いはありますが、それぞれの個性が引き立って興味深いショーだったと思います。真央さんは年齢制限でオリンピック金メダルを逃しましたが、そのままでは惜しかったと思っていました。彼女のしなやかな演技は、厳しい訓練を乗り越えた10名のメンバーにも感じられない異次元の世界観がありました。さすがだなと思わせる雰囲気が伝わってくるのです。手の先の伸びの先までも止まってないのです。
そんな時に私も、ふっと〈芯体操〉の世界に戻ります。普通に求めているものとは違うのだなってつくづく実感します。だから本物を追求したいと思います。それがあるから、新しい世界が生まれるのだろう。「BEYOND」 のメッセージ、「何度だって 立ち上がる 私たちの進化の物語」
羽生さんのアイスショーもライブで観たいなって思います。芯体操の舞台も、DVDより生で観るのが良かったのですよ。そんなことまで思い出します。何でも経験してきて良かったな!何事も前向きに生きていくことが大切だものね!年月重ねてきた今でもそう思えて幸せです。真央さんを観ながら、羽生さんとダブった1日でした。
URL http://www.shintaisou.jp/
2023年02月25日
自分の今について考える
連日、ロシア軍によるウクライナ侵略のニュースに気を取られ、新聞の朝刊、夕刊、テレビのニュースなどを見てはため息ばかりの毎日。私には芯体操のレッスンがほぼ毎日あるので、本当にありがたく思う。昨日でもう1年が経ったけれど、戦争は終わらない。そんな状況の中では、ウクライナ国民の悲惨な生活を思うと居ても立っても居られない気持ちになる。
今年もまた、ウクライナのために芯体操で何かできないかなと思いつつ、木幡レッスンに出かけようと外に出ると「オー」という声と共に托鉢僧が回っておられる。あわてて手を挙げてお布施をお渡しする。この辺りは、東福寺から来られているようで、伏見稲荷に住んでいた小学生の頃にも東福寺の修行僧が鉢をもって各戸を回っていた。その時の母の姿を見ているので、今でも出会ったら鉢ではないが、布の袋で受けてくださる。お互いにお辞儀をして束の間、清々しい気持ちになることができた。
前回ブログに書いた占いのお話、決めたことは「雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ」精神で進め、動じません。あえて損を引き受ける側に回るようなことも。正義感で活動する姿や生き方がピカッと光り、人を引き付ける。なんて、少しは元気の出る回答も。仕事運は、現状維持で、さらには、現在の取り組みを地域へ広げる。草の根運動のように地道に根付かせて。どちらかというと若い人向きの占いかもしれないけれど、生月日で調べるから、そして、確かに歩んできた道であったことは間違いないなと思いながら少し元気になれたかもしれない。
我が家では、2021年11月から、パン&チーズ&ワイン頒布会に申し込みしている。毎月、フランスの厳選ワイン2本と、パリの人気ベーカリー「ル・フルニル・ドゥ・ピエール」から2種類ぐらいのとても美味しいパンと、ゆっくり熟成されたチーズが送られてくる。冷凍パンは、常温にしてから予熱したオーブンで決められた時間焼くと人気のシェフの作りたてが味わえる。
丁度、コロナ自粛期間中に、戦争が始まった。最初の頃は、ウクライナの色々な街の様子が映っていて、美しい自然の中で、家族の温かな団欒を楽しんでいたことが伝わってきたのだけれど、我が家に送られてくる食事がその雰囲気とダブってくるので、ふと悲しくなってしまう。日本食とも違って、何かとても暖かいのだ。それだけに、悲惨な現状に申し訳ない、悔しいというやりきれない思いも大きい。
支離滅裂だが今、自分に出来る芯体操を精一杯お伝えすることが結局は、人の為に生きることになるのだろうか。
URL http://www.shintaisou@ares.jp/
2023年02月19日
>雨の日曜日もまた楽しきかな
新聞、雑誌、読みたい本などに囲まれて気ままに手に取り、色々目を通してみる。新聞のニュース欄などには世界に起こっている時事問題について論説しているので、つい読んでしまっては、胸が痛くなることが多い。今のままで行けばウクライナ侵攻だけに終わらず、世界戦争になってもおかしくないと思える。これからの何年か先についてさえ、幸せの保証すら確約できず自分の子供たちの時代を思うと、彼らはどう生きることができるのだろうという恐れさえ感じてしまう。
私たちにできることは何だろうかと考えてしまうと無力感にも襲われる。天地の自然現象に対する恐れもトルコ地震、死者4、6万人という数字が出ていると、単なる心の持ち方では解決できないこともあるのだと思い知らされる。
それでも、雑誌に目を通してみると、様々な分野で活躍している人もたくさんいる。浪曲は、節と啖呵で物語を聞かせる浪曲師と、それを支える曲師(三味線奏者)との2人3脚で成り立つ芸である。その現役最年長の曲師である玉川祐子さんは、昨年に100歳を迎えられたという。今も、孫ほど歳の違う浪曲師、港家小そめさんの相三味線を務めているという。シャキッと立たれている笑顔が若々しい!
戦後の日本は戦争の悲惨さを知っているからこそ、少しでも一生懸命の生き方をしてきたと思える。今の戦争でまた多くの人間が亡くなっている。繰り返してはいけないとつくづく実感する。しかし、随分と前に観た映画『猿の惑星』だったかで、すでにこの現実を想定したストーリーを思い出した。定かではないが、壊された都市の残骸の中に残された「自由の女神」の映像で終わっていたのが、印象的だった。
あれやこれやと思考が、忙しく働く時間を重ねながら、ふと雑誌の占いに興味が湧いた。私は占いは信じないし、殆ど興味がないのだが、「人間の本質を鋭く見抜くのはもちろん、具体的な行動の指針を示してくれるので、家族、社会と関わりながら自分らしい生き方を模索する大人の女性にぴったり。」という文に惹かれた。
生年月日を基本にしたもので、「2023年のキーワードは風。流動的、スマート。気長に構え、柔軟なこころで優美にしなやかに」という言葉にも惹かれ、「終り良ければすべて良しを目指して進む年に!」にも共感した。対人運は相手の話をゆっくり丁寧に聞いて、良きアドバイスができる。健康運は、心身が密接に繋がっている年で、心の波が直ぐ体調に出やすい、年間を通して水分を上手に摂って。など、自分の気持ちに沿った言葉が心に響いてきた。
忙しい日々を送りがちだが、心が落ち着く時間を持つことができたように思う。
URL http://www.shintaisou.jp/
2023年02月12日
久しぶりの電車に乗る
少なくともコロナ禍の始まりから数えても電車に乗るのは、4年目になります!その前はというと殆ど毎日のレッスンは、車ですのでやはり記憶にないですね!昨日は電車で、大阪難波にある松竹座にOSK日本歌劇団の 「春のおどり」 1部 ミュージカル・アクト『レ・フェスティバル』 と2部 『未来への扉〜Go to the future〜』 を観に行きました。これまた、久しぶりの舞台でした。みんな待ちかねていたのか多くの人で、2階席でしたが、結構良い感じに観られたのでホッとしました。
OSKといえば昨年に100周年を迎えたのですが、存続するのが大変で、何とか応援してあげたいという気持ちでいましたし、トップの方やメンバーの方に魅力があった時はとても楽しく観るのが楽しみでしたが、今回はちょっと残念ですが期待外れだったかな?でも、夢も希望も持ち続けて欲しいなと改めて応援したいと思いました。私も少しは舞台に関わってきた経験がありますが、毎年生徒さんが楽しみにしてくださるのがとても励みになり頑張れたかなと思います。OSKは宝塚歌劇とはまた違う個性もあります。コロナ禍により、世界中で色々な影響を受けているお仕事も多いですが、なんとか持ち直して欲しいと改めて考えさせられました。
ところで、道頓堀も久しぶりでしたが、すごい人並みでした!有名なグリコの広告などを背景に写真を撮る人や、ものすごい行列しているので何かなと見るとその先には、たこ焼きや、10円パンとかカップルで食べている人も多く、驚きの光景でした。心斎橋筋に向かって歩き出すと『星乃珈琲』のお店が・・・このお店は2011年に埼玉県に1号店がオープンし、2店舗目は新宿東口に「スフレパンケーキ」と共に誕生。あっという間に全国的に流行し京都の伏見店も出来て、何回も行きました。
そのお店が心斎橋筋あたりに2軒もあるのを知らず嬉しくて入ってみると中の雰囲気が違ったのでよく行っていたもう1軒のお店ではなかったけれど、久しぶりのパンケーキもグラタンもとても美味しかったです。本当に色々なところに良く出歩いていたのだとつくづく感じました。心斎橋には千里中央のよみうり文化センター時代に歯の治療に通っていました。京都から名神高速で千里まで行き、レッスンを終え、御堂筋線で難波までというコースです。家からだとその医院までは無理ですが、
名神で千里中央、そこから20分ほどで、往復はとても楽しかったのです。そのルートでは舞台衣装の布を買ったり、心斎橋店チャコットさんもあり、凄いスケジュールでしたが、広い行動範囲を精力的に動きまくっていたなと思い出が蘇りました。
だから、当時は電車にもよく乗っていたので、久しぶりという感慨にふけることができたのでしょう。様々な人を物珍し気に見ている自分との出会いがあった1日でした。
URL http://www.shintaisou.jp/
2023年02月05日
からだについての不思議な世界
どんなにできる人も、初めから一流ではなく、誰もがはいはい、よちよち歩きから始める。という文章が目に入った。そうだよねーっと当たり前のことが心に響く。芯体操として歩んでくる道のりは決して平坦ではなかったけれど、自分のからだを動かしながら発見したことを伝えるという、ごく当たり前なことが決して当たり前ではないことを思い知りながら一途にやり続けてきた。
気が付いてみると芯体操以前の年月を合わせてみると48年の日々留まることは殆どなく健康体操としての道が繋がっている。人のからだは、病気やケガ、障碍などで思い通りにならないことが多いが、この思い通りにならないことが、思ってもみない体験や出会いをもたらすことがあることを知る。小さなきっかけから改めて自分の運命に向き合ってみる。
障碍というアクシデントに出会った私だが、とにかく迷いがなかった。からだというのは本当に不思議な可能性を宿している。障碍者かという状態になっても病院のお世話にならずに見かけ普通の人のように過ごしている。人間にはしっぽが無いけれど尾骨がしっぽであり、そのしっぽが椎骨であることを体感し、椎骨7,8個ぐらい欲しいと思い続けた。背骨が縮む体験をしたことで人が感じない感覚を知った。そこから坐骨乗り運動が始まった!
できなかったことができるようにすることで、芯体操は生まれたのだ。夢中になることは決して楽なことではないけれど、生きるという生命力が生まれからだは変わる。何度も死ぬ思いをしながら同時に希望が生まれる。辛くて悲しいはずなのに、楽しいと思える。リズムは、からだの生命だ。多くのアーティストの音楽を友としながら歩み、多くのからだの動きが生まれるのを感じ続けてきた。
たくさんの作品の数々は、私に動きや技を生み出す糧となった。組み立てて作るのではなく生み出すことのできるからだとなった。だから・・・これからも作品を作るのではなく、自然に創られた動きでありたい。その生命力を信じて芯体操がさらに人の心とからだを揺るがす存在でありたいと思う。
初めて芯体操を知って、始められた方にも分からないことがあったとしても新たな世界を知るチャンスだと思って、楽しく取り組んで欲しい。頭でくよくよ考えるよりも、取り合えずからだを動かしてみること、発見することで身体の不思議と出会ってほしい。年齢に関係なく、動かしてみることが人生を生きることに繋がると信じて共に歩んでほしいとしみじみ思う今日この頃である。
URL http://www.shintaisou.jp/
2023年01月29日
『ファーストペンギン』 を読んでいます
ある日、新聞を見ていますと、いつも目を止める本の紹介の中で、『ファーストペンギン』という題名に興味を持ちました。最初のペンギン??って?その作品の講評を読んでみると、ペンギンが仲間と行動するとき、例えば海に飛び込む時に、群れのなかから最初に飛び込むペンギンのことを言うらしいのです。
最初に飛び込むペンギンは、ふかなどに襲われ食べられてしまう恐れがあるので、それを察知して行動する勇気あるペンギンということです。著者は、坪内知佳さん(36歳)。結婚、出産されましたが24歳でシングルマザーになり、様々な偶然が重なって、山口県萩市に住んでいたことから萩大島の漁師との出会いがあり2010年に「萩大島船団丸」代表に就任し、事業をスタートしました。
2017年、日本に最も影響を与える「次代を創る100人」に選ばれ、私は知らなかったのですが、日本テレビ系ドラマでも放映されたそうです。私は前知識がなかったので 『ファーストペンギン』という言葉の意味をわくわくしながら想像を膨らませ、お取り寄せした本を読み始めた次第です。 みなさまも、良かったらお読みくださいね。また、お話しできると良いですね。
ところで、この数日のお天気には、ハラハラドキドキしますね!25日のくずは教室はお休みになりましたが、24日火曜日の亀岡は、晴れてレッスンすることができました。ホッとしたり、くずはレッスンお休みのお知らせをして頂いたり、ダンスチームの方々が、連絡網を作ってくださっているので、しっかり連絡でき、いつもながらありがたいです。
26日八幡教室、27日千里コスパよみうり教室、そして今日の木幡スタジオでのレッスン寒さに負けずみなさまと楽しく動けました。その間、列車や道路の積雪で大変な思いをされた方々もたくさんいらっしゃいましたね。日本が、世界が、そしてロシアとウクライナの戦争、コロナ禍での3年間、国会ではコロナ「5類」決定事項が発表され5月8日移行とのことです。マスクも個人判断に委ねるとのこと。どうしましょう!
そんな中、今日ワクチン接種5回目を受けてきました。近くの病院に予約していましたので、木幡レッスンを終えてから、空いていてとてもスムーズに終りました。明日は日曜日ですので、大丈夫だと思います。あと3日で2月ですね。もう0時過ぎました。本当に「芯体操日記」になってしまいましたが、1日、1日大切に生きたいとしみじみ思いが深まります。今日のレッスンでは、2つ、3つ問題点が発生しました!もう少し、丁寧に進めなくては・・・私の反省点ですね。でも、楽しくをモットーに・・・そうそうみなさまの笑顔を見ると元気になります!今日もありがとうございました!
URL http://www.shintaisou.jp/
2023年01月21日
20周年の重みをしみじみと感じています
2022年20周年2月、2月2日の結婚記念日に、なんて「2」が多いのだろうと思いつつ過ごしていた昨年の今頃を思い出しています。この年を祝うためにみんなで一緒に考え進めていかねばと気を引き締めてスタートしました。2017年の15周年を祝う会は2002年(これも「2」ですね)創立以来、4回目(5年ごと)でホテルでのパーティーを開くことで、目標設定も出来ていました。毎年秋のよみうり文化センターや八幡市の舞台のため1年中脳とからだを使っていましたので、迷うことなく歩んできました。
しかし、5回目の昨年はその3年以上がコロナ禍のために自粛を迫られ、いかにレッスンを続けられるかという模索の年月を過ごすことになりました。お教室でのレッスンはみなさまの健康管理に心血を注ぐという気持ちを保ち続けることが、気持の支えとなってあっという間に20周年を迎えることになったのです。
このお話はもう何度も繰り返していますが、最近新入会の方が参加され、どういう運動なのかと思う方々もいらっしゃいますね。秋ぐらいからレッスン内容にも変化がありましたので、芯体操の経緯をお伝えして、共にお仲間として楽しんで頂きたいという思いがありました。
突然、ダンスがあったりで驚かれたこともありましたね。無理なく芯の通るからだづくりを目指しているのは変わりませんのでご安心ください。でも、芯体操の理念はしっかりとした確信を軸にしたとても自然な流れに沿って歩んでおりますので未知の世界を探りながら楽しんでくださることを願っています。
1月号の芯体操だよりは、頑張って2つ折り4面の新聞になりました!配り終えるまで「見ないでね!」と言いながら、「はい!開けてください〜」と言うと、ワーッという歓声が上がりました。とっても、嬉しかったです!それまでは、12月にパーティーを開き、
1月にみなさまの感想を載せた特集号を新春に発行していましたが、その中にはいつも、初めて会場で300名余りの芯体操の生徒さんと出会われ、こんなにたくさんの仲間がいるって、とても感動される方が多かったので、今回は各お教室だけで終わるのではなく、やはり同じ気持ちで過ごし、祝いたいという強い思いがありました。
この写真の中には、とても楽しんでくださった思いが溢れているように感じました。
離れていても一緒に、『パーフェクト』も、『アマランタイン』も、お手玉も、優しく翻(ひるがえ)る布も体験できましたか?年齢を考えている暇はありません。
私の思い 『前向きに一歩ずつ、今を精一杯生きる』 だけですね!
URL http://www.shintaisou.jp/
2023年01月14日
目の前のことに精一杯生きること
今日は、録画してもらっていた「羽生結弦さんと内村航平さんの対談」を見ることができました。どちらもそれぞれの競技でオリンピックや世界選手権などに挑み、金メダルを獲得した経験をもち、長きに渡って絶対王者として君臨してきました。2人は互いに互いをリスペクトしながら熱望していた対談を遂に実現したのです。
そのどちらも私にとっても多くの人にとっても引退されることに一抹の寂しさを感じていましたが、お話の中で、お互いにまだまだこれからやりたいことがあるという気持ちを高め合い、羽生さんのアイスショーにも内村さんが参加されるという、わくわくする企画があるそうです。羽生さんのアイスショーはとても見たいですが、チケットが手に入りそうにないので、せめて放映してくれないかと願っています。
「自分の道は自分で切り開く」 私にとってもお2人に共通した信念はとても自然に入ってきます。周りの力を借りながらも結局、判断するのは自分です。その情熱や強い思いが周りを動かします。今を精一杯生きていたら自分の後ろに道が出来る。そんな思いでこの道を辿って、今年48年目に入りました。前述のお2人はまだ、28歳と、34歳だそうですから、これからどんな生活になるか、楽しみですね。仕事、結婚、子育ての道も私には必要だったけれど、その先に自分の道を切り開き歩めてきたことはとても幸せだったと思います。
『芯体操』 は殆ど未知数の世界です。不思議な世界を体験した私のからだでしか伝えようのない体感を味わってきました。それを、長い年月をかけて少しずつ体系化してきました。それでも、この感覚を伝えることは非常に難しいことだと感じています。しかし、これでしかからだを変えることはできないので、何があってもめげずに頑張っています。
羽生さんが目指している、4A(4回転アクセル)は今シーズンに17歳のイリア・マリニンが成功して世界を変えました。でも彼は羽生さんが2連覇中だった、北京オリンピックで4Aに挑み、あと1歩のところまで近づいた姿を見つめていたのです。マリニンは、「彼が与えてくれたインスピレーションは多くの人が認めてくれていると思います」 「彼からインスピレーションを得たこと、彼のおかげで4回転アクセルを跳ぶことができたということを示したい」 と語っています。
不可能を可能にするには、いつの時代にも精一杯生きている人がいる限り伝えていくことができるのでしょう。僭越ながら、私も『芯体操』 をそんな思いで大切に伝えていきたいと思っています。
URL http://www.shintaisou.jp/
2023年01月07日
「新年のご挨拶遅れまして申し訳ありません」
「新年おめでとうございます!」やっと、ブログでのご挨拶ができました。ほとんど毎週1回は書いていましたが、昨年は20周年を迎えたお祝いの会をなんとか企画したいと思い続けて過ごした1年間でした。コロナ禍の行方に右往左往しながら月日が経つという中で、何とか動き始めたのは毎月行うインストラクターの勉強会のレジュメ作りの時。なんとかスタートするために2021年の3月の目次に「20周年について」と載せてみました。それまでの5年ごとの記念日は毎回、12月にホテルでのパーティーを企画して大盛況に終えてきました。
それが、不可能になったのですから、全く初めての状況に直面することとなりました。そんな時にどうするかは、投げかけるというやり方です。何かを創り上げるためには、会議の初めに先ずは問題提起をするということ・・・2020年、2021年はどちらも春の2カ月ぐらいに自粛ということでレッスンを休止しました。そして2021年の自粛中の5月に 『パーフェクト』 が生まれました。
この曲が2022年の20周年に至るまで私達に夢と希望を与えてくれることになろうとは誰も予想していないことでした。後は、みなさんの12月の最終週を楽しんで頂けましたか?そうだったら嬉しいです!
新しい年に向かっていける元気があれば、また有意義な日々を過ごせるのではないでしょうか!「また5年先まで 芯体操がんばろう!」って誰かが言ってくださいました。今日は新年明けの3回目のレッスンは木幡教室でした。1回目は八幡教室、2回目は千里コスパよみうり教室でした。からだを動かせることはこんなに楽しいものなのですね!木幡スタジオは1,2レッスンに戻っての時間でしたが、みなさんの笑顔が溢れて身も心も喜んでいるようでした。
痛いところが治ればいいね。くよくよしないで楽しもうね。嫌なことを忘れたり、そうすれば、きっと良い方向に向かえるかもしれないね。しんどかったら、温かーいおかゆもいいかもしれないね。今日は七草がゆの日かぁ〜昔の人は本当に優しかったのかしら。
みんながみんな、幸せになって欲しいです。今日はこんな日記になってしまいました。今年もよろしくお願いいたします。
URL http://www.shintaisou.jp/
2022年12月17日
身体と向き合うことの日々を想う
毎日色々なお教室、色々な人に出会い、色々な動きに挑戦し、色々な身体に出会う。こんな生活をしていると、自分の人生は何を求めているのか分からなくなるかと思う時がある。昨日までの身体に幸せを感じていたのに、今日の自分に戸惑いを覚える。リズムというものは不思議である。一人ひとりの感じ方は信じられないくらいに違う。何十分の一違ったとするだけで、世界は変わる。少しの違いであっても、天と地ぐらい違ってもおかしくはない。では、その違いをどう埋めれば良いのか・・・それは途轍もなく難しいことであるかも知れないけれど、案外と簡単なことかもしれない。
人間がつくり出す、音楽を聴くことでリズムを感じていたとしても、その音源には思い込みがあるかもしれない。メトロノームでつくり出す音と、自然の中で生まれる音には限りなく違いを感じているのかもしれない。私は色々なアーティストの曲を聴いてきたがその人の創り出すリズムや世界観で心に同化したものだけを自分の中に取り入れてきたように思う。一人の人間が絶対的なのではなく、自分自身が絶対的でもない。自分のその時々にある状態は全てのものにあてはまるわけではないのだ。
私の身体は日々変わる特殊な状況であるかも知れないが、だからと言っていい加減な人生とは思わない。『パーフェクト』の曲は、コロナ禍という特殊な環境の中で出会い、自然に作品として生まれたものであるが、和訳を知って作ったわけでもなく、アーティストが好きで彼の曲全てが好きであったわけでもない。そして、色々な動きを組み合わせて作った作品というわけでもない。しかし、この曲、振りは自分自身の中から湧きあがり、生まれたものだった。
多くの作品が残ったのを今、不思議な気持ちで振り返る。どれもが内から湧きあがって一連の流れとなり生まれたもの・・・リズムに合わせたわけでもなく、そのときの身体の状態が感じ取って動いていた不思議な感慨が残っている。身体のバランスを崩していた時も、長期にわたり床に就いていた時も、私は作品を創っていたことに驚きを隠せないでいる。「世界に一つだけの花」は、教室のレッスンの存続を願って、インストラクター、そして生徒さんのために届けたい一心で生まれたものだ。
今、20周年記念を祝うために当時の作品をいくつか挙げてみた中の一つで、今のレッスンの基本が見事にまとめられていることに驚きを隠せない。簡単な振りと思うかもしれないが、「骨を引き離す」 「関節をゆるめる」 「深層の筋肉を伸ばす」運動が見事に入っている。自画自賛ではなく、こういう不思議な出来事に改めて出会い、それを信じることができることに感謝の他無いと思える今がある。
URL http://www.shintaisou.jp/